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ノート:杉本和巳/転記

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杉本 和巳(すぎもと かずみ、1960年9月17日 - )は、日本政治家日本維新の会所属の衆議院議員(4期)。2021年12月現在、日本維新の会代議士会会長であり[1]外務委員会理事、沖縄及び北方問題に関する特別委員会理事、裁判官弾劾裁判所裁判員を務める[2][3][4]。 

現職

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2021年12月の現職 日本維新の会衆議院愛知県第10選挙区支部長

日本維新の会代議士会会長、日本維新の会 愛知・静岡・三重県総支部代表、岐阜県強化担当、

外務委員会理事、沖縄及び北方問題に関する特別委員会理事、裁判官弾劾裁判所裁判員

2021年11月の現職 日本維新の会代議士会会長、日本維新の会愛知・静岡・三重総支部代表、岐阜県強化担当。

政務調査会筆頭副会長、国会対策委員会副委員長、外務委員会理事、沖縄北方問題特別委員会理事、裁判官弾劾裁判所裁判員。

杉本事務所の公式発表

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2021年12月ホームページ掲載 ※最近、杉本和巳について様々な掲載があります。

Wikipediaを含め、ネット上の情報には完全ではないものもあり、

杉本和巳の公式ホームページで公式発表しているものが杉本和巳事務所の情報になります。

杉本和巳に関する情報はこちらの公式ホームページでご確認くださいますようお願い申し上げます。

あいちトリエンナーレ2019への対応

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2019年8月1日、「あいちトリエンナーレ2019」が開催されると、日本維新の会代表の松井一郎は同日から8月2日にかけて、企画展「表現の不自由展・その後」を激しく非難。また、実行委員会会長の大村秀章知事に対し抗議の声を上げた[5][6]。愛知維新の会代表である杉本も松井の言動に追従。翌8月3日午前、常滑市議会議員の山田豪らとともに実行委員会事務局を訪れ、「公的な施設が公的支援に支えられて行う催事として極めて不適切」として、展示の即時中止を求める要望書を出した[7][8][9]。同日夕方、大村は緊急記者会見を開き、「テロ予告や脅迫ととれる電話やメールが相次ぎ、安全な運営が危惧される」として「表現の不自由展・その後」の同日限りでの中止を発表した[5]

同年10月8日、不自由展は一回につき30人に限定したガイドツアー方式で再開されるが[10]、愛知維新の会は10月12日、「再開に至ったことは誠に残念でならない」との声明を発表した[11]

2020年6月2日、名古屋市長の河村たかしと整形外科医の高須克弥の発案により、大村をリコールするための政治団体「愛知100万人リコールの会」が設立される[12][13]。リコール団体は日本維新の会愛知5区支部長の田中孝博を事務局長に、前述の山田豪を副事務局長に据えて8月25日から署名活動を開始[14]。愛知維新の会からは、一宮市議会議員の後藤美由紀ら計6人の党員が運動に参加[15][16]。また、街宣車を署名活動の用に供するなど、大村解職を是とする行動に出た[17]

2021年2月1日、県選管は83.2%におよぶ不正署名があったと発表[18]。2月11日、前述の後藤美由紀は早々と離党[19]。2月16日、署名偽造のため佐賀市で大量にアルバイトが動員されたことが発覚[20]

イメージ悪化に頭を悩ませることとなった愛知維新の会は、3月21日に開かれた役員会で、4月の名古屋市長選挙における河村への推薦に関し「当面静観する」と決定。代表の杉本は「うちは今、評判が悪い。迷惑をかけられない」と述べた[17]。4月15日、山田豪は、田中孝博事務局長の指示で署名偽造(拇印の押印)に関与していたことを認め、偽造作業には田中も加わっていたことを明らかにし[21][22]、4月17日付で議員辞職した[23]。5月19日、田中と「日本維新の会愛知5区支部」会計責任者の渡辺美智代[24]は、地方自治法違反容疑で逮捕された[25]。同日、杉本はNHKの取材に対し「田中氏は、ことし2月に離党しているし、愛知維新の会は、署名が始まる前の段階でリコール活動に組織として関わらないことを役員会で決めたので、維新とは関係のない個人の問題だ。ただ、今回の逮捕については、同じ組織にいた者として極めて無念だ。今後は警察の捜査や司法の判断を注視していきたい」と述べた[26]

議員会館の使用

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2021年11月2日、『週刊文春』電子版が、杉本が議員会館を不適切に使用した疑いがあると報じた。杉本は妻の影響を受け、ヨガの儀式である「オーム・チャンティング」に傾倒。議員会館でも人を呼び、定期的に「オーム・チャンティング」を開催していたとされる。衆議院事務局の担当者は「議員会館の会議室等の使用は会派に直接関係のある会合で、議員が主催する会合及び行事等に限る」と述べており、杉本の行為は不適切との指摘がなされている[27]

『週刊文春』がその後さらに杉本に事実確認を求めたところ、杉本の弁護士が「アートマクリヨガとゆう心的ヨガの教室に場所(地元事務所)をお貸ししたことはございます。その受講費用が3万3千円です。受講料は全額インストラクターに渡され、杉本夫妻は受領してはおりません。『来客を断る』という表現は事実に反しています。元々、来客予定はありませんでしたし、当日急に受付を通して来客される方は無かったと記憶しております。秘書がヨガに参加していた場合は留守表示、電話受付転送留守録になり、来客に対応できなかった可能性はございます。 杉本氏がヨガで使用したのは、(議員会館の)会議室ではなく、執務室です」と回答した[28]

杉本は、団体の創始者が2019年に来日した際に「オーム・チャンティング」に入信したとされる。入信を拒否した政策秘書は2021年10月の衆議院解散を機に失職したが、杉本は党本部の関係者や維新の有力議員らに「言うことを聞かないから雇わないほうがいい」と伝えた。秘書の再就職を妨害するような行為をしていることにつき、日本維新の会本部が困惑していると、党関係者は証言している。杉本事務所に見解を訊ねると、代理人弁護士名の文書で「そもそも、オーム・チャンティングは、アートマクリアヨガという心的ヨガの技法の中の補完的な技法です。杉本氏といたしましては心身の健康維持と精神安定、精神集中を目的として行っているヨガと捉えており、宗教行事とは歪曲誇張表現と存じております」として、政策秘書に対しては「ヨガへの参加をお誘いしたことはございますが、当該団体への勧誘はしておりません」「杉本氏は党本部や有力議員に、『言うことを聞かないから雇わないほうがいい』という連絡はしておりません」「党幹部に対して、(中略)公器たる政党の政策秘書としては相応しくないという意見を伝えたことはございます」と回答した。

地元事務所の元公設秘書も、初出勤した日に第一公設秘書から杉本が宗教活動に熱心であるとの説明を受けており、「入信しない人間は必要としないことがよくわかったため、1年ほどで公設秘書を辞めた」と取材に答えている[29]この元公設秘書について、杉本氏の代理人弁護士は「ヨガへの参加を勧誘したことはございません。そもそも、『オーム・チャンティング』については宗教行事ではないと認識しておりますが、(中略)内心の自由、信仰の自由に関わる問題であり、当該元公設秘書の退職について、杉本氏が何らかの意見を述べるべき立場にはないと考えております」と回答した[29]

政治資金

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  • 2021年11月29日、愛知県選挙管理委員会が前年分の政治資金収支報告書を公表。これにより、杉本の資金管理団体「中部政治経済会議」が2020年11月10日にほら貝の購入費として4万3230円を、同年10月23日に宗教法人GLAの会費として3万3100円をいずれも政治資金から支出していたことが明らかとなった[30]。杉本の事務所は取材に対し「ほら貝は選挙の出陣式で景気づけに吹くために買った」「練習したが、いい音が出ず実際には使えなかった」と回答し、会費については「問題解決などの手段・対処法を学ぶ目的で、延べ数日間の研修参加費用として支払った」と回答した[31]。杉本は「政治資金収支報告書に計上すべき支出ではなかった」と話し、返金して収支報告書を訂正する考えを示した[32]

脚注

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出典

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  1. ^ 杉本 和巳”. 役員・議員・支部長. 日本維新の会. 2021年12月15日閲覧。
  2. ^ 委員名簿 外務委員会”. 衆議院 (2021年12月3日). 2021年12月15日閲覧。
  3. ^ 委員名簿 沖縄及び北方問題に関する特別委員会”. 衆議院 (2021年12月6日). 2021年12月15日閲覧。
  4. ^ 02.裁判長と裁判員の紹介”. 裁判官弾劾裁判所公式サイト. インフォメーションサイト. 裁判官弾劾裁判所 (2021年12月10日). 2021年12月15日閲覧。
  5. ^ a b 佐藤直子、稲垣太郎「こちら特捜部 『表現の不自由展』中止の衝撃(上) 脅迫に屈する『悪しき前例』 市長や政権 攻撃あおる 芸術監督・津田大介氏『文化に対する暴力テロ事件』」『東京新聞』2019年8月6日付朝刊、特報1面、22頁。
  6. ^ 『中日新聞』2019年8月3日付朝刊、二社、30面、「あいちトリエンナーレ2019 慰安婦像の撤去要請 河村市長、大村知事に」。
  7. ^ 衆議院議員 杉本和巳 Facebook 2019年8月3日
  8. ^ 杉本和巳 Instagram 2019年8月3日
  9. ^ 佐藤英彬 (2019年8月5日). “展示中止言及「憲法違反が濃厚」 大村知事が河村氏批判”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM853C9KM85OIPE008.html 2021年3月5日閲覧。 
  10. ^ “トリエンナーレ不自由展、2日目も抽選に800人並ぶ”. 朝日新聞. (2019年10月9日). https://www.asahi.com/articles/ASMB943V3MB9OIPE00N.html 2021年5月27日閲覧。 
  11. ^ 愛知維新の会 Facebook 2019年10月12日
  12. ^ 高須克弥「リコール運動、私の真意」『月刊Hanadaセレクション "愛知のテドロス"大村知事リコール!高須克弥院長熱烈応援号』、飛鳥新社、2020年8月12日、41-42頁。 
  13. ^ “愛知県・大村知事のリコール呼びかけ 高須院長らが会見(2020年6月2日)”. THE PAGE. (2021年6月3日). https://www.youtube.com/watch?v=7bxs8jPHI4o 2021年3月4日閲覧。 
  14. ^ 『中日新聞』2020年8月26日付朝刊、二社、28面、「大村知事リコール 署名集めスタート 高須氏代表の団体」。
  15. ^ 愛知維新の会 Facebook 2021年3月27日
  16. ^ ごとうみゆき(一宮市議会議員) Twitter 2020年10月22日 午後8:39
  17. ^ a b “維新苦悩、拭えぬ悪評 名古屋市長選は静観へ”. 中日新聞. (2021年3月27日). https://www.chunichi.co.jp/article/225434 2021年3月27日閲覧。 
  18. ^ “愛知知事リコール署名「83%に不正の疑い」 県選管が調査結果、刑事告発も検討”. 毎日新聞. (2021年2月1日). https://mainichi.jp/articles/20210201/k00/00m/010/195000c 2021年2月1日閲覧。 
  19. ^ 機関紙を発行しました”. 愛知維新の会 (2021年4月17日). 2021年5月27日閲覧。
  20. ^ “【独自】署名偽造、バイト動員か 愛知県知事リコール、広告下請け会社が求人”. 中日新聞. (2021年2月16日). https://www.chunichi.co.jp/article/202740 2021年3月3日閲覧。 
  21. ^ “【独自】事務局幹部「偽造署名に関与」 リコール不正「事務局長が指示」”. 中日新聞. (2021年4月16日). https://www.chunichi.co.jp/article/237341 2021年4月16日閲覧。 
  22. ^ “「ミスター こうやるんだ」 リコール事務局幹部の常滑市議証言”. 中日新聞. (2021年4月16日). https://www.chunichi.co.jp/article/237375 2021年4月16日閲覧。 
  23. ^ “リコール事務局幹部・山田豪氏の辞職日は17日”. 中日新聞. (2021年4月20日). https://www.chunichi.co.jp/article/239638 2021年4月20日閲覧。 
  24. ^ 愛知県公報 第133号 政治団体の設立等の届出” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2020年8月28日). 2021年2月25日閲覧。
  25. ^ “愛知知事リコール 署名偽造の疑いで田中孝博事務局長を逮捕”. 毎日新聞. (2021年5月19日). https://mainichi.jp/articles/20210519/k00/00m/040/009000c 2021年5月19日閲覧。 
  26. ^ 名古屋市長 責任感じるも 関与否定 署名偽造で”. NHK (2021年5月19日). 2021年6月21日閲覧。
  27. ^ “「“信者”とマントラ」 維新4回生議員が議員会館を不適切使用の疑い”. 文春オンライン. (2021年11月2日). https://bunshun.jp/articles/-/49788 2021年11月3日閲覧。 
  28. ^ 『週刊文春』2021年11月18日号、28頁。
  29. ^ a b “維新・杉本和巳氏が議員会館で「オ~ム~」と唱えるヨガ儀式 秘書が続々退職”. NEWSポストセブン. (2021年11月29日). https://www.news-postseven.com/archives/20211129_1710301.html?DETAIL 2021年12月8日閲覧。 
  30. ^ 政治資金収支報告書 中部政治経済会議(令和2年分 定期公表)” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2021年11月29日). 2021年11月29日閲覧。
  31. ^ “4万円のほら貝、政治資金で購入「出陣式で吹くため」「実際に使えず」…維新議員側”. 読売新聞. (2021年12月8日). https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211208-OYT1T50050/ 2021年12月8日閲覧。 
  32. ^ “政治資金でほら貝購入 維新・杉本氏側「選挙景気づけに吹くため」”. 中日新聞. (2021年12月10日). https://www.chunichi.co.jp/article/381035 2021年12月10日閲覧。