ノート:暗号関係の書籍の一覧
基本書?の記述削除
[編集]下記の記述がありましたが、多数ある教科書のうちで特にこの3冊を基本書としたり、"世界最高の名著" などの表現をするのは不適当に思い、取り除きました。
- 暗号関係の専門知識を必要とする場合、次の3書が必要事項を網羅している基本書である。
- ブルース・シュナイアー著、山形浩生監訳、『暗号技術大全』、ソフトバンク、2003年6月6日、ISBN 4-7973-1911-9 (暗号に関する世界最高の名著。アルゴリズムがよく分かる)。
- 結城浩、『暗号技術入門 - 秘密の国のアリス』、ソフトバンク、2003年9月27日、ISBN 4-7973-2297-7 (一カ所この本から孫引きされている誤りがある他は、分かりやすい。)
- 吉田一彦、友清理士、『暗号事典』、研究社。2006年12月22日、ISBN4-7674-9100-2 (約1300項の暗号に関する古今の解説。歴史的、技術的事項を網羅。)
- 暗号関係の専門知識を必要とする場合、次の3書が必要事項を網羅している基本書である。
異論がありましたら、まずノートにてご意見頂けないでしょうか。Sina 2007年4月22日 (日) 05:05 (UTC)
基本書
[編集]暗号関係の書物一覧には、専門書、基本書、通俗書、付け焼き刃、解説書、便乗書などが多数有り、初心者等の理解の妨げになっています。
その原因は、大多数を掲載した私の責任でもあるので、いずれ整理した形で投稿したいと思っておりました。
例えば一松(ひとつまつ)信教授は十分尊敬できる数学界の重鎮ですが、暗号関係は題名の割に付け足しで、数学科の学生に「数学の応用に暗号もあるよ」と教えるための本と考えます。(それはそれで意義がありますが)
下の方に「公衆暗号系」についての議論がありますが、これも先生が外部文献を参照しないで仮訳をつけてしまったための混乱だと思います。(当時「公開鍵」という言葉は定着していて、奇異に感じたのを記憶しています)
こんな事が起こった理由を推測すると、京大数理研究所の所長・教授としての権威と、数学解説を一般向けに書いていた先生に、編集者が「数学的解説をしてください」と頼んで、暗号に初めて触れる先生が英文の論文(多分RSAのMITペーパー)を読んで、そのまま連載になり、それを普通の編集者が(当時暗号知識はかなり特殊)まとめたというのでは??
文学系の人間が書く暗号史は、一部を除き通俗雑誌/本(情報源も不明な)の引用で(作家同士の孫引き)、十分な検討を経ているとは思えません。(我々もプロから見れば似たようなものですが)
シュナイアーの本は、欧米では20世紀の科学を代表する名著として扱われ、暗号研究者のバイブルとなっていることは周知の事実と思います。
結城さんの本は、フローチャートやアルゴリズムがしっかりしており、ある程度の素養がある人間が入門するのに適当であり、また暗号関係のブログ・掲示板等に幅広く引用されています。
暗号事典は、技術、歴史をほぼ完全に網羅し、内容も正確です。特に歴史的内容はほぼ全ての日本語文献を網羅している点で画期的と考えました。(何しろ研究社創立50周年記念出版) 2007年4月22日(日)14:51JST/05:51UTC (上記は 210.131.1.75 さんによる編集です。)
- ご意見ありがとうございます。Sinaと申します。「大多数を掲載した私の責任」といわれているのは、以前、暗号#参考文献に記載されていた頃の話でしょうか。「いずれ整理した形で投稿」とのことですが、暗号関係の書籍の一覧に移動する際に可能な限り内容を確認して、現在は次のように分類しています。
- 暗号
- 専門 和/和訳/洋
- 概説 和/和訳/洋
- 参考
- 暗号周辺
- 歴史 自叙伝
- 業界
- セキュリティ関係
- 暗号
- この分類で不足しているところはありますでしょうか?暗号の中を「専門/概説(/参考)」に分けていますが、これに加えて「基本書」を設けるのは、基本書か否かという分類が難しいことと、分類が過剰になりはしないかと思います。歴史的な書籍は暗号周辺の方に分けてあります。
- また、初学者に推薦できる書籍を示すことは、注意深くしても主観的になりがちなので、Wikipediaではなくて、個人サイトや書評サイト等で行うのがよいのではないでしょうか?、シュナイアーの本を「暗号研究者のバイブル」だとする方もいらっしゃると思いますが、ノート:暗号#暗号技術者のバイブルにて指摘とともに削除されたことがあります。この指摘には一理あると思いますが如何でしょう。Sinaはシュナイアーの本(赤い本)は便利と思いますが、暗号研究者の間では HAC が出た後は、HAC の方が評価が高いと聞いたこともあります。しかし出典を示すことができないのでそのような記述は控えています。逆に出典があり、記載する価値もあることならば、書籍の評価についての「事実」として記載できると思います。その際には一覧部分に手を入れるのではなくて、暗号関係の書籍の一覧#歴史に(またはその前か後かに新たなセクションを設けて)記載して頂けるとよいのではないかと思います。
- 余談ですが、「公衆暗号系」については誤解されているように思います。「公開鍵暗号」という訳語を作ったのが一松先生で(本文中で公開鍵暗号は拙訳であると説明してます)「公衆暗号系」という言葉を使用されていた方は別の方だったのではないでしょうか。あと継続的に編集に参加していただけるのでしたらログインして頂けないでしょうか。Sina 2007年4月22日 (日) 07:30 (UTC)
公衆暗号系について
[編集]>概説(和)
>一松信、『暗号の数理 - 作り方と解読の原理』、ブルーバックスB421、講談社、1980年3月20日、ISBN 4-06-118021-5 (1977年のRSA暗号の発表をうけて、公衆暗号系(ママ)について多く記述されている。前半は、暗号の歴史や種類を紹介)
- 手元の第3刷では
「公開鍵暗号とは、(略)public key cryptographyに対する拙訳である。(略)近年では公衆暗号系という語が定着しつつあるが、この本ではとりあえず前記の拙訳を使わせていただく。」
- として、全般に公開鍵暗号として記述されています。「公衆暗号系(ママ)」とは何刷からの引用でしょうか?Walks 2006年9月21日 (木) 17:10 (UTC)
- この部分を加筆したSinaです。18版(1994.12.22)を参照しています。上記の記述(p126)は18版でも同じです。「公衆暗号系(ママ)について多く記述されている」は、はしがき(p5)の最後の行「そしてこの本の主力を、近年注目されてる新しい公衆暗号系の解説におくことにした」の部分が出典で、著作権侵害しないように文章は書き直したものです。「公衆暗号系」という言葉だけを残したのは、「公衆暗号系」という訳語がこの本が出版された80年頃には定着しつつあって、そして今は無いという点に興味をひかれたためです。でも今読み返すと適切ではないかもしません。推敲されたいようでしたらどうぞ遠慮なくよろしくお願いします。Sina 2006年9月23日 (土) 01:15 (UTC)
- 返答ありがとうございます。たしかに「公衆暗号系」という言葉は削除するには惜しいので、公開鍵暗号にこの言葉を残した上で編集させていただきました。よろしかったら添削お願いします。Walks 2006年10月12日 (木) 04:14 (UTC)
- ちょっと教えて下さい。1980年代の「公衆暗号系」という訳語の使用頻度について『暗号の数理』の記述以外に何か情報源をお持ちでしょうか? 公開鍵暗号の記事冒頭部分に記述すべき程のトピックスなのか?(訳語について論争があったりしたのか?)という点と、果たして「一般的であった」と言えるのか?という点について確認したいためです。「公衆暗号系」という訳語を使用している書籍は『暗号の数理』の他には、1冊か2冊あったかと思いますが・・・。Sina 2006年10月12日 (木) 16:02 (UTC)
- 情報処理学会電子図書館で簡単に検索したところ、(執筆者の偏りがあるのではっきりとは言えませんが)1983年を境に「公衆暗号系」から「公開鍵暗号」へと移行したようです。特に派閥化などもなく、仮訳から本訳へと乗り換えられたのだと想像します。確かに重要な項目ではありませんが、末尾に一段設けて記述する方がより大事に思われ、今回「公衆暗号系」の単語を付記するにあたりあの位置を選びました。
- 「一般的」については筆が滑りました。この語を抜いて訂正し、論文のほか当時の書籍や雑誌をあたって改めて書き直します。Walks 2006年10月15日 (日) 15:05 (UTC)
- Sinaも少し調べてみました。情報処理学会の会誌では、Walksさんがお調べになったように、「公衆暗号系」は1981年1月に2件、1983年4月に1件の計3件あるのみで、「公開鍵」は1983年7月と11月、そしてそれ以降現在まで使用されているようです。信学技報を見てみたところ、タイトルに「公開鍵」が使用されている発表がIT81-5(1981年)とIT82-24(1982年)の2件見つかりました(全件検索していませんので他にもある可能性はあります)。1982年の信学論(D)にも1件ありました。『暗号の数理』が出版されたのは1980年なので、もう少し遡って1970年代末はどうだったのか分るとよいと思います。時間と機会がありましたらどうぞよろしくお願いします。Sina 2006年10月15日 (日) 16:58 (UTC)
移動のお知らせ
[編集]ここにあったメモを元に長田順行を作成しました。過去ログ参照:[1] Sina 2005年11月20日 (日) 10:19 (UTC)
以下のメモを元に釜賀一夫の記事を作成しましたTuve74 2006年11月5日 (日) 01:03 (UTC)
- Tuve74さん、記事作成ありがとうございます。記事が作成されたのでメモは削除します。過去ログ参照先:[2] 。次は? Sina 2006年11月5日 (日) 06:48 (UTC)
- Sinaさん メモ削除お手数掛けました(過去ログ参照番号が判らなかったので消せませんでした) 次は?となりますと相当に厳しいですね。陸軍では原久氏でしょうが、スタブ未満になりそうです。例えば釜賀一夫に上司部下、先輩後輩を記載する(赤リンクにはなりますが)のはどうでしょうか? Tuve74 2006年11月5日 (日) 09:58 (UTC)
メモ 原久
[編集]原久(はら ひさし、1901年(明治34年)-1974年(昭和49年))は、「陸軍暗号の神様」と呼ばれる日本陸軍参謀本部の中佐(終戦時)であり、戦後も陸上自衛隊で暗号業務に従事した。
経歴
[編集]- 出身は神奈川県伊勢原市
- 陸軍近衛歩兵第二連隊に入隊
- 1929年7月に陸軍士官学校の第41期を首席で卒業
- 1929年10月に歩26連隊付少尉
- 1932年に通信学校の暗号学生となる
- 1936年に北海道大演習で無限乱数式を採用し、高い評価を得た。
- 1937年に参謀本部付(暗号班)
- 1941年3月に少佐となる
- 1943年7月に中央特殊情報部の研究部員
- 1945年3月に中佐
- 1945年4月に情報部の5課長
著作
[編集]記事
[編集]参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]現代-暗号-専門(和)-夕日『ラピス暗号のなぞ』
[編集]夕日、『ラピス暗号のなぞ』、メタブレーン、2007年10月30日、ISBN 4-90295-070-7とありますが、専門書なんでしょうか? どなたか中身を読まれた方の意見をお聞きしたいところです。--roget(会話) 2020年12月8日 (火) 06:58 (UTC)