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ノート:真骨類

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真骨区の件

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Teleosteiを真骨区としておりますが、分類階級の区(cohort)は動物命名規約では規定されていなかったと記憶しております。またen:TeleosteiもInfraclass(下綱)にしております。分類のセクションにある亜区との整合も必要になるとは思いますが、真骨下綱になるのではないのではないでしょうか?

もちろん動物の命名規約が改定され、区(cohort)を使用しているとか、日本の魚類分類学では区を伝統的に使用しているということではあれば結構ですが、その辺の情報も含めてご教授いただけるとありがたいです。-- 2008年4月28日 (月) 11:47 (UTC)[返信]

(追記)本文中でも全骨類(全骨区)と真骨類(真骨区)の件が書かれていますが、これも同様に下綱ではないかと考えております?-- 2008年4月28日 (月) 11:54 (UTC)[返信]

こんにちは.本稿に区と書き込んだ本人です.経緯をご説明いたしますと、この項目名で内容白紙での新規投稿がなされたため、これはまずかろうと当座のしのぎのつもりで書き込んだ、という物だったと記憶しております.その際には取り急ぎだったため、参考文献に書いてある分類群そのままで区と書き込んだと思うのですが、そのとき参考にしていた文書が現在手元になく確認できません.たしか「脊椎動物の進化」第四版か第五版の巻末分類表だったと思うのですが、確信が無くて申し訳ありません.
さて、「区」そのものについての命名規約上の有効性ですが、国際動物命名規約で規定しているのはもともと科階級群(上科・科・亜科・族・亜族)、属階級群(属・亜属)、種階級群(種・亜種)のみであり、目以上の階級については「命名にはアルファベットを使うべし」などの他はいっさい(つまり何を使えとも何を使うなとも)規定されておりません.区 (cohort) が規約で規定されていないというのは事実ですが、それと同時に目(order) や綱 (class) も同じく規約では規定されていないわけです.つまりこれは命名規約の適用ではなく分類学的判断の範疇になり、提唱した研究者の考え方次第と思われます.--Preto(m) 2008年4月29日 (火) 18:30 (UTC)[返信]
なるほど。動物では、目以上では接尾辞が指定されていませんでしたよね。失念しておりました。区についてのご指導ありがとうございます。
一方本記事の記述についてです。上記のご説明で本記事を修正しなくてもいいと思いますが、英語版en:Teleosteiでは下綱になっております。日本語版・英語版を両方見比べた時に、疑問を持つ閲覧者が出ると思います。Preto(m)さんが引用した文献のご記載お願いします。私も近くの大学図書館に行ったときに調べてみます(脊椎動物の進化は築地書店から出版されている訳本ですよね)。あと、現在書かれているNelsonの文献でも区がおかれている可能性がありますでしょうか?-- 2008年4月29日 (火) 19:27 (UTC)[返信]

簡単にですが、『脊椎動物の進化』の原著第2版の翻訳(1978年)と原著第5版の翻訳(2004年)を調べてみたのでご報告を。

原著第2版の訳書 原著第5版の訳書
巻末付録 真骨下綱 Teleostei 真骨区 Teleostei
その他の下綱 区への改称は一つもない。
真骨下綱の下位の上目 亜区に改称されているものがあるが、ラテン語名はそのまま。
真鳥亜綱の直下に目を列記。 下綱など中間レベルを詳細に記載。峰胸下綱の下に「ウオドリ区」「新鳥区」を置く。
本文 付録と同様に改称されている。「真骨類 [区]」「カライワシ亜区」「ニシン亜区」など。(鳥類は未確認)
  • 「区」とされている分類区分は魚類の「真骨区」のほかに、鳥類の「ウオドリ区」「新鳥区」があります。

どうやら、翻訳者や Preto(m)さんの誤植などではなく、何らかの意図で変更されたもののようです。--氷鷺 2008年4月30日 (水) 10:32 (UTC)[返信]

調査ありがとうございます。原著でどうなっているかが気にはなりますが、本記事についてはPreto(m)さんのご確認を頂いた後、この著書でよろしければ、参考文献に追加していただければと思います。今回は皆様にお手を煩わせる結果となってしまい、申し訳ありません。またいろいろとご教授頂き、本当にありがとうございました。-- 2008年4月30日 (水) 11:19 (UTC)[返信]
確認いたしました.やはり『脊椎動物の進化 第5版』 築地書館 2004 ISBN 4806712957 でした.本文に記載しておきます.第4版にても同じく「真骨区」が採用されていましたし、生物学辞典第4版(岩波)でも地学事典(平凡社)でも軟質下綱・新鰭下綱の2つに分ける体系を採用していたので、それをも参考にして「以前は〜が、最近では〜一般的となっている」という記述にしたのでしょう.しかし、ここで挙げたどの文献でも全骨類に対して「全骨区」という分類群は採用されていなかったので、それは削除しておきます.
なお、「脊椎動物の進化」で採用されている「区」はcohortではなくdivisionの訳語として記述されていることを追記しておきます.また、同じく同書での「大目」はgrandorderの訳語です--Preto(m) 2008年4月30日 (水) 16:01 (UTC)[返信]
御対応及び情報提供ありがとうございます。-- 2008年4月30日 (水) 16:34 (UTC)[返信]