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ノート:物理量

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現在の版について

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 全体として修正すべき点が多いように見受けられますが、適切な修正を考えるには時間がかかりそうですので、ひとまず問題のある箇所を挙げておきます。

--特別な物理量として無次元量といわれるものがある。~と書かねばならない。

 意味がくみ取りにくいが、「無次元量の正式な表記法」とは単位を表記しない「U={U}」であり、「説明上の便宜として、(1-1)式のような表記」とは単位を表記する方法という意味と推測できる。だが無次元量の単位記号として何を想定しているのかわからない。SI単位系では無次元量の単位記号は数字の1とされているのだが。

--物理量P,Qの数値が実数であるとき、これらの積、商もまた、物理量である。

 物理量同士の積や商が意味のある物理量になるとは限らない。例えば[時間]2に該当する物理量を私は知らない。また[物理量]有理数も必ずしも意味のある物理量にはならない。[長さ]1/2に該当する物理量を私は知らない。

--最終的に[PQ]、[P/Q]のような形式的な表記でとどめる。

 全ての量を基本量から組み立てるという一貫した単位系(例えばSI単位系)の思想からすれば、これは「形式的な表記」ではない。そもそもここでの「形式的ではない表記」とは何だろうか?文意からすると「固有の名称をもつ単位」のことにも読めるが、一貫した単位系の思想からすれば、組立量としての意味を明示している組立単位こそ実質的と言えるのであり、「固有の名称」こそ内容を示さない「形式的表記」と言える。

--物理量P,Qの数値が実数であるとき、「物理量PとQが比較可能」とは、P/Qが無次元量となる場合のことである。

 まずPとQを仕事力のモーメントとすれば、P/Qは無次元量だが両者は比較できない。ゆえに、この定義には例外がある。この例は『機械工学便覧』の「A1編 単位および物理定数-1.2 次元」にも次のように記載されている。「しかし同一の次元であっても物理量が同種であるとは限らない。例えば仕事(エネルギー)とモーメントは同じ次元であるが異なる意味を持つ物理量である。」  そもそも「比較可能」かどうかは実際の測定により決まるのであり、実測により比較可能なもの同士を「同じ種類の量」とするのである。これは、ISO31-0の翻訳であるJIS-Z8202の「参考1 2.1.物理量、単位及び数値」に次のような文章で示されている。  「物理量は物理現象の定量的記述に用いる。量は、互いに比較することができる量ごとにクループ分けできる。長さ、直径、距離、高さ、波長などは一つのグループを構成する。」  ここで例えば「柱の直径」と「光の波長」とが比較可能か否かを決める方法には言及がないが、それは観測により確認されていることは明らかである。

--物理量同士の足し算、引き算は、その単位を[P]または、[Q]のいずれかに統一した後にのみ意味をもつ。

 SI単位系の考え方では明確な誤りである。単位に依存せずに量の間の等式や演算が成立するようにしたものが「量方程式」である。「物理量PとQが比較可能であるときには~」の部分は、単に同じ種類の量同士の演算の話であり、これほど複雑に述べるような話だとは思えない。

--Morivert会話2012年5月23日 (水) 11:50 (UTC)[返信]

単位記号u

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「単位とその表記」の節で、単位記号を表すuはイタリック体表記が適切です(立体活字ではなく)。uはkgなどの単位を表す記号であり、内容が変化するシンボル記号はイタリック体表記とします。 --Kkddkkdd会話2013年3月9日 (土) 16:06 (UTC)[返信]