ノート:末広がり (狂言)
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改名提案
[編集]現在、末広がり (狂言)となっている記事名につて末広かり (狂言)あるいは末広かりに改名することを提案します。
末広 (狂言)として2008年1月に立項されたものが、2010年9月に岩波書店の『新日本古典文学大系58 狂言記』での表記を理由にして改名提案無しで「末広がり」に移動され、その際に「末広(すえひろ)は狂言の演目のひとつ。末広がり、末広かりとも呼ぶ」という表記揺れについての記述が除去されてるのはそもそもどうなのかと思いますがそれはさて置き。
平凡社の『新版 能・狂言事典』(ISBN 978-4582126419)など幾つかの狂言関係の書籍に目を通したところ「末広かり」と濁音無し(読み方・ふりがなは濁音の”すえひろがり”)で表記されていました。日本芸術文化振興会の当該ページは「末広・末広かり(すえひろがり)」で「大蔵流では『末広・末広かり』、和泉流では『末広かり』と表記します」との記載あり。また、和泉流の野村万作氏が万作の会で演じた際の表記は「末広かり」、大蔵流の善竹富太郎氏のこちらのページでも「末広かり」表記など、大蔵流・和泉流で共通する表記への移動が適当と考えます。なお、リダイレクトはすべて維持で。--KAMUI(会話) 2014年3月9日 (日) 21:58 (UTC)
- コメント kotobankで検索してみると、大辞林、デジタル大辞泉、世界大百科事典が「末広がり」で、マイペディアが「末広かり」です。国立国会図書館サーチでも、濁点ありもなしも其々ヒットします。どちらでも良い気はしますが、改名にも反対はしません。なお、濁点ありだと長唄の「末広がり」(長唄は濁点付きしか見られないようです)や普通名詞としての「末広がり」が記事になる可能性がありますが、濁点なしは狂言に限られるようなので改名先には曖昧さ回避の括弧をつけない末広かりが良いと思います。その意味では今後曖昧さ回避が必要とならない「末広かり」の方が記事名に相応しいとも言えなくはないですね。
- 改名の場合は、当然リダイレクトを残して、表記揺れについて導入部で記述すべきです。--アルビレオ(会話) 2014年3月15日 (土) 07:35 (UTC)
- 反対 「末広かり」は現行で上演される狂言の曲目のひとつですが、同時に『狂言記』という文献の一部として現在に伝わった古典文学作品でもあります。近代デジタルライブラリーには『狂言記』の板本(元禄12年に版行されたのを天保2年に再版したもの)の画像があり、その第三巻には目録(目次)にもまた本文にも「末ひろがり」とあり、「か」の仮名に濁点があります[1]。狂言の流儀において濁音で読む仮名に濁点を付けないのは、古い時代に仮名には濁点を付けなかった名残かと思いますが、現代では濁音を表す仮名には濁点をつけるのが約束となっており、近代以前の文献においても「末ひろがり」という表記が見られるのなら、「末広がり」のままでよいと思います。--ものぐさたろう(会話) 2014年3月15日 (土) 08:25 (UTC)
- (コメント)改名したご当人が来ておられるので・・・一寸お尋ねしたいことがあります。そもそも元の記事名である「末広」は少なくとも間違いではなかった(上で書いたように大蔵流では「末広」との表記も使われる)のにも関わらず、改名提案も無しに改名を行ったのは何故なんでしょう? 記事名それ自体は間違っていない以上、即時改名の条件に当たらないのは明白です。
- また、表記揺れについての記述除去はどのような意図で行なったのでしょうか? 古い資料を当たって改名されるだけの知見がお有りならば、現在の大蔵・和泉流での表記揺れについて知らなかったとは言われないでしょうし。--KAMUI(会話) 2014年3月15日 (土) 11:05 (UTC)
- 自分が本項を『末広』から『末広がり (狂言)』に改名した理由は、『新日本古典文学大系』に照らし合わせてこの狂言の曲目が末広(すえひろ)と呼ばれているというのは誤りだと考えたからです。『新日本古典文学大系』には各曲目について、現行の狂言各流派で名称やその表記等が異なる場合はそれについて注を加えています。この「末広がり」にはそのような但し書きは一切ないので、現行の大蔵流、和泉流以下の諸派のいずれにも異称の類はないと判断しました。ただしこちらに書き込む前に改めて調べてみましたが、「末広」を「すえひろ」と読むのは誤りであると確認しました。大蔵流山本東次郎家では確かに「末広」と書くが、この送り仮名なしの二文字で「スエヒロガリ」と読むとのことです(『狂言辞典 事項編』 東京堂出版、昭和五十一年より)。--ものぐさたろう(会話) 2014年3月15日 (土) 11:37 (UTC)
- 表記揺れはあったということでよろしいでしょうか? 除去された当人がそれを書き戻す(私は『狂言辞典 事項編』を読んでいませんので、ものぐさたろうさんがお調べになった出典を合わせて追記する)のが適切であろうと考えます。それが確認できれば本依頼について取り下げようかと。--KAMUI(会話) 2014年3月18日 (火) 10:41 (UTC)
- 「表記揺れ」とは
- 末広かり(現行の狂言の流儀における表記)
- 末広(これで「すえひろがり」と読む。大蔵流山本東次郎家)
- 末広がり(『新日本古典文学大系』ほか)
- の三つだと思いますが、1と2も本項に書き加えるようにということであればそのようにいたします。ただちに取り掛かりますのでしばらくお待ちください。--ものぐさたろう(会話) 2014年3月18日 (火) 11:05 (UTC)
- 内容を追記編集しました、ご確認ください。--ものぐさたろう(会話) 2014年3月18日 (火) 11:33 (UTC)
- 「表記揺れ」とは
- 表記揺れはあったということでよろしいでしょうか? 除去された当人がそれを書き戻す(私は『狂言辞典 事項編』を読んでいませんので、ものぐさたろうさんがお調べになった出典を合わせて追記する)のが適切であろうと考えます。それが確認できれば本依頼について取り下げようかと。--KAMUI(会話) 2014年3月18日 (火) 10:41 (UTC)
- 自分が本項を『末広』から『末広がり (狂言)』に改名した理由は、『新日本古典文学大系』に照らし合わせてこの狂言の曲目が末広(すえひろ)と呼ばれているというのは誤りだと考えたからです。『新日本古典文学大系』には各曲目について、現行の狂言各流派で名称やその表記等が異なる場合はそれについて注を加えています。この「末広がり」にはそのような但し書きは一切ないので、現行の大蔵流、和泉流以下の諸派のいずれにも異称の類はないと判断しました。ただしこちらに書き込む前に改めて調べてみましたが、「末広」を「すえひろ」と読むのは誤りであると確認しました。大蔵流山本東次郎家では確かに「末広」と書くが、この送り仮名なしの二文字で「スエヒロガリ」と読むとのことです(『狂言辞典 事項編』 東京堂出版、昭和五十一年より)。--ものぐさたろう(会話) 2014年3月15日 (土) 11:37 (UTC)
- (コメント)改名したご当人が来ておられるので・・・一寸お尋ねしたいことがあります。そもそも元の記事名である「末広」は少なくとも間違いではなかった(上で書いたように大蔵流では「末広」との表記も使われる)のにも関わらず、改名提案も無しに改名を行ったのは何故なんでしょう? 記事名それ自体は間違っていない以上、即時改名の条件に当たらないのは明白です。
(依頼取り下げ)内容確認しましたので本依頼を取り下げます。なお、資料での掲載ページなど脚注出典での加筆が望ましいかと思いますので可能であればご検討ください。--KAMUI(会話) 2014年3月18日 (火) 20:35 (UTC)
- 『狂言辞典 事項編』について脚注形式で示しておきました。--ものぐさたろう(会話) 2014年3月19日 (水) 00:35 (UTC)