ノート:ASTE望遠鏡
移動について
[編集]議論も経ずに勝手に移動されてますが、ASTE望遠鏡≠アタカマサブミリ波望遠鏡実験でしょ。なんで実験名称と望遠鏡名称が=で結ばれるのか。
また、知名度で言えばアタカマサブミリ波望遠鏡実験の検索結果はグーグルで13件ですが、ASTE望遠鏡は616件です。
ASTE望遠鏡→アタカマサブミリ波望遠鏡実験の移動は例えるなら、IBMをInternational Business Machines Corporationへ移動した様なもんです。IBMが正式名称として定着しているように、ASTE望遠鏡も正式名称として定着しています。--Kintama300 2007年6月27日 (水) 21:06 (UTC)
- Wikipedia:記事名の付け方における「正式な名称を使う」「日本語を使う」「アクロニムを避ける」に基づきました。IBMを記事名の例示にもちいることは申し訳ございませんが不適切でございます。これは略称を記事名として用いることとなった数少ない例外項目と考えられます。その他のCIAやNASAなどは日本語記事名となっておりまし、World Wide Webも略称を用いてはおりません。あと、グーグルの検索結果はあくまでも参考に過ぎません。語の使用頻度を示す指標にはなりますが、グーグルの検索件数が多いものが正式名称を示すわけではありません。
アタカマサブミリ波望遠鏡実験の名称は国立天文台のHPにて用いられていることを確認してから移動したものであります。そこの文書において、『アタカマサブミリ波望遠鏡実験(ASTE)』の形式で名称が用いられていることから、ASTEはアタカマサブミリ波望遠鏡実験の略称と判断いたしました。もちろん、より良い「日本語」の「略称ではない」「正式名称」の記事名候補がございましたら、それを検討することは大いに賛成でございます。
蛇足 "ASTE望遠鏡"のgoogle 検索結果は115件。ダブルクォーテーションを付けなければ厳密な用語検索の意味がございません。--Los688 2007年6月28日 (木) 13:17 (UTC)
実際はアタカマサブミリ波望遠鏡実験なんていう実験はないんですよ。観測天体は一般募集されているので、特定の実験のための望遠鏡ではない。望遠鏡の設置自体がALMAの実験としての意味合いを持ってるだけです。
ASTEはただの語呂合わせに近い。現実としてASTEのことをアタカマサブミリ波望遠鏡実験なんて呼ぶ人はほとんどいませんから。--Kintama300 2007年7月17日 (火) 06:57 (UTC)
これは、記載してもいいかどうか分かりませんが参考として記載します、、
ASTEがexperimentなのは、高度に政治的な意図がありました。当初から、ASTEは野辺山宇宙電波観測所に設置され、アタカマに移設されるという案があったのですが(というかサブミリの望遠鏡を野辺山なんかに置いても水蒸気が多くて観測にならない)、同時期に天文学コミュニティ(国立天文台、日本天文学会)はALMA計画への予算取得を目指していました。そして、ALMAサイトに既に日本のtelescopeがあるというのは不利に働く可能性がありました。また、望遠鏡という「施設」をアタカマに設置するとなると大規模な予算が必要ですが、野辺山で実験をするとしたほうが予算申請を行うことが容易ですし、チリへの移設は実験の一部として後から予算を取得することが可能です。したがって、名目上一度もASTEという名前の施設が野辺山からチリに移設されたことはない、ということになっていますが、現実にはその実験の主体である望遠鏡がチリにあるという状況にありますし、チリ政府は法制化して、ASTEという望遠鏡を設置することを許可しています。
ASTEは明らかにALMAのプロトタイプのひとつでしたし、ALMA型受信機やその他の実験装置の試験に有効であるということは分かっていましたから、それを前提とする限りexperimentとするのはそれなりに筋が通っていたというわけです。
>実際はアタカマサブミリ波望遠鏡実験なんていう実験はないんですよ。観測天体は一般募集されている。特定の実験のための望遠鏡ではない。
その後、日本のALMAのプロトタイプアンテナが製作され、Socoloで実験が行われるようになると、ASTEは、実験機としての役割が弱くなり、科学的な成果を求めて公募観測を行うようになりました。これはALMAの予算が国会を通って以後のユーザーの立場からみた話で、実際には特定の実験のための望遠鏡である(ということにしていた、ということにしておくほうが都合が良かった)のです。
ASTEをAtacama Submillimeter Telescopeとしようという提案がなされたこともありますが、歴史的な経緯からそのような変更はなされませんでした。
このような背景から、望遠鏡ユーザーにとってはASTE望遠鏡ですし、名目上はあくまでexperimentです。私がここで書いたことの多くは推測できるでしょうし、電波天文学のコミュニティでは公然の秘密ですが、当然どこかに公式見解がでるような性質のものではありません。この名目ってやつをひっくりかえすのは結構困難でしょう。
客観的事実のみに依拠せよというのなら--まぁ、国立天文台がそうしてるからExperimentなんだってのは中立とはいえないですけど--誰かがどこかの議事録や、チリ共和国のASTEに関する法律を見付けるまではexperimentとしたほうがよいのではないでしょうか? そこがWikipediaの限界だと思います。