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ノート:部落の起源論争

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古代起源説が主流?

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古代起源論が主流だとは不勉強にして知りませんでした。

  • 「古代の賎民身分である五色の賤に近世以降の被差別民の起源を求める説であるが、昭和20~30年代に入ってからは同和団体からも主張されるようになり、後述の異民族・異人種起源説も含めれば今日の主流の見解と言っても過言でない。」

ちなみに初版では次の記述がありました。

  • 「部落の起源に関しては未だに定説が無く、論争が続いている。」
  • 「古代起源説 古代部落に部落の起源を求める説であるが、現在は学術界からはほぼ姿を消している。」

 --忠太会話2013年11月30日 (土) 18:05 (UTC)[返信]

現在の本文は、一部論者の主張をことさらに拡大して記述しているのではないかと疑われます。最先端の学説は存じませんが、少なくとも10年ほど前の時点では(教育現場も含め)近世起源説が主流だと認識しています。「主流」の説が近世起源説から古代起源説まで一気に変化したとは納得しがたい。古代起源説を唱えているのは、引用されている一部論者だけなのではないか? --忠太会話2013年12月27日 (金) 16:20 (UTC)[返信]

本項に書かれている「古代起源説」の内容を抽出すると、以下のようになりそうです。

  • 松本治一郎の発言を敷衍しつつ)「大和朝廷による異民族制圧が賎民層の起源である
  • 菊池山哉の著作(1912年)では、全国約215カ所に残る地名「別所」を「大和王権による俘囚の移配地」と見ている。(柴田弘武氏(えみし学会会長)は菊池説を支持している(1989年)。)
  • 小浜基次[1](人類学者)の調査(戦前?)によれば、西日本の一般民は朝鮮半島に多い短頭型であるのに対し、被差別部落民の頭型は東北や裏日本に多い中頭型である。
(追記)小浜の論文「形質人類学から見た日本の東と西」が「国文学 解釈と鑑賞」(1963年)に載っているそうで、塩見鮮一郎「弾左衛門の謎」(河出文庫)にも紹介されているそうです。(いずれも未見)
  • 高橋貞樹の著書(1924)では、「古代の非征服民」が、時代の経過とともに一定の社会群に変じ、さらに賤業を営むものが穢多族となったと推測している。[2]
  • 箕作源八(東京人類学会の会員)が1885年に「穢多ノ風俗」について各地の報告を求めたところ、被差別部落民を日本人とは異なる「人種」として捉える回答が多かった。
  • 鳥居龍蔵(人類学者)の調査によると、朝鮮人説は完全に否定されるが、被差別部落民には「蒙古眼(蒙古襞)」がみられない。
  • 頭長で蒙古眼がみられないという特徴は、アイヌなどの古モンゴロイド(縄文人)のそれと一致する。 (以上、まとめ)
古代起源説が「今日の主流の見解」である、と力説される割には、菊池、高橋、箕作、鳥居…と戦前の研究成果ばかりが多いのは何ゆえでしょうか?
古代起源説が「異民族・異人種起源説も含めれば今日の主流」とされたのは「220.99.153.168」氏の編集(2012年10月21日)、菊池山哉、高橋貞樹、箕作源八、鳥居龍蔵らの引用は「58.0.243.225」氏の一連の編集(2012年10月22-30日)[3]によるようです。 -- 2013年12月28日 (土) 02:49 (UTC) --忠太会話2014年1月5日 (日) 12:23 (UTC)(追記)[返信]

ちなみに国の同和対策審議会答申(1965年)[4]では「はっきり断言しておかなければならないのは同和地区の住民は異人種でも異民族でもなく、疑いもなく日本民族、日本国民であるということである。」「同和地区は、中世末期ないしは近世初期において、封建社会の政治的、経済的、社会的諸条件に規制せられ、一定地域に定着して居住することにより形成された集落である。」とされています。現在の歴史学界、同和団体の中で異人種説や異民族説を唱えている人は(主流どころか)皆無なのでは?  --忠太会話2014年1月3日 (金) 14:02 (UTC)[返信]

古代起源説部分の削除について

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本文中に「古代起源説」は「昭和20~30年代に入ってからは同和団体からも主張されるようになり」とある部分ですが、出典はあるのでしょうか。1か月ぐらい様子を見ますが、示されない場合は削除したいと思います。 --忠太会話2014年1月4日 (土) 16:18 (UTC)[返信]