ノート:徐世昌
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>また政治的に無能な満州貴族としては、徐の行政的な能力は必要だった。
この部分は削除させていただきました。清末には満洲貴族が主導する近代化改革を進めており、満洲人を無能と表現することは適切ではありません。満洲人が辛亥革命に対処できず清朝が滅亡してしまったことだけを見て、清末に満洲人が無能で何もできなかったということはできません。粛親王善耆の近代警察機構創設などは清朝滅亡後も中国近代化に非常に大きな意味を持ちます。粛親王は袁世凱とは仲が悪かったが、後任の民政部尚書徐世昌とは親しく彼らはともに警察改革に尽力しています。
また袁世凱の失脚を満洲貴族によってと表現することも適切ではありません。袁世凱は醇親王、粛親王らと対立しますが、軍機大臣慶親王は袁世凱と親しく袁世凱を擁護しています。(醇親王らは袁世凱と慶親王の汚職癒着を問題視していた)辛亥革命で袁世凱の再登用を求めたのも慶親王です。醇親王は戊戌変法で兄光緒帝を裏切り幽閉させた袁世凱を恨んでおり、袁世凱失脚は袁と醇親王の関係に起因すると考えられます。清末政局は満洲対漢に単純化できない問題があります。