ノート:金沢能登連絡道路
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金沢能登連絡道路を用いる資料について
[編集]金沢能登連絡道路を用いる資料として下記があります。付言すれば、金沢能登連絡道路は地域高規格道路の名称であり、のと里山街道は愛称です。金沢能登連絡道路は計画のみながら起点側で金沢外環状道路(海側幹線)に接続する計画となっています。
- “地域高規格道路 金沢能登連絡道路 主要地方道 金沢田鶴浜線 柳田IC〜上棚矢駄IC” (PDF). 新規事業採択時評価結果(平成27年度新規事業化箇所). 国土交通省. 2024年1月4日閲覧。
- “地域高規格道路 金沢能登連絡道路 主要地方道 金沢田鶴浜線 上棚矢駄IC〜徳田大津JCT” (PDF). 新規事業採択時評価結果(令和5年度新規事業化箇所). 国土交通省. 2024年1月4日閲覧。
- “石川県 新広域道路交通ビジョン・新広域道路交通計画” (PDF). 石川県 (2021年6月). 2024年1月4日閲覧。
--佐藤莞嬴(会話) 2024年1月4日 (木) 14:04 (UTC)
- 提示いただいた資料全てを確認したのですが、現状では全路線がのと里山海道の一部なので、例えば『石川県 新広域道路交通ビジョン・新広域道路交通計画』でも「金沢能登連絡道路(のと里山海道)」という書き方になっているという理解で良いのでしょうか。そして、将来的には金沢外環状道路への延伸部分(現在は千鳥台交差点から県道8号線で大河端街南交差点まで接続されている区間)だけが単体の金沢能登連絡道路になるという理解で良いのでしょうか。--シダー近藤(会話) 2024年1月4日 (木) 18:17 (UTC)
- きちんと整理しようとすると道路行政の複雑さに悩まされることになります。"一般的"な高速道路である東名高速や中央道は高速自動車国道(A路線)であり、最も古くから制度化された国家的な高規格な道路の種別です。そして高速自動車国道を補完する高速道路として1987年に国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線)が提唱され、この中には能越自動車道が含まれています。これは、基本的には道路法上は一般国道であり、能越道でいえば一般国道470号となっています(現道活用区間である能登半島縦貫有料道路・七尾田鶴浜バイパス区間を除く)。これとA'路線を合わせて高規格幹線道路(延長約14,000 km)と称します。この高規格幹線道路網を補完すべく地域高規格道路(延長約10,000 km)が19994年に指定され(1998年追加指定)ました。この地域高規格道路には金沢能登連絡道路が含まれます。この高規格幹線道路と地域高規格道路を一体的ネットワークとして高規格道路に再整理する取り組みが2021年ごろから国交省では行われています[1]。また、重要物流道路として高規格幹線道路・地域高規格道路・直轄国道などを指定する試み2018年から行われています。つまり、現在では金沢能登連絡道路は地域道路としての名称に加え、高規格道路、重要物流道路としての名称でもあることになります。
- また、のと里山街道について紐解くと、石川県は昭和30年代後半から昭和40年代にかけて能登半島への基幹的道路を整備する構想を描き、そのなかで金沢市から田鶴浜町に至る能登海浜道路と田鶴浜町から穴水町に至る能登半島縦貫有料道路を構想しました。両路線は高規格な道路として自動車専用道路の規格で整備しますが、この時点ではB路線・地域高規格道路は提唱されておらず国家的な路線網としては位置づけられていません。能登海浜道路・能登半島縦貫有料道路は1982年に全通しますが、両者は接続しており一体となって機能することから合わせて能登有料道路と総称することなりました。その後、1987年にB路線が提唱され、輪島から小矢部に至る能越道が指定されましたがこの際に能登半島縦貫有料道路を活用することになり、まず徳田大津 - 此木間が高規格幹線道路網に組み入れられます。その後、地域高規格道路の概念が提唱され金沢市の金沢外環状道路から能越道に至る金沢能登連絡道路が指定され、同様に能登海浜道路を活用することになり粟崎 - 徳田大津間が地域高規格道路網に組み入れました。また、能登海浜道路のうち、金沢外環状道路 - 粟崎間は調査区間としてルートや整備方法を検討する区間となりました。その後、2013年の能登有料道路の無料開放に際し、愛称として、のと里山街道の名称つけられました。すなわち、粟崎 - 徳田大津間については金沢能登連絡道路とのと里山街道は同じ道路を異なる側面で見た名称ということになります。
- 長くなりましたが、この上でご質問にお答えすると金沢能登連絡道路の現在までの供用区間はすべて、のと里山海道の一部であるので『石川県 新広域道路交通ビジョン・新広域道路交通計画』の本文には「金沢能登連絡道路(のと里山海道)」と記されていると解しています。8ページの地図には金沢外環状道路への延伸部分については金沢能登連絡道路と記載されています。(実は県ごととは別に地方整備局ごとに新広域道路交通ビジョン・新広域道路交通計画を策定しているのですが北陸地整では単に金沢能登連絡道路なっています[2]。)そして後半の部分ですが、千鳥台交差点から大河端街南交差点に至る区間(内灘町道町道幹11号内灘海浜線 - 内灘町道幹13号諸江・向粟崎線 - 石川県道8号松任宇ノ気線- 金沢市道1級幹線12号北間・中橋線)はアクセス道路として建設された一般の道路であって金沢能登連絡道路を構成するような地域高規格道路等ではありません。金沢能登連絡道路としてのルートは起点を環状鞍月交差点とすることなどが検討されているようですが具体化されていません。そして、同区間は金沢能登連絡道路の一部ではあっても、のと里山海道ではないということになります。(勿論、能登海浜道路と能登半島縦貫有料道路が一体であることを理由に能登半島縦貫有料道路と総称されたように、将来同区間を含めてのと里山街道と愛称が付される可能性はあります。)--佐藤莞嬴(会話) 2024年1月5日 (金) 01:30 (UTC)