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ノート:日葡辞書

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過去ログ

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ハ行の発音について

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昔、日本で「ハ行」を「ファ行」で発音していた根拠として、日葡辞書に「日本」が「NIFON」と表記されていたことがよく引き合いに出されるが、 そもそもポルトガル語では「h」を発音しないので「NIHON」と表記すれば「におん」と発音されてしまう。 それでやむなく「NIFON」と表記したとは考えられませんか? もちろん、当時の日本で「にふぉん」と発音されていたことを否定するものではありませんが、「NIFON」をもって「にふぉん」と発音されていた根拠にするには弱いと思います。 他の単語についてもそうですが、日葡辞書を作った人がどれだけ正確に当時の日本語を聞き取り、辞書に書きこむことができたか? 発音している日本人に訛りはなかったか? →地域性とか、個人の発音の問題。それが日本全体の標準であったか? そして一番大きな「表記」の問題。

またローマ字で「ラ行」は"r"で書きますが、日本の「ラ行」は弾き音で、厳密には欧米人が発音する"r"とは異なります。 音としてはむしろ"l"の方が日本語の「ラ行」に近く聞こえます。 しかし、実際には"r"も"l"も日本語の「ラ行」ではないんです。

同じことはどこの国でも起こることで、わかりやすい例を挙げれば、我々日本人が英語を習う時に最も苦労するのが日本語にない"th"の音です。 日本語にない発音なので、日本の文字で表記することができない。 仕方なしに「ス」とか「ズ」などと表記しますが、これが日本語の「ス」でも「ズ」でもないことは万人が承知です。

例えば、昔の英和辞典があったとして、それに"the"が「ザ」と表記されていたからいって、「昔のイギリス人は「ザ」と発音していた」と言えるでしょうか?

この辺の根拠が明確になれば、より良い記事になると思います。

--Aerobat会話2015年12月6日 (日) 05:16 (UTC)aerobat[返信]