ノート:鱗
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体毛、羽毛の起源について
[編集]哺乳類の体毛、鳥類の羽毛が、爬虫類の鱗とは別起源という説は知りませんでした。大変興味深いです。 すこし詳しく加筆していただき、参考資料を挙げていただけないでしょうか。--Sapo 2005年10月18日 (火) 12:21 (UTC)
- 鳥類の羽毛に関しては、最近の『日経サイエンス』に詳しい総説が掲載されていました。ちょっと散らかっていて発掘に時間がかかりそうですので、見つかり次第詳細を執筆したいと思います。哺乳類の毛に関しては、確かツパイ目やネズミ目の尾の鱗の間の角質の薄い部分から毛が伸びていることなどから、鱗の部分から分化したものではないという風になっていったかと記憶しています。毛は皮膚の腺組織との関わりも深いので、確かに鱗の角質板の部分よりも、腺組織の発達した鱗の間の膜質部分から発達したと考えたほうが納得いく部分が多々あるのです。--ウミユスリカ 2005年10月18日 (火) 12:45 (UTC)
- 『日経サイエンス』のサイトで検索してみました。2003年7月号[1]でしょうか?時間を見つけて確認しようと思います。--Sapo 2005年12月6日 (火) 13:14 (UTC)
- そうそう、確かこれだったと思います。ちょっと日経サイエンスのバックナンバーの発掘に手が回らないのでよろしくお願いします。--ウミユスリカ 2005年12月6日 (火) 13:42 (UTC)
- ご紹介いただいた記事を読んだところ、大変に興味深いものでした。記事自体は、羽毛の発生学的形成過程の解明から導いた進化仮説が化石証拠によっても補強された、という趣旨で、爬虫類の鱗との具体的比較だけがいまひとつはっきりしなかったので、同記事孫引きで同著者のHarris,P.M.,Fallon,J.F. and Prum,R.O.2002. Shh-Bmp2 signaling module and the evolutionary origin and diversification of feathers.Journal of Experimental Zoology,294:160-176.を読んでみました。これがすごく面白い!要は、主竜類の鱗の原基と羽毛の原基は同一である。しかし、ココからが違う。主竜類から鳥類が進化したという仮説は支持されているが、反対派から、あの単純な鱗から複雑で精緻な構造の羽毛が生じたというのは説得力がない、と批判されてきた弱点を、すでに完成されていた鱗から羽毛が生じたのではない、鱗-羽毛の「芽」に作用するシグナルタンパクが、タイミングと発現場所を変えて、何度も新規にステップアップを繰り返して現在見る羽毛になったのだ。といったものでした。精読後加筆します。--Sapo 2005年12月22日 (木) 14:52 (UTC)
- いゃぁ、文献調査していただいて助かります。やっぱり商業誌の総説記事だけじゃなくて原著論文まで遡らないと、肝心なところがぼやけていることが多くて、ウィキペディアの記事を書くための参考資料としては今ひとつ物足りないことが多いですもんね。--ウミユスリカ 2005年12月22日 (木) 16:11 (UTC)
- J. exp. Zool. Volume 294, Issue 2, Pages 77-176 (15 August 2002)の一番下ですよね.PDFで読めますね.面白そう…… - Marsian / talk 2005年12月28日 (水) 00:10 (UTC)
- 亀レスとなりますが、この件に関連しまして本文中「鳥類」の項では「哺乳類の体毛、鳥類の羽毛も、祖先の爬虫類の鱗が変形したものだと考えられていたが、今日では鱗とは別起源との説が有力になっている」と同起源の相同器官であることを否定しつつ、直下の「哺乳類」の項では「哺乳類の体毛は鳥類の羽毛同様鱗から進化したとも言われている。」と、相同器官であることを肯定しています。どちらも確定した書き方ではありませんが、180度違う内容が断り書きなしに併記されていると混乱しやすいように感じますので、どなたか詳しい方、「併記が必要ないならどちらかを削る」「併記が必要なら、2つの異なる説に対するフォローを加える」など、矛盾のないように整理して頂けませんでしょうか。--Choya-nyc(会話) 2014年1月14日 (火) 03:44 (UTC)
爬虫類の角鱗の下の皮骨について
[編集]「皮骨」が爬虫類の皮膚にあるとは知りませんでした。非常に興味深いです。少し詳しく説明をしていただけたらありがたいです。できれば参考になる文献等もお教えください。よろしくお願いいたします。--休八 2007年4月19日 (木) 01:24 (UTC)