ノート:忠犬ハチ公
映画のセリフが出典とされている件
[編集]ハチ公の名の由来について、「映画『ハチ公物語』内で、そのようなセリフがある」とありますが、 映画は史実を元に一部で創作が加えられており、それが史実なのか創作なのか検証する必要があると思います。222.13.35.33 2008年5月16日 (金) 05:57 (UTC)
- 渋谷区役所商工観光課によると、「ハチ」の名の由来はいくつか説があり、確定が取れたものはないそうです。映画の場面はその説の一つにすぎないということです。なお、「ハチ」と名づけたのは上野夫人であり、これは『忠犬ハチ公物語』(岸一敏)に文献として残っています。岸一敏氏は上野先生の門下生の一人です。また「ハチ公」というふうに「公」を付けて呼ばれるようになったのは、上野先生の死後、新聞で報道されて人びとに愛されるようになってからです。ですから、映画のシーンにある上野先生が家族に「前脚を八の字に踏ん張っている、末広がりの八、どうだね『ハチ公』は?」という描写は脚色だと思われます。218.222.66.116 2008年5月26日 (月) 09:42 (UTC)
「死亡」を「死去」に改めます
[編集]ハチ公の死は「死亡」と表記されておりますが、ウィキペディア日本語版ではより一般的な「死去」に修正します。理由は2つあります。
- ヒト以外の生物の死に対しても「死去」が使われているよう例があるため。日刊スポーツの公式サイト内にあるページ長渕剛が初サイン会で持論展開「音楽界腐っている」において「昨年11月に死去した愛犬レオについては…」という一文があります。このようにヒト以外の生物の死に対して「死去」を使うケースは多々あります。
- 生物学ではヒトは特別視されていないため。ヒトは真核生物ドメイン動物界真正後生動物亜界左右相称動物新口動物上門脊索動物門脊椎動物亜門四肢動物上綱哺乳綱真獣下綱真主齧上目真主獣大目霊長目直鼻猿亜目真猿亜目狭鼻下目ヒト上科ヒト科ヒト亜科ヒト族ヒト亜族ヒト属に属しており、断じてヒトドメイン人間界人間亜界人間上門人間門人間亜門人間上綱人間綱人間下綱人間上目人間大目人間目人間亜目人間亜目人間目ヒト上科ヒト科ヒト亜科ヒト族ヒト亜族ヒト属に属しているわけではないのです。
なお「擬人化」という言葉はピーター・シンガーによればヒト以外の生物を蔑視する差別用語であるということを申し添えておきます。利用者:Keisotyo(会話 / 投稿記録 / 記録)さんや利用者:NEON(会話 / 投稿記録 / 記録)さん、利用者:Preto(m)(会話 / 投稿記録 / 記録)さんのような生物の分類について深い見識をお持ちの方でしたら私の編集を支持していただけると思います。--153.156.36.48 2016年9月20日 (火) 10:13 (UTC)
「死亡」も「死去」も人が死ぬことです
[編集]『大辞泉』(小学館)によれば、「死亡」とは「人が死ぬこと。死去。」、『三省堂国語辞典(第7版)』によれば、「死亡」とは「〔(人/動物が)〕死ぬこと。」、「死去」とは「〔人が〕死ぬこと。」、『三省堂類語辞典』によれば、「死亡」とは「人が死ぬこと。」、「死去」とは「「死亡」の改まった言い方。亡くなること。」など、国語辞典をみれば「死亡」も「死去」も(原則として)「人が死ぬこと」を意味する言葉であることがわかります。
ただ、「(ヒト以外の)動物が死ぬこと」を意味する適当な漢語が見当たらないため、「死亡」が流用されることがあります(「動物が死亡」の違和感(毎日新聞・校閲グループ))。また、「人間に匹敵する扱い」を受けている動物の場合には、人間に対するのと同じ言葉が使われることも増えてきました(たま駅長の死をどう言い表すか(毎日新聞・校閲グループ))。153.156.36.48さんが引用している件(長渕剛が初サイン会で持論展開「音楽界腐っている」(日刊スポーツ))も、飼い犬が大切な存在であったからこそ「死去」という言葉が使われていると思われ、一般的な動物の死についての用例とはいえないでしょう。
ウィキペディアも百科事典であるからには、「死亡」・「死去」という言葉に対して、国語辞典にないような新しい定義を与えるべきではないでしょう(独自研究に該当します)。したがって、ウィキペディアでは(ヒト以外の)動物の死を表すのに、原則として「死亡」・「死去」という言葉を使わないのが望ましいと思います。なお、分類学におけるヒトの位置づけは「死亡」・「死去」という言葉の定義とは無関係ですし、擬人化とも次元の異なる問題でしょう。--Lichenes(会話) 2016年9月24日 (土) 04:05 (UTC)
父がでっち上げたハチ公伝説
[編集]'88年ベストエッセイ集(文芸春秋)に、「父がでっち上げたハチ公伝説」という林秀彦のエッセイがあります。彼の父の林謙一は東京日日新聞の社会部記者であり、昭和五年に電話取材だけに基づいて書かれた記事が、ハチ公伝説の始まりだそうです。よくもこれだけのデタッパチが書けたものだと林秀彦は記しています。
このページにも載ってます。
--Tadashiku(会話) 2017年9月3日 (日) 03:41 (UTC)
外部リンク修正
[編集]編集者の皆さんこんにちは、
「忠犬ハチ公」上の1個の外部リンクを修正しました。今回の編集の確認にご協力お願いします。もし何か疑問点がある場合、もしくはリンクや記事をボットの処理対象から外す必要がある場合は、こちらのFAQをご覧ください。以下の通り編集しました。
編集の確認が終わりましたら、下記のテンプレートの指示にしたがってURLの問題を修正してください。
ありがとうございました。—InternetArchiveBot (バグを報告する) 2017年10月4日 (水) 17:35 (UTC)
「愛称」と「尊称」について
[編集]事後報告になり申し訳ありません。
「ハチ公の愛称でも云云」を「ハチ公の尊称でも云云」という記述に変更した理由について書き残しておきます。
まず、公の意味ですが、ここでは「身分の高い人や年配の人に対して広く用いられる尊称」です。例えば、楠木正成に対する大楠公、近衛文麿に対する近衛公など。
つまり、ハチ公とは愛着というより尊敬の意味合いが強いように思われます。(それを考慮して「愛称」である、と言う意見もあることを承知しております。)
また、敬称としなかったのは、犬に対して敬う、と言う気持ちを持つことはなんとなく違和感があったためです。
以上より「尊称」が適切な語であると判断しました。--真田 悠希(会話) 2023年3月8日 (水) 04:27 (UTC)
- こんにちは。以前、会話させていただいたことのありますPrel1hと申します。
- 「ハチ公」という「愛称」か「敬称」か「尊称」かに関しまして、「尊称」とした理由をご説明しておられましたが、
- まず「公」についてですが、かつて日本人がアメリカ人に侮蔑の意を込めて「アメ公」と呼んだ例のほか、他者を貶めてサル呼ばわりして「エテ公」と呼んだり、不良学生が挑発や侮り的な意を込めて(漫画やドラマ等でしかあまり見ませんが)先生を「先公」、警察を「ポリ公」と呼んだりするように、日本の俗語レベルでは「公」は必ずしも尊称・敬称のみではなく、蔑称等(愛着を込めた場合も含む)でも用いられた表現であるため、ハチ公存命当時の人々がハチ公を「尊敬」してそう呼んだとする証明には直結してません。親しみ・愛着を込めた呼び方(愛称)としての「ハチ公」でも差し支えないはずです。
- また、「犬に対して敬う、と言う気持ちを持つことはなんとなく違和感があった」から「敬称」ではなく「尊称」にしたともおっしゃられましたが、「敬う」の意味をGoogle検索すると、Oxford Languagesの引用として「相手を尊んで礼をつくす。尊敬する。」とあり、「尊ぶ」の意味を検索すると「うやまって大切にする。尊重する。たっとぶ。」とありまして、両者はほぼ同義か、極めて近似した意味の言葉と言えます。なので「犬に対して敬うという気持ちを持つとには違和感があるが、尊ぶという気持ちを持つことには違和感がない」となると、むしろそこに違和感を感じます。
- 以上のことから「愛称」を「尊称(敬称でも)」に修正する必然性が弱く、必要性もあまり感じません。--Prel1h(会話) 2023年3月8日 (水) 11:27 (UTC)
- 私が主に違和感を感じたのは「愛称」ですね。「公」を愛称として捉えるのは語義的に見て…先述の楠木正成に対する大楠公は「愛称」ではないことは誰でもそう感じると思います。
- とはいえ、@Prel1hさんの意見も十分に説得力があるので、この件は一旦保留にさせてもらえませんか?--真田 悠希(会話) 2023年3月8日 (水) 13:21 (UTC)
- 一応、手元の辞書でも引いてみました。
- 【敬う】相手を目上と考え、礼を尽くして振る舞う。
- 【尊ぶ】大切にすべきものとして尊敬する。敬い崇める。たっとぶ。
- 【愛する】
- 1. 人や生き物にとても好きだという気持ちを持つ。
- 2. 省略
- 3. ある物事を価値あるものとして大切に思う。
- 4. あることが好きで、親しみや喜びの気持ちを持つ。好む。愛好する。
- 以上、明鏡国語辞典より。
- 個人的には「敬う」と「尊ぶ」の間には決定的な違いがあるように感じます。「敬う」には、自分が目下であるような前提があるように感じます。「尊ぶ」には、特定の立場を感じさせません。どちらも、「大切にする」という意味が元になっているので、類義語ではあると思いますが、同義語とは言い難いと考えられます。あくまで、個人の意見ですが。--真田 悠希(会話) 2023年3月8日 (水) 13:28 (UTC)