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ノート:特殊輸送機 (航空機)

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改名提案

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本項目の「特殊輸送機」への改名を提案します。理由は、本項目作成時の自分CAPRI-1の確認不足により、誤った記事名をつけてしまった可能性があるためです。以下に経緯を詳述します。

2014年11月の本項目作成時、自分はTemplate:大日本帝国海軍当時の版)の赤リンクを埋める形で記事の作成を進めており、当時Template:大日本帝国海軍に赤リンクが存在した「一六試特殊輸送機」の名前で記事を作成しました。その直後に、日本海軍機の試作名称の表記としてより一般的な、現在の「十六試特殊輸送機」への改名を行っています。執筆の際に出典として用いた『日本航空機総集 愛知・空技廠篇』では、単なる「特殊輸送機」という名で解説されていたのですが、「先人が参照した出典には『十六試(一六試)』としているものもあるのだろう」と判断してしまったのです。

その後10年が経つ中で、自分が確認できた日本海軍機関連の文献の数は増えていったのですが、いずれの文献でも「特殊輸送機」あるいは略符号である「MXY5」の名を用いており、「十六試〜」とする文献を発見することはできませんでした。以下は、今回の提案にあたって自分が再確認した、「十六試〜」の名を用いず、「特殊輸送機」「MXY5」として紹介している文献のリストです(順不同)。なお、後述の事情により、jawpをネタ元にしている可能性がある2005年以降の文献の参照は控えています。

  • 野沢正『日本航空機総集 愛知・空技廠篇』出版協同社、1959年、196 - 198頁。全国書誌番号:53009885 
  • 野原茂『日本陸海軍試作/計画機 1924〜45』グリーンアロー出版社、1999年、297頁。ISBN 978-4-7663-3292-6 
  • 小川利彦『幻の新鋭機 震電、富嶽、紫雲…… 逆転を賭けた傑作機』潮書房光人新社、2023年(2003年刊行の書籍を改訂)、308 - 310頁。ISBN 978-4-7698-3335-2 
  • 朝日新聞社 編『写真集 日本の航空史(下) 1941年〜1983年』朝日新聞社、1983年、63頁。全国書誌番号:83033210 
  • 岡村純巌谷英一『日本の航空機 ―海軍機篇―』出版協同社、1960年、230,231頁。全国書誌番号:60015007 
  • 日本海軍航空史編纂委員会 編『日本海軍航空史(3) 制度・技術篇』時事通信社、1969年、406頁。全国書誌番号:72008475 
  • 佐藤博『日本グライダー史』海鳥社、1999年、101,229頁。ISBN 978-4-87415-272-0 
  • 秋本実「日本の軍用滑空機 その3」『航空ファン』第42巻第3号、文林堂、1993年、161頁、doi:10.11501/3289888ISSN 0450-6650 
  • 鈴木五郎「世界の軍用グライダー おもしろメメカ読本」『』第52巻第4号、潮書房、1999年、140,141頁、doi:10.11501/2808468全国書誌番号:00022613 
  • 山本晴之河村一「海軍特殊機 MX系の実験研究②」『航空ファン』第26巻第3号、文林堂、1977年、80 - 83頁、doi:10.11501/3289696ISSN 0450-6650 

また、Template:大日本帝国海軍の作成者であり、作成時に「一六試〜」の赤リンクを設定されたButuCC氏に「『一六試』とした出典を知りたい」旨の質問をさせていただいたところ、「かなり昔のことなので推測になるが、資料を直接確認したのではなく、当時の『日本製航空機の一覧』の内容を基に作成した」(要約はCAPRI-1による)旨のご回答をいただき、併せて「日本製航空機の一覧」に「16試〜」の記述が最初に現れたのは、2005年8月のIPユーザー氏による加筆の際である、ともご教授いただきました。この加筆の際に出典は示されておらず、19年前となると加筆を行ったIPユーザー氏に確認を取ることも不可能に近いと思われます。

以上より、「十六試特殊輸送機」という記事名の信頼性を担保する出典は確認できず、jawpで独自に生じてしまった呼称に基づいている可能性があるとともに、仮に「十六試〜」が開発当時の関係各所で使われたことのある呼称だったとしても、文献での使用数の多い「特殊輸送機」のほうがより一般的な呼称であると見なせるはずであり、改名が適切であると考えます。--CAPRI-1会話2024年9月27日 (金) 13:36 (UTC)[返信]

  • 条件付賛成(条件:記事名は要検討) - 経緯はCAPRI-1さんが説明していただいた通りで、十六試(一六試、16試)という呼称が確認できないとなると、改名自体はすべきと思います。ですが、「特殊輸送機」という名称はやや一般名詞的であり、何かしらの識別子を括弧で付けた方が良いような気もします(といっても、特にアイデアは浮かんでいません。四式特殊輸送機の存在を考えると、「特殊輸送機」自体が日本軍における滑空機の一呼称ともとれるので、(日本)だとその手の機種のジャンル解説記事のようにも見える…)。試しに他の機体が検索で出てこないか試したら、四式のほかにはYer-2 (航空機)アームストロング・ホイットワース アルベマールウェストランド ライサンダーC-145等のプラモデルがヒットしました。いずれも実機ではなくプラモ(海外製品なので邦題)なのが奇妙ですが、そっちの業界で使われる(使いやすい)ワードなんでしょうかね…。--ButuCC+Mtp 2024年9月30日 (月) 19:21 (UTC)[返信]
  • 条件付賛成(条件:記事名は要検討) - ButuCCさんと同様の考えです、「特殊輸送機」だと包括的な一般名詞なのか、この機種を指す固有名詞かわかりにくいかも・・と思います。ネットで見たところ[1]『日本航空機総集 愛知・空技廠篇』の目次では「空技廠特殊輸送機」となっているようです。空技廠の開発機種で他に「特殊輸送機」と呼ばれるものが無いのであれば「空技廠 特殊輸送機」、あるいは変則的ですが「特殊輸送機 (空技廠)」とする事で曖昧さをなくし記事の主題を明確に出来るのではないか、と考えた次第です、よろしくお願いいたします。--Brakeet会話2024年10月1日 (火) 09:46 (UTC)[返信]
  • コメント - ButuCC様、Brakeet様、ご意見ありがとうございます。機種名が単なる「特殊輸送機」な航空機はMXY5以外に思い当たらず、記事名としても支障は少ないだろうと踏んでいたのですが、「一般名詞と取り違えそう」というご意見が複数寄せられたとなると、考え直す必要がありそうです。Brakeet様ご提案の「空技廠 特殊輸送機」という記事名案は自分も考えついてはいたのですが、日本軍機の記事の過半がプロジェクト:航空/項目名ガイドラインに準拠できている現状で、特例を作ってしまうのには感覚的に二の足を踏んでしまうところがあります。「特殊輸送機」と比べると例は少ないのですが、「試作特殊輸送機」という呼称を用いている資料もあり(参考:国立国会図書館デジタルコレクションの検索結果)、自分としてはこれを改名先の候補として見据えてもいいのではないかとも思うのですが、まだ一般名詞っぽさが抜けきっていない可能性もあり、他の方のご意見を伺えればと考えています。--CAPRI-1会話2024年10月1日 (火) 13:05 (UTC)[返信]
    • 補足です。デジタルコレクションの「試作特殊輸送機」の検索結果にて『日本航空機総集 愛知・空技廠篇』がヒットしていますが、自分が底本とした1981年の改訂新版では「空技廠特殊輸送機」と改められています。--CAPRI-1会話2024年10月1日 (火) 13:26 (UTC)[返信]
  • コメント WP:コメント依頼を見て来ました。気になったので主にNDLデジタルコレクションで調べてみたところ、おおよそ皆さんが議論されている内容そのままで頭を抱えますね。曖昧さを無視できるなら単に「特殊輸送機」とするのが自然にも思えましたが、議論に上がっている問題点以外にも、今後軍用機等の一般名称として「特殊輸送機」が使われる可能性が排除できない点や、立項されてませんが「日本特殊輸送機」という会社がある(荷物用エレベータの会社)ことから今後企業名として出てくる可能性もあるので、将来的な名称の衝突を回避しておく意味でも避けた方が良いと思います。NDLで探せる範囲で他の呼称っぽいものを探してみると、「空技廠MXY5特殊輸送機[2]」とか「空挺隊用特殊輸送機(MXY5)[3]」とかないことはないですが、見る限りは執筆の都合上区別のために嘘のない範囲で呼び名を与えているだけで項目名の根拠として採用できるような別名はなさそうという印象です。前後どちらかに「空技廠」を付すのが無難かなという印象ですが、別の案としては「MXY5」を付す事もあり得るのかなと思いました。制式名ではないですが、試作機止まりで制式名称が与えられていない上、見た範囲の文献ではMXY5を識別のための名称として使われている例が散見され、特殊輸送機の名称を使わずMXY5と呼んでいる例もあるためです[4][5]。と、見かけたので意見出しはしますがこの分野皆さんの方がお詳しいと思いますので賛否には参加せずコメントとします。ちょっといい方は良くないかもしれませんが決めの問題に突入している気がします。--テレストレラッソ会話2024年10月8日 (火) 15:15 (UTC)[返信]
  • コメント 「特殊輸送機」は他の機体や分野で使用されているのでこれ単独は回避すべきですね。MXY5で逃げられないかと考えたのですが、「特殊輸送機」とつじつまが合いません。「試作特殊輸送機」も同様ですが、再生産されている時点で練習・実験などの性格もあると思われますのでより回避したいところ。「空技廠特殊輸送機」は無理矢理感がありますし、これらは便宜的な名称でしかないでしょう。恐らくですが「まともな名称がない」ので確定名で投げ出す(「特殊輸送機」だけ)・符号で逃げる(MXY5)・適当にくっつける(複数合成)で切り抜けていると思われます。となりますと、Wikipediaで採るべきは「特殊輸送機」。これを単独で採用できないので「特殊輸送機 (XX)」の形式になります。XXの中身を検討しますと、
  1. 航空機:これが基本。明らかに四式特殊輸送機とのかぶりはあるが、otherusesで回避は出来る。ジャンル解説記事ができた時が問題だが、おそらくその心配がないのは、「特殊輸送機」として共通概念がなく表現にとどまるため。それでも横断記事を作るなら、航空機・日本、航空機・空技廠に逃がす手はある。
  2. 日本:ButuCCさんの指摘通りで、ジャンル解説記事に見えるのは確か。それに四式とのかぶり問題は解決できません。
  3. 空技廠:実はこれでわかるのはあくまでそれが何かを知っている人だけなので、使うなら第2レベル(航空機・空技廠)になります。
  4. 1942年:これも第2レベルかさらにその下。
  5. MXY5:別名の記載になるのでこれはないです。何かわからないので曖昧さ回避にならないって問題もあります。
既存案に加えてあっさり思いついたものとそれに付随する難点を書き出してみましたが決定打がないときは基本に戻るのが楽かなって印象はあります。--Open-box会話2024年10月9日 (水) 13:06 (UTC)[返信]

Open-box様の案とも別の案になりますが、空技廠を使わず「○○ (航空機)」の記事名の形式にする方向であれば、「MXY5 (航空機)」でもよいのではと思います。「特殊輸送機 (航空機)」では結果的に曖昧さを回避しきれていないと思われる事、「MXY5」という形名で表現されうる機種は(少なくとも現時点で)おそらく世界中でこの機種のみである事、他の言語版の本機種の項目名がいずれも「Yokosuka MXY5」である事を考えればそこまで不自然ではないのでは・・とも考えます。--Brakeet会話2024年10月10日 (木) 12:42 (UTC)[返信]

テレストレラッソ様、Open-box様、Brakeet様、記事名案とそれぞれのメリット・デメリットに関するご意見をありがとうございます。テレストレラッソ様の言葉を借りれば「決めの問題」、いずれも何らかのデメリットを持つ候補の中から、一番デメリットが少ないであろう記事名を選ぶべき状況なのかな……という感触があります。

皆様のコメントを拝読して、自分がもっともデメリットが少ないと思う案は「特殊輸送機 (航空機)」案です。「MXY5 (航空機)」案もデメリットは少なく、実計番号を記事名とするY-10 (航空機・日本)K-60 (航空機)といった先行する類例もあるのですが、Wikipedia:スタイルマニュアル/レイアウトを鑑みると、記事冒頭を「MXY5は、日本海軍の輸送用グライダー。「MXY5」は略符号であり、名称は特殊輸送機(とくしゅゆそうき)である」といったような、少々変則的な形にする必要性が生じると考えます。そのため、outherusesテンプレートを用いるだけで済む「特殊輸送機 (航空機)」案のほうが有望であると判断する次第です。

今後のコメントの流れによって都度変更になるとは思いますが、自分としては3 - 4日経過して反対意見や対案などが生じなければ、改めて「特殊輸送機 (航空機)」への改名提案を行いたいと考えています。--CAPRI-1会話2024年10月10日 (木) 18:57 (UTC)[返信]

報告 4日が経過し反対意見などが生じなかったため、改めて新たな改名先として「特殊輸送機 (航空機)」を提案します。なお、記事冒頭の改名提案テンプレートおよびWikipedia:改名提案には反映済みです。--CAPRI-1会話2024年10月15日 (火) 14:17 (UTC)[返信]

  • コメント コメント依頼から来ました。既に改名案も決まっている状況で積極的に議論をひっくり返す意図はありませんし改名案へ反対するものでもないので、純然なコメントとして受け取ってください。上の方で、特殊輸送機という表現はやや一般名詞的であるということや、今後実際に一般名詞として特殊輸送機という言葉が使われることもあり得るのではという懸念が呈されていたと思います。もし仮に本当にそうなった場合、その一般名詞としての特殊輸送機と「特殊輸送機 (航空機)」は名前が競合してしまわないでしょうか(WP:CARMEN)?航空分野の記事名には全く詳しくないのですが、例えば「機種」や「機体そのもの」を表すのに使われる曖昧さ回避のワードがあるなら、そちらを採用する方が将来的な改名リスクが低いのではないかと思いました。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2024年10月16日 (水) 10:10 (UTC)[返信]
    紅い目の女の子様、ご意見ありがとうございます。ご意見に関する考えをまとめるのに時間がかかり、返答が遅れてしまったことをお詫びいたします。
    一般名詞としての「特殊輸送機」は、単なる「特殊な輸送機」以上の意味を持っていません。先のコメントでButuCC様が挙げられた諸機種の例を見ても、Yer-2は爆撃機改造のVIP輸送機、アルベマールはグライダー曳航機、ライサンダーとC-145はそれぞれ工作員・特殊部隊輸送用の特殊任務機と、輸送用グライダーであるMXY5ともども「何らかの特殊性があること」を除きその用途はばらばらです。これらを一纏めに解説する形で記事にすることは難しく、それゆえに今後立項され、MXY5単独の記事と競合することになる可能性は低いと考えます。
    他の曖昧さ回避ワードを使用しても何らかのデメリットが生じてしまう、という過去の議論の結果と合わせて、やはり「特殊輸送機 (航空機)」がデメリットはあってもベターではないかと思います。--CAPRI-1会話2024年10月24日 (木) 18:39 (UTC)[返信]
航空機以外の特殊輸送機が存在しないなら「航空機」では曖昧さ回避の意味をなしません。四式の方は陸軍なので特殊輸送機 (日本海軍) であれば最低限の区別はできると思います。--フューチャー会話) 2024年10月31日 (木) 08:22 (UTC) 誤字修正--フューチャー会話2024年10月31日 (木) 08:37 (UTC)[返信]
-フューチャー様、コメントありがとうございます。過去のテレストレラッソ様のコメントで「エレベーターの異称として『特殊輸送機』という語句が用いられているケース」が紹介されており、「(航空機)」はそちらとの曖昧さ回避を意図したものとなります。--CAPRI-1会話) 2024年10月31日 (木) 09:47 (UTC) また、四式特殊輸送機は陸軍の他に海軍で用いられたこともあり、「(日本海軍)」でも決定的な曖昧さ回避にはならないという問題があります。--CAPRI-1会話2024年10月31日 (木) 09:53 (UTC)追記。[返信]
「日本特殊輸送機」はエレベーターそのものではなく企業ですが、それとの曖昧さ回避を意図したものであり、日本海軍でも一意にならないということでしたら(航空機)に賛成します。その場合、リダイレクトになっている特殊輸送機はこの機体と四式特殊輸送機と企業の日本特殊輸送機の曖昧さ回避にするということでしょうか?--フューチャー会話2024年10月31日 (木) 21:01 (UTC)[返信]
「「日本特殊輸送機」はエレベーターそのものではなく企業」というのは確かにその通りです。しかし企業名とされている以上、その業界でエレベーターに関する「特殊輸送機」の用例がある可能性は推測でき、最低限の曖昧さ回避はしておくべきと考えました。特殊輸送機の曖昧さ回避化については、フューチャー様の挙げられた例に加えて、航空機の分野における一般名詞としての「特殊輸送機」についても言及することを考えております。--CAPRI-1会話2024年11月1日 (金) 20:27 (UTC)[返信]

反対意見が取り下げられた状態で最後のコメントから1週間が経過したため、「特殊輸送機 (航空機)」への改名を行いました。ご意見をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。--CAPRI-1会話2024年11月8日 (金) 21:35 (UTC)[返信]