ノート:采女
有力説の出典の可否について
[編集]今般、シズクさんが、「一種の人質であり、豪族が服属したことを示したものと考える説が有力である」との記述に関する出典を除去されたお気持ちは分かりますのでこれ以上のrvはしません。このような一般的に常識とされていることにまで出典を付す必要があるか、と言われると、必要ないのではないか、と思うことは事実です。ただ、利用者・閲覧者の中には采女の成立に関する一般常識がない方も多いと思います。方針がある以上、出典がない文章は除去されても文句を言いにくいのです。今回の「出典」は、たまたま概説書で「有力」という評価がなされているのを見つけましたので、2007年12月18日 (火) 06:21(UTC)の編集で私が出典を脚注として加筆したものですが、今後、「有力」との文言を出典がないことを以て除去しようとされる方が思いとどまることができるよう、ノートに再度明記しておきます。本説が有力であることは『奈良の都』青木和夫著、中央公論新社、2004年 ISBN 4122044014(初版中央公論社、1965年)に記載されています。--ろう(Law soma) D C 2010年1月27日 (水) 01:00 (UTC)
問題の部分については、通説であって特に異論も見あたりませんし、青木氏が言いだした説でもありませんので、あえて出典は示さない方がいいと思いました。それから「出典間違い」についてですが、『奈良の都』を出典としたのを改変してしまった事は私自身の不注意です。途中で気が付きましたが『古代豪族』にも同内容の記述があるため、そのままにしてしまいました。この点についてはお詫びするしかありません。また、あえて再度改変させて頂いたのは脚注の順番が逆になっていたのを治す目的もありました。--シズク 2010年1月27日 (水) 13:57 (UTC)
- いえいえ、お詫びの必要もありませんよ。両書に記載があることは分かっていましたが時代的に最初に言及されている方を採用しただけですので、本当はどっちでもよかったのです。ただ、同一脚注であれば、ref nameを使ってまとめた方がよかったのかもしれませんが。--ろう(Law soma) D C 2010年1月28日 (木) 04:04 (UTC)
神宮采女について
[編集]「概略」の冒頭の采女の起源を説明する文章の内容で、「地方の祭祀を天皇家が吸収統合していく過程で成立した制度」とする説がある事を記述する事については異論がありません。しかしそれに絡めて神宮采女を例に挙げる事が適切がどうか個人的に疑問があります。出雲の神宮采女は8世紀末の出雲に存在したことがわかっていますが、それがいつから存在したのかわかりませんし、太政官府の内容を見る限り当時の出雲の特殊例であって他の国には同様の存在はなかったように受け取れます。つまり出雲の神宮采女は特殊な存在であって、采女一般の起源を語る場合には適当な例ではないように思えます。実際に私の知る限り、多くの説はその関連性について否定的であったはずです。神宮采女についての記述を采女の項目内に置くのはいいとしても、采女一般の起源の記述とは切り離した方がいいように思われます。この点について自分では判断が付かないため、皆さんのご意見をお聞かせ願えないでしょうか。--シズク 2010年1月30日 (土) 02:05 (UTC)
- 該当箇所執筆者本人です。2007年11月26日 (月) 05:10(UTC)の編集で追加しました。趣旨は、シズクさんも異論がないとの意見表明を行っておられる「地方の祭祀を天皇家が吸収統合していく過程で成立した制度」の出典である青木和夫著『古代豪族』における論旨を書いたものです。他に出典がないのであれば、本文中か或いはref送りにしても残しておく必要がある記述だと思います。他の説の論旨が異なる場合には、それが少数の場合は両説併記、他の説の方が多数説の場合には、多数説だけを本文に記載し、青木説はref送りが適切でしょう。いずれ、青木説の要旨としては、「1.采女の発祥については人質説が有力である。2.しかし出雲の「神宮采女」の例を見ると采女は祭祀と関係が深いと思われる。3.よって『地方の祭祀を天皇家が吸収統合していく過程で成立した制度」であろう』」というものであり、後述の「天皇の気に入り、その子供を産む者もいた」との話の接続上、青木説の中心部分にあった「祭祀の実際の行為」を追記したものです。別に私の記述がなくなっても大勢に影響はないでしょうが、いずれにしても出典付きの記述をばっさり除去なさろうとされる場合には、別に出典を出したうえで、よほど少数説乃至無視されている説でない限りは併記するのが理想と思われます。--ろう(Law soma) D C 2010年2月1日 (月) 02:29 (UTC)
「ばっさり除去」は過剰反応ですね。私はそのような事は申しておりません。いずれにせよ、他の方のご意見を待ちましょう。私としてはこの部分をいじるつもりはありません。--シズク 2010年2月17日 (水) 16:35 (UTC)