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ハイイロヨモギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハイイロヨモギ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asterdiae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: ヨモギ属 Artemisia
: ハイイロヨモギ A. sieversiana
学名
Artemisia sieversiana Willd.
和名
ハイイロヨモギ
英名
Sievers wormwood

ハイイロヨモギ(灰色蓬、学名:Artemisia sieversiana)はキク科ヨモギ属二年草

分布

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中国朝鮮半島ヒマラヤモンゴルシベリアに分布する[1]

日本では1952年に長野県千曲川で定着が初めて確認され、埼玉県神奈川県大阪府京都府にまで分布が拡大している[2]

特徴

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草丈50-200cm[2]。葉の上面には毛はあまりないが、下面には灰白色の綿毛が多い。頭状花は下向きに垂れ下がる。9-10月に花を咲かせる。

河原、荒地、畑地などの日当たりの良い環境に生育する。

外来種問題

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日本では法面緑化に利用されたものが、他の場所に分布を広げたと考えられている[2]。こうして定着した外来種であるハイイロヨモギは、在来種のヨモギ類の生育地を奪ったり、遺伝的攪乱(かくらん)をもたらしたりといった危険性が指摘されている[1][2]。これらの現状を踏まえ、本種は特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律にて要注意外来生物に指定されている。

参考文献

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  1. ^ a b ハイイロヨモギ 国立環境研究所 侵入生物DB
  2. ^ a b c d 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7