ノート:Nothofagus menziesii
改名提案
[編集]本項目を現行の「ニュージーランドブナ」から「シルバービーチ」もしくは学名そのままの「Nothofagus menziesii」に改名する事を提案致します。
少なくとも、現行の記事名は根拠が不明確であると存じます。まずこの記事は2014年に作成されましたが、その時点で本種がこの様な和名を持っている根拠が示されていません。オンラインで公開されている植物の和名確認用データベースとしては2003年から公開されているYList(http://ylist.org )というものがありますが、本種に関しては残念な事に本日に至るまで掲載されていない状況です。また、日本の植物のみならず海外にしか生育しない植物の言及例について比較的網羅されている書籍『植物レファレンス事典』(日外アソシエーツ、2004年)にも掲載されていません。それでも書籍や学術機関による言及例はある事はあるのですが、「ニュージーランドブナ」としての言及例は2017年に刊行された(つまり2014年に作成された本記事が影響を与えた可能性が否定できず、出典として用いると循環参照となる恐れのある)『ネイチャー・ガイドシリーズ 世界の樹木』(トニー・ラッセル 文、後藤真理子 訳、化学同人)の159頁以外になく、その他の例は以下の様に三者三様であまり統一されていません。
- 岡山理科大学波田研: ギンブナ、シルバービーチ
- ブリッケル編 (2003): ノソフェイガス/ノトファグス属 メンジエシイ/メンジエシアイ
- ウォーカー編 (2006): サウスランドビーチ、シルバービーチ
- Folch編 (2009): シルバーブナ
この中で正真正銘植物学者による和名の命名と見做せるのは「ギンブナ」ですが、これは見事に魚類と衝突している上、他に候補があるので無理にギンブナ (植物)を改名先として選択する必要はないと存じます。となると比較的多くの文献で用いられている英名カナ転写シルバービーチが有力な候補となります。英語でこの手の名称は系統的に関係の薄い複数の種を指す場合があるのですが(例: レッドビーチ、ブラッドウッド)、シルバービーチの場合はほぼこの一種に絞られる模様です(参考: silver beech でGoogle Booksを検索)。問題は、地名として複数存在する綴り違いの Silver Beach と衝突するという点です。他の上に挙げた言及例は認知度が低いと思われる等の理由からどうも決め手に欠ける印象です。この様に言及例がバラけている上に有力な候補に難点がある場合であれば、いっそ曖昧な要素が少ない学名そのままを記事名としてしまった方がよろしいのではないかとすら思われます。この辺りに関しては曖昧ですので、現在進行中である議論プロジェクト‐ノート:生物#学名ラテン語の記事名についてで詰めた方がよろしいかも知れませんね。
一週間待ちますが、その間にどなたからも意見が寄せられない場合、取り敢えず学名の方に改名したいと存じます。--Eryk Kij(会話) 2018年11月7日 (水) 15:09 (UTC)
- 報告 提案より一週間以上が経過しましたが、その間に異論は寄せられなかった為、合意形成と見做し Nothofagus menziesii に改名致しました。--Eryk Kij(会話) 2018年11月16日 (金) 12:29 (UTC)