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ノート:岐北軽便鉄道甲形電車

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3形は妥当か

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持ってる限りの資料で改稿しようとしたところ、記事名について疑問を抱きました。鉄道ピクトリアルの「私鉄車両めぐり」(1971年、アーカイブズ経由で確認)には確かに3形(3-6)とありますが、この資料で「不明」とされた『初めの2両(1・2)』について以降の資料では言及があり、それらの資料では3形どころか形式名自体がありません。

岐北軽便鉄道 美濃電→名鉄(一次改番) 名鉄(二次改番)
「名古屋鉄道 起線」
鉄ピク 1971年
岐北軽便鉄道の車両とされる G13、G14、G17、G19 モ15-18 モ25形(25-28)
1948年頃改番
「私鉄車両めぐり」
鉄ピク 1971年
岐北3形(3-6)
岐北1・2号は不明。
G13、G14、G17、G19 モ15形(15-18) モ25形(25-28)
『写真が語る名鉄80年』
社史 1975年
1-6 13-17、19
(1939年15、16号廃車)
15-18
1941年改番
モ25形(25-28)
「名古屋鉄道の車両前史」
鉄ピク 1986年
同社から引き継いだ電車6両 モ15形
(1939年2両廃車)
モ25形

公式HPでも岐北時代の写真については形式を付けず「4号」としており、一方で名鉄揖斐線の項では甲形4両、乙形2両とする資料が確認できます(『名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(上)』)。左記資料はまだ未確認なので、具体的な改名提案などは同文献などを確認した後になりますが、3形が妥当でない場合は記事名を岐北軽便鉄道の電車あたりにすることになると思います(仮に甲形、乙形が妥当としてもそれらを別記事にするほど書けるとは思えず、合併後も一緒くたに扱われてることを考えると纏めて説明した方が適当になりそうな気がするため)。--ButuCC+Mtp 2016年11月20日 (日) 18:50 (UTC)[返信]

改名提案

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『名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(上)』確認しました。予想通り1・2号(美濃電15・16号)が乙形で、3-6号(美濃電13・14・17・19号)が甲形でした。したがって現在「3形」とされる本記事が取り扱っている車両と「甲形」が一致しますので、(乙形の解説も含む前提で)本記事名を岐北軽便鉄道の電車または岐北軽便鉄道甲形電車(改稿予定の内容だと乙形の解説は補足程度になるため。名古屋電気鉄道トク1号電車等のように記事名形式以外の解説を含む場合もある)に改名することを提案します。--ButuCC+Mtp 2016年11月23日 (水) 17:31 (UTC)[返信]

完了 --ButuCC+Mtp 2016年12月3日 (土) 18:32 (UTC)[返信]

電動機換装について

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本項を書く際に使用した記事では1947年(昭和22年)に竹鼻鉄道デ1形からの換装とあったのですが、一方で名鉄モ770形電車 (初代)において当該車両へ主電動機を供出して制御車代用となったとの記述があります。換装年の違いもありますし、デ1形は竹鼻線で使用された後に野上電鉄、熊本電鉄に譲渡されたとする経緯は複数の文献で一致していますので、直ちに本形式の換装元がデ1形だと矛盾が発生するわけではないですが、別の資料で違う型番を指しているものもあり、搭載電動機の変遷について誤りがある可能性があります。

「名古屋鉄道 起線」
鉄道ピクトリアル、1971年、75頁
『路面電車と街並み 岐阜・岡崎・豊橋』
トンボ出版、1999年、254頁
『名古屋鉄道車両史 上巻』
アルファベータブックス、2019年、156,159,160頁
諸元表の時期 1953年 1955年 1944年
形式 モ25 モ25 モ15 デ1 モ560 モ770
電動機 TDK-580F TDK-30B DK-13A TDK-530B TDK-30B TDK-530B
馬力 40PS 40PS 30PS 40PS 50PS 40PS

『名古屋鉄道車両史 上巻』は1944年時点のデータなので本記事の形式はモ15形でDK-13Aで正しいです。デ1形がTDK-530Bでモ770形と一致している一方で、「名古屋鉄道 起線」の記事にあったTDK-580Fという電動機を搭載する車両は一覧にありませんでした。

『路面電車と街並み 岐阜・岡崎・豊橋』ではTDK-30Bという電動機が記されており、1944年時点のデータではモ560形のみ搭載しています(馬力表記が違いますが)。

可能性としては『モ770形供出後に搭載されたのがTDK-580Fでそれがモ25形と交換された(鉄ピク71説)』、『交換後の電動機はTDK-30Bで、それはデ1形からではなくモ560形から(トンボ説)』のいずれもありそうです。--ButuCC+Mtp 2019年4月20日 (土) 14:26 (UTC)[返信]

モ770形関連のRAILFAN誌の記述を確認しました。概ね記事に書いてある通りで、1944年(昭和19年)から1948年(昭和23年)まではTDK-530-Bと推定されるデ1形の主電動機をモ770形に転用し、種車(デ1形)は制御車代用(原典は付随車扱い)として運用され続けたとあります(更に1948年(昭和23年)の電装解除でデ1形にTDK-530-Bが返却されたと筆者は推測)。「扱い」というのは主電動機転用後も「デ1形」のまま形式名が改められなかったことを指しているのだと思われますが、如何せん記事のメインはモ770形のことであり、デ1形に関しての記述は断片的でこれ以上のことは書いてありませんでした(これは「名古屋鉄道 起線」にも言えることですが)。

モ15形⇔デ1形間で換装があったとされるのは1947年(昭和22年)であり、モ770形関連の主電動機の動きからすればTDK-530-Bが転用され制御車代用となっていた期間です。TDK-580Fを搭載していたとしたらモ770形への転用後に新たに装備したという事になりますが、確証はありません。また、少なくとも野上電鉄や熊本電鉄に譲渡された時点では動力車に戻っているので、譲渡時点で装備していたのがTDK-530-B(モ770からの返却)なのかDK-13A(モ15との交換)なのかが決め手になりそうですが、譲渡先での詳細(主電動機)について記された資料にまだ出会えていません。もちろん、全ての電動機が車両同士の1対1の交換関係に無い(旧電動機は廃棄して新しいものを取り付けた)可能性もあります。--ButuCC+Mtp 2019年4月30日 (火) 18:49 (UTC)[返信]