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ノート:破戒 (小説)

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 問題自体が淘汰されつつあり、若い世代にはとんと聞かぬ話になっている現在。この問題がどの方向に進めばよりよいのかは測りえぬが、淘汰されるとは言っても、人の心から差別心は決して消えぬものと考えている。私もまた、ついこの間20になるまで全く知らぬとは言わないまでも、この問題に触れることなく、縁無く育った若輩者であります。今でも問題の重要度には格差があり、地域によっては深刻な差別が続いていると言うことも聞き知っております。そんなもの消えてなくなってしまえば一番良いのですが、人の歩み刻んだ過去・歴史。決して跡形も無く消えることはありません。さすればどうすればよいか。それは学校や家庭においての教育にかかっていると思います。そして、自学です。どう教え込んだって、難しい問題は子どもの耳には馬の耳に念仏を唱えるようなものであり、無駄なようにも思えますが、そこが重要なのです。そのことあるごとに重ね重ね言い聞かされた教えを、いつか自分が、自発的に勉強する時が来ればよいのです。その子どもが健全に育ち、何でも自分でするようになったとき、良心さえ伴っていれば、養われていれば、必ず正しい認識に辿り着くはずです。その良心を育てるのが家庭であり、学校であるのです。そう考えています。

 差別とは縁遠い地に育ち、この問題について卒業論文を書き上げるも留年し、まだ職にも就かず、家庭も子どもも持たない大きな子どもが何を言うか、何がわかるものか、と思われるかもしれませんが、こんな馬鹿なりにも大事なことだと思うのです。私と同じように、この問題を辿ろうとする人がどこかにあるならば、是非読んで欲しいと思い、この項目を書かせていただきました。

 インターネットが広く普及するこの時代、何か疑問に思ったことがあった場合、一番身近な、手軽な資料収集方法はこういったページとなっているはずです。もし、どこかの誰かがこの作品に興味を持つ、あるいはこの問題を知ろうとした時に、ここに辿り着いたら、なんらかの助けになればいいと思います。負の方向への助けにだけはならないことを祈ります。そのためには正しい記事であることが必要です。どなたかがご覧になり、然るべきでない部分、不適切な表現等があった場合、然るべき姿に書き換えたり書き加えたりしていただけることをお願いいたします。

以上は2005年5月7日 (土) 02:39 Alicerockさんの投稿(--忠太会話2013年11月7日 (木) 16:59 (UTC)[返信]