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ノート:炭疽菌

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歴史の年代について

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歴史についての詳細な加筆ありがとうございます。本文中でコメントアウトされた部分について、手元に何冊か資料(大学以上の専門家向けの微生物学の教科書)があるので、そこからいくつか例を提示します。

コッホによる発見が1876年か1877年かについては、教科書でも記述がわかれています。その原因は、実際に実験を行ったときから論文として公表されるまでにはタイムラグがあるため、特に、古い時期の研究では一年程度のばらつきが頻繁にみられることによります。手元の資料では、「戸田新細菌学(南山堂)」「人獣共通感染症(医薬ジャーナル社)」などで1876年、「ブラック微生物学(丸善)」「イラストレイテッド微生物学(丸善)」で1877年になっています。前二者は日本人著者によるもので、後二者は英語版からの訳書ですので、基本的には日本と海外とで年代の捉え方に相違があると考えていいと思います。このどちらにすべきかについては、今のところ、この手の年代のずれについて日本語版全体での統一的見解はないと思いますし、まぁ正直言って「一年くらいどっちでもいいや」という考えもできますから(^^; 他国語版に合わせることに反対はしません。現状は、私はこれらの資料の中では戸田新細菌学の記述を重視している(そしておそらくは日本の細菌学者の多くが同様だと思います)ので寄稿時に1876年にしたというだけですので。--Y tambe 2006年1月18日 (水) 11:27 (UTC)[返信]

書籍の紹介ありがとうございます。Wikipediaは読んでいて楽しいと思いますが、参考書があまり挙げられておらず調べてみたいと思った際に先に進みにくいので。大規模書店で探したところ、戸田新細菌学以外の3冊は見つかりました。人畜共通感染症は種によって細菌に対する感受性がかなり異なることが読み取れますし、イラストレイテッド微生物学は診断や治療と結びついた記述が詳しいようですね。安価な書籍ではありませんから、今回は読み物としても楽しめるという観点で「ブラック微生物学」を選びました。微生物学に関する知識がほとんどなくても何とか読み進められそうです。800ページほどありますが、最初の1割を割いて歴史的な経緯や基本的な化学から説明しています。
本題の歴史的な経緯については、3冊とも数行の記述しかありませんでした。書店の細菌学の書棚には100冊ほど書籍が集まっていましたが、いずれも歴史的な経緯にはあまり関心がないようです。科学史に関する書籍も探しましたが、力つきてしまいました。---Redattore 2006年2月2日 (木) 11:47 (UTC)[返信]

外部リンクについて

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外部リンクにInstitute of Rhodesian Army - ローデシア軍の戦術を追加したところ、削除されてしまいました。外部リンク先は、この記事のローデシア軍による炭疽菌使用を補足する内容(炭疽症患者数、炭疽菌を使用を発案した部門について、など)で、この記事よりも内容が詳しいように思います。また、この記事は炭疽症患者数を約1万人としていますが、Institute of Rhodesian Armyは具体的な人数(1738名)を記入してあり、もしかすると、この記事を書かれる時に、Institute of Rhodesian Armyか、Institute of Rhodesian Armyを参考にして書かれたウェブサイトを参照して書かれたのではないでしょうか?そのときに、患者数を間違えたため、患者数が1万人という数字になったのでは?たとえば、Institute of Rhodesian Armyが1738名としているのを、第三者のページが10738名とし、ウィキペディアの記事が書かれるときに約1万名とした、というような。--118.20.65.47 2009年6月10日 (水) 19:06 (UTC)[返信]

ご指摘ありがとうございます。当該部分の記述ですが、執筆時には山内一也東大名誉教授の人獣共通感染症フォーラム第69回の内容を参照しました。このうち、下記に引用した部分から「1万人」という数を採用したものです。

南ローデシアでは1979年に原因不明の炭疸の発生があり、1万人が発病し82名が死亡しました。

山内の当該の記述は、トム・マンゴールドらの『細菌戦争の世紀』の原著(Tom Mangold & Jeff Goldberg "PLAGUE WARS")の解説として書かれたものですが、残念ながら今、私の手元には当該の書籍がありませんので、直接は確認できません。これについては、近々(できれば原書で)確認するつもりですが、もしお持ちであればご確認いただければ幸いです。また、執筆時に参照したものではありませんが、WHOが公開しているPDF資料にも、"> 10 000 human cases were published (davies, 1982, 1983)"という記載がありました。ご提示されたリンク先も拝見させていただきましたが、リンク先で提示されている「1738名」という数字については、「当サイトが参照した資料では」と、元になっている具体的なソースが判らないので、その正確性については判断しかねます。--Y tambe 2009年6月10日 (水) 23:02 (UTC)[返信]
図書館で『細菌戦争の世紀』を確認しましたが、患者数は1738名になってましたよ。--118.20.65.47 2009年7月20日 (月) 10:54 (UTC)[返信]
ご確認ありがとうございます。当方でも確認中ではありますが、原書の方が確認とれていません。ただし、上述の山内先生のコメントやWHOの発表、10738名と書かれた書籍があることなどと照らし合わせると、翻訳段階でのミスの可能性があるのではないかと考えてます。原書では10.738名となっているのを訳本で1,738名とtypoしたという可能性があるのではないかと。google検索の結果でも、10738の方が多数のようですし。こうなると、やはり原書の方も確認してみないとまずそうな…。--Y tambe 2009年7月20日 (月) 11:53 (UTC)[返信]