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ハジロウミバト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハジロウミバト
ハジロウミバト
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: ウミスズメ科 Alcidae
: ウミバトCepphus
: ハジロウミバト C. grylle
学名
Cepphus grylle Linnaeus, 1758
英名
Black Guillemot
Cepphus grylle grylle

ハジロウミバト(羽白海鳩) Cepphus grylle は、チドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。

体長は30-35cmほどで、和名通りハトくらいの大きさである。口の中と足は赤い。夏羽は翼の中ほどを除く全身の羽毛が黒くなる。冬羽は背中側が白と灰色のしま模様となり、腹も白くなる。

羽色や生態はウミバトによく似るが、おもに北極海大西洋沿岸に分布し、今のところ日本で確認された記録はない。

非繁殖期は海上で生活する。巧みに潜水し、おもに魚類甲殻類を捕食する。

繁殖期には海岸の岩かげや洞穴で産卵するが、巣を作らず地面に直に産卵する。他のウミスズメ科の鳥より集団繁殖地(コロニー)は小規模で、一つがいだけで繁殖することもある。