ハイパーマッハ・ソニックスター
ハイパーマッハ・ソニックスター(英語: HyperMach SonicStar)[1]は、ハイパーマッハ[2]のCEOであるリチャード・ラグ[3]によって設計され提案された超音速ジェット旅客機。
計画
[編集]ラグは、2014年のアブダビで開催されたグローバル航空宇宙サミットでのプレゼンテーションと2016年のアルティチュード航空のインタビューで、2028年2月までに極超音速輸送機を飛行させる予定であると述べている[3]。
ソニックスターは、マッハ数3.6(2,375 mph (3,822 km/h))[3]の速度に達し、高度 80,000フィート (24,380m)で飛行することが期待されている[3]。ハイパーマッハの推進力は、コンコルドに搭載されたロールスロイス/スネークマ社のオリンパス593エンジンより30%燃費が良くなると予測され[4]、コンコルドの3倍の速度で飛行する可能性がある[3]。推力157,700のSonicBlue HYSCRAM(英語: Hypersonic Superconducting Combustion Ram Accelerated Magnetohydrodynamic Drive「超音速超電導燃焼ラム加速磁気流体駆動装置」[4])ハイブリッド極超音速6500-Xシリーズ エンジン2基を搭載する予定である[5]。現在開発中の電磁抗力低減技術により、陸上でのソニックブームの解消が期待されている[4]。提案されたハイパースターは、10〜20人[4]の乗客を運ぶ[3]。
2019年2月、ハイパーマッハが計画している20人乗りの超音速ビジネスジェット(SSBJ) は、マッハ 4.0までの速度で飛行できると述べている[6]。これは、6月のパリ航空ショーでVテール航空機が初めて公開されたときに発表されたマッハ3.6の最高速度よりも速いマッハ4.0のソニックスターは、ニューヨークからドバイまで2時間20分で飛行可能。就航は2025年以降と説明している[6]。
仕様
[編集]データ:[7]
一般的な特徴
[編集]- 最大巡航速度 : マッハ 3.6
- 長距離巡航速度 : マッハ 3.1
- 高速巡航速度 : マッハ 3.4
- エンジン : ソニックブルーS-MAGJETハイブリッド超音速4000-Xシリーズ 2基
- 推力 : 54,700ポンド(定格荷重)
- 翼面積 : 1,800平方フィート
- 着陸距離 : 4,800フィート
- 航続距離 : 6,000海里
- 最高高度 : 62,000フィート
キャビン
[編集]- 全長 - 64.0メートル
- 全高 - 2.6メートル
- 全幅 - 2.7メートル
関連項目
[編集]脚注
[編集]- 参考文献
- Jones, Bryony (June 21, 2011), “Race to be first with 'son of supersonic'”, CNN June 21, 2011閲覧。.
- Moscrop, Liz (June 21, 2011), “Paris 2 011: Hypersonic Hyperbole”, Aviation International News June 21, 2011閲覧。.
- Quick, Darren (June 20, 2011), “HyperMach unveils SonicStar supersonic business jet concept”, Gizmag June 21, 2011閲覧。.