ハニーバン
表示
ハニーバン | |
---|---|
市販のハニーバン | |
種類 | スイートロール |
発祥地 | アメリカ合衆国 |
地域 | ノースカロライナ州 |
考案者 | ハワード・グリフィン |
主な材料 |
蜂蜜 酵母 シナモン |
Cookbook ウィキメディア・コモンズ |
ハニーバン(英: Honey bun)は、生地の中に蜂蜜と渦巻き状のシナモンを加えて揚げた酵母パスティであり、アイシングで照りがつけられている[1]。一般的に知られているベーカリー製品であるスイートロールとは異なり、ハニーバンはリトル・デビー、ホステスやダッチェスのような企業によって製造され、コンビニエンスストアや自動販売機などでよく見られる。標準的には個別包装、単独、もしくは箱詰めで販売されており、冷凍、出来立てのまま、もしくは常温で食べられる軽食または携帯用の朝食アイテムである[2]。
歴史
[編集]ハニーバンは1954年頃にノースカロライナ州グリーンズボロにあるグリフィン・パイ社のハワード・グリフィンが発案したとされている[3]。
文化
[編集]刑務所販売部で販売されているハニーバンはアメリカの刑務所内で通貨として用いられてもいる。フロリダ州では2010年の時点で1ヶ月につき27万個を売り上げている[4]。報道された事例としては、マイアミにある少年施設で看守に使嗾された一部の収容者が同じく収容されていた10代の少年に暴行を加えて死亡させた事件に際し、暴行を加えた報酬として看守はハニーバンを用いていた[5]。この事件を調査した国選弁護人が「ここでのハニーバンは100万ドルのようなものだ」と語ったと伝えられている[6]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “Honey Buns | Little Debbie” (英語). littledebbie.com. 2021年3月22日閲覧。
- ^ “State: Honey buns - N.C. history with a sweet, sugary glaze”. The Stanly News & Press (2021年3月15日). 2021年3月22日閲覧。
- ^ “Honey buns: N.C. History with a sweet, sugary glaze” (7 March 2021). 6 January 2023閲覧。
- ^ Harwell, Drew (December 31, 2010). “Honey buns sweeten life for Florida prisoners” (English). Tampa Bay Times (Florida). オリジナルの5 October 2015時点におけるアーカイブ。 14 October 2015閲覧。
- ^ Fagenson, Zachary; Adams, David (2015年10月14日). “"Florida guards accused of bribing juvenile inmates to beat fellow prisoners"”. Reuters 2023年5月19日閲覧。
- ^ Miller, Carol. “5 fired at Miami-Dade lockup where teen died in beat-down” (English). Miami Herald (Miami, Florida) 14 October 2015閲覧。