ノート:石岡第一発電所
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この「石岡第一発電所」は、下記のような選考・審査を経て良質な記事に選出されています。さらなる加筆と改善によって、秀逸な記事となるような編集を歓迎します。 |
日付 | 選考・審査 | 結果 | |
---|---|---|---|
1. | 2016年12月4日 | 良質な記事の選考 | 通過 |
所有の変遷について
[編集]継之助です、加筆お疲れ様です。少し気になった点について。
「所有の変遷と改修」のうち「国家管理時代」節で、『日本鉱業株式会社五十年史』が引用されていますけど、この資料の記述は誤りと思われます。以前大同電力#解散への道で書いたのですが、1938年の電力管理法公布時点で国家管理の対象となったのは発電所では主要な火力発電所だけです(会社ごと日本発送電に統合された大同電力は例外中の例外です)。当然石岡第一発電所も対象ではないです。1941年になって水力発電所も国家管理の対象となっていますが、日立電力から日本発送電に出資された施設は一切ないのが確認できるので、石岡第一発電所は1942年4月の配電統制で直接日立電力から関東配電に渡っているはずです。
関東配電がまとめた社史が存在しないので、はっきりした出典がなさそうなのですが…。--継之助(会話) 2016年12月5日 (月) 14:04 (UTC)
- 私も『日本鉱業株式会社五十年史』が主張する所有の変遷は少し怪しいなと感じていましたが、念のため両論併記にしたという経緯があります。他の書籍では、『関東の電気事業と東京電力 資料編』87頁では石岡第一発電所の所有は久原鉱業・日立電力・関東配電と移ったとあり、『関東の電気事業と東京電力 本編』549頁では、「日立電力は日本発送電への出資にはかかわっていなかったため、全資産をあげて関東配電に統合した」とありました。日本発送電に関する書籍でも、日立電力から日本発送電へ出資した事が確認出来ないのならば、件の記述は除去してもよさそうですね。--Kinketu(会話) 2016年12月7日 (水) 13:20 (UTC)
- (追記)『関東の電気事業と東京電力 本編』556, 558頁には日本発送電発足時の現物出資者と、1941年における出資者の一覧があり、日立電力が日本発送電に対し出資を行っていないことを確認しました。継之助さんの仰る通りに『日本鉱業株式会社五十年史』における、日立電力が日本発送電へ石岡第一発電所を出資したという記述は誤りである可能性が非常に高いと判断し修正を行いました([1])。--Kinketu(会話) 2016年12月7日 (水) 14:22 (UTC)
- ご対応ありがとうございました、これで大丈夫だろうと思います。以前東信電気にて日本発送電との関係が不正確になっている記述を直したことがある([2])のですが、電気事業をメインとしていない文献の中には今回の『日本鉱業株式会社五十年史』と同様電気事業史の記述が正確でないものがあるようですね。--継之助(会話) 2016年12月7日 (水) 14:58 (UTC)