ハザクラガイ
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ハザクラガイ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Gari minor Deshayes, 1855[1] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ハザクラ(葉桜)[2] | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
unknown (中名) 小紫蛤 (拼音: ) |
ハザクラガイ(Psammotaea minor)はシオサザナミ科に属する 二枚貝の一種で、約3cm以下の楕円形に近い貝殻の表面は白地に紫色の放射模様があるが、生時は黄褐色の薄い皮におおわれている。河口付近の汽水域の泥砂底に棲む[3]。
外観
[編集]オチバガイやマスオウガイ[2]と似るが、形はオチバガイやマスオウガイほど殻長方向に細長く伸びず、やや楕円形に近い。殻頂は殻長のほぼ中央にあり、靭帯は後位[4]。殻の前端は丸く、後端部はやや直線的に裁断されたような形。殻内面は、套線の湾入は丸くて殻長の半分を少し超える。オチバガイでは先が尖り水平に深く湾入するので区別できる。閉殻筋痕はマスオウガイと同様で、前側は細長く殻の前端に寄り、後ろ側は丸い形をしている。 これらPsammotaea属の貝は、殻の表面を黄褐色の薄皮で覆われる。近年ではGari属[1]またはSanguinoralia属に含まれるようになったが、Gariの貝殻は薄皮に覆われないものが多い[5]。浜に打ち上げられた貝殻は、波風に洗われたのち薄皮を失い、白地に紫色の放射線が伸びた美しい外観になる[6]。
分布
[編集]相模湾以南[3]。