ハイチ地震 (2018年)
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ハイチ地震(2018年) | |
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本震 | |
発生日 | 2018年10月6日 |
発生時刻 | 20時11分49秒 (EDT(UTC-4)) |
震央 |
ハイチ ポールドペの北西約19km 北緯20度02分28秒 西経72度58分30秒 / 北緯20.041度 西経72.975度座標: 北緯20度02分28秒 西経72度58分30秒 / 北緯20.041度 西経72.975度 |
震源の深さ | 11.7 km |
規模 | モーメントマグニチュード (Mw)5.9 |
最大震度 | 改正メルカリ震度VII (推定) |
津波 | なし |
地震の種類 | 衝上断層型 |
被害 | |
死傷者数 |
死者17人、 負傷者420人以上[1] |
被害地域 | ハイチ北部 |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
ハイチ地震(ハイチじしん)は、ハイチ時間(UTC-4)の2018年10月6日20時11分に、ハイチ共和国北西県ポールドペの北西約19km、トルチュ海峡を震央として発生した、モーメントマグニチュード (Mw) 5.9の地震である[2]。この地震はハイチ国内で発生したものとしては、2010年のMw7.0以来の規模であった[3]。
概要
[編集]震央である北西県を中心に人的・建物被害が報告されており、県都のポールドペで死者8人・負傷者135人、震央から南東約50kmのグウォ・モーンで死者4人、シャンソルムで死者1人、トルチュ島で死者1人が報告されている。また、また震央から約70km南東にあるプレザンスでは教会が損傷するなど、北県・アルティボニット県でも建物への被害が報告されている[4][5]。この地震によって10月9日現在、死者17人・傷者420人以上が報告されている[1]。
ハイチ大統領のジョブネル・モイーズは国民に対して「冷静さを保つよう」Twitterで国民に訴え、各地方で自治体当局が救援活動を開始したと伝えた[6]。
ハイチはカリブプレートと北アメリカプレートとの境界に位置しており、地震活動が活発である。ハイチ北部では、平均変位速度約5mm/年で南側に沈み込む衝上断層の北イスパニョーラ断層や、平均変位速度約12mm/年で左横ずれ運動をしているセプテントリオナル断層が分布している[7]。
1842年にはハイチ北部でセプテントリオナル断層を震源断層とするMs8.1の地震が発生し、ポールドペを中心に死者約5,300人の被害を出した。
脚注
[編集]- ^ a b 国際連合人道問題調整事務所 (2018年10月9日). “Haiti: 2018 earthquake Situation report No.3” (英語). 2018年10月21日閲覧。
- ^ a b “M 5.9 - 19km NW of Ti Port-de-Paix, Haiti” (英語). アメリカ地質調査所 (2018年10月6日). 2018年10月7日閲覧。
- ^ Chelsie Jean Baptiste; Joseph Guyler Delva (7 October 2018). “Haiti quake kills at least 14, more than 100 injured”. ロイター通信 7 October 2018閲覧。
- ^ Dominguez, Claudia; Yan, Holly (7 October 2018). “Another deadly earthquake in Haiti kills at least 12 people”. CNN 7 October 2018閲覧。
- ^ “At least 11 die after 5.9-magnitude earthquake strikes Haiti” (英語). The Guardian. (7 October 2018) 7 October 2018閲覧。
- ^ “カリブ海の島国ハイチでM5.9の地震 少なくとも11人が死亡”. livedoor NEWS. (7 October 2018) 7 October 2018閲覧。
- ^ Calais E.; Mazabraud Y.; de Lépinay B.M.; Mann P.; Mattioli G.; Jansma P. (2002). “Strain partitioning and fault slip rates in the northeastern Caribbean from GPS measurements”. Geophysical Research Letters 29 (18). doi:10.1029/2002GL015397 .