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ノート:L-カルニチン/削除

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Doraです。この記事の初版が依拠したらしい外部サイトを見つけましたので、お知らせします。初版の前半部に、表現のほぼ一致する文が3つあります。後半の「L-カルニチンの生合成」の説明は、同じ外部サイトに掲載されている図を参考に、それを見ながら書いたものと思われ、その図の間違いがいくつか継承されています。これが著作権侵害に当たるのかどうか検討の必要があると思います。

前半の文の一致
  1. L-カルニチンは、生体に~」
  2. 「脂質は腸において~」
  3. 「脂肪酸は活性化されて~」
初版の3つの文は、語の選択、語順などほぼ同じ文です。違っているのは、文末その他の助詞、文の切れ目、リパーゼに(脂肪分解酵素)という説明を追加したことなどです。
後半の「L-カルニチンの生合成」の説明
この説明の番号付の部分すべてが、外部ページの「L-カルニチンの生合成」という図を順に言葉に直していく形で説明が作られており、内容的には完全に依拠しています。そして、その際、図中の名称の間違いや特徴が初版の文中に反映されています。
  1. 「ブチロベタイン」(butylobeteine) を、「ブチルベタイン」と表記するのをこの外部サイト以外で見たことがありません。Google検索でも、「ブチルベタイン」で引っかかるのは、1件だけ、それもWikipediaのこの記事がコピぺされている某掲示板のみです。
  2. 「デヒドロゲナーゼ」(dehydrogenase) を、「ジヒドロゲナーゼ」とするのは一般に間違いです。通常は、「デ」は "de-" であり、「脱~」を意味するのに対し、「ジ」は "di-" であり「2つの~」を意味するからです。
  3. 外部サイトの図中では、「ヒドロキシラーゼ」という1つの酵素が、合成反応の2箇所に登場するように書かれており、初版でも2回目にでてくるときに「前にもでてきたヒドロキシラーゼという酵素」という表現をつかっていますが、この2つの「ヒドロキシラーゼ」は、実はまったく別の2種類の酵素です。最初に出てくるのは、トリメチルリジンヒドロキシラーゼ (Trimethyllysine dioxygenase; EC 1.14.11.8) で、最後に出てくるほうは、γ-ブチロベタインヒドロキシラーゼ (γ-butyrobetaine, 2-oxoglutarate dioxygenase; EC 1.14.11.1) です。外部サイトの図をそのまま解釈してしまうと、この記事の初版の「前にもでてきた」という表現になってしまうのは納得できます。

初版執筆者は、随所で自分の持っている知識(あるいは他から得た知識)を追加、補足してはいますが、上記の諸点によりこの外部ページに依拠していることが結論付けられます。

依拠しているのは間違いなくとも、著作権侵害かどうかは別に検討する必要があるかと思いますが、前半の文の一致は、定義に近い文とはいえ、侵害の可能性はありと思います。後半は、図の内容を文で表すという行為が、著作権の取扱い上ではどういう行為に相当するのか、私はわからないのですが、たとえば、映画のあらすじを書くのよりは、元の著作物の複製により近い翻案のような気がします。また、この図は酵素の名前などを簡略化し、わかりやすく解説しており、知られている事実の単なる羅列とはちょっと違うと思っています。以上ご参考まで。Dora 2004年9月10日 (金) 01:48 (UTC)[返信]

(コメント)該当部分を記述した百楽天氏は削除に同意[1]されています。Persona 2004年9月15日 (水) 13:30 (UTC)[返信]