ノート:熱力学第二法則
初版からある文章のようですが、「エネルギーの質」についての記述が非常に誤解を与えやすいと思います。「熱水自体からは電気エネルギーは生じない」なんて書いてあると、「火力発電や原子力発電は熱水の蒸気でタービンを回して発電しているんじゃないのかしら?」という疑問を抱く読者が当然出てくると思いますが…(熱電対とかも同様)。Hina 2005年5月13日 (金) 06:55 (UTC)
「「熱力学第二法則」とは経験則で」「証明は未完成」などの記述は、受け取り方次第では「経験則だから信頼に値しない」のように疑似科学信奉者を喜ばせる方向に誤解されかねない気がします。経験則という意味では一般相対論の等価原理なんかも似たようなものですし、そこだけをことさらに強調するのは不自然では。
ということをさらっと書いておけば良いのではないかと。
むしろ、「ミクロな力学法則が可逆なのにそこから第二法則のような不可逆性が生じるのはなぜ?」という話(ロシュミットのパラドックスでしたっけ?)について、ボルツマンのH定理などと絡めて詳しく書く方が百科事典としては有用だと思います。Hina 2005年5月13日 (金) 07:20 (UTC)
経緯は、「熱力第二法則が証明されている」という誤解の記事からです。どうぞ、直されてください。220.6.194.31 2005年5月22日(日)
To Hinaさん
と昨日はつい書いてしまったけど、「経験則という意味では一般相対論の等価原理なんかも似たようなものですし」これは認識が違いますね。先に進めない原理と、進めるのは判っているのに進めない原理とは区別して下さい。
等確率の原理は、定理であることは判っているのにも関わらず、100年近くも定理に昇格できない原理です。なお、本ページの英語リンクには「FT理論で証明できた」と断言していますが、私は懐疑的です。この辺りは統計屋の一部が熱く議論している分野です。参考には
リンクしてある「熱力学第二法則の量子限界」の原稿群を読まれてください。ねちねちと書いてあります。私は7本ほど読んだところで疲れましたが…
220.6.194.31 2005年5月23日(月)
おっとっと。昨日のも誤解される。上記の証明は「時間矢のパラドックス」です。FT理論と書いたけど、Fluctuation定理だから、理論は余計でした(でも懐疑的なのは変わりなし)。 肝心の証明原稿だけど、例のリンクのどれかの原稿に参考文献として書いてあったけど(確か、メモリの桁落ちとしてマクロな法則に現れる云々という記憶が…)。もう一度確かめて見て返事します。220.6.194.31 2005年5月24日(火)
えっとー第二法則の証明で本日検索をかけましたが、私の検索キーワードが悪くヒットしませんでした。下記に記述は載っています。吉森明氏の所です。
http://www.phys.kyushu-u.ac.jp/seminar/seminar_p.pl
Jarzynskiの不等式を使うらしいので、これで再度検索をかけてみます。
あとヒットした中では、下記は臭いです(取り寄せは行っていないため、内容は現時点では不明です)。
LLOYD,S.(Rockfeller Univ., NY., USA):Use of mutual information to decrease entropy:Implications for the second law of thermodynamics, Vil.39, No.10, 1989.
(私の記憶と違うなー)220.6.194.31 2005年5月25日(水)
私の家には代々、
- 自分が完全に理解している分野の記事以外は迷惑になるので書かない
- IPユーザの方とは議論をしない
という、Wikipediaに関する鉄の掟がありますので;-)、専門外のこの項目の修正は残念ながらできませんし、この220.6.194.31さんのノートに関してもこれ以上つっこむつもりはありません。しかしあれからずいぶん建設中の部分が増えましたね。増えた題目だけを見てもかなり良い記事になることを期待させてくれます。これからも生温かく見守っております。:-)Hina 2005年6月3日 (金) 07:02 (UTC)
…恐い…私がくどかったです。申し訳ありませんでした。--220.6.194.31 2005年6月3日 (金) 13:48 (UTC)