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ノート:展延性

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延性脆性遷移温度について

[編集]

延性脆性遷移温度の記述内容が完全に間違っています。

  • 延性脆性遷移温度(Ductile-brittle transition temperature, DBTT)
    • 破面遷移温度(Fracture appearance transition temperature, FATT)
    • エネルギー遷移温度(Energy transition temperature, ETT)
  • 無延性遷移温度(Nil-ductility transition temperature, NDTT)
  • 15 ft-lb遷移温度(15 ft-lb transition temperature)

これらの概念はそれぞれ異なりますが、一緒くたにして書いています。JIS G 0202を参照下さい。

まずDBTTは破壊形態が延性から脆性に変わる温度のことで、通常NDTTで定義されることはありません。 延性(脆性)破面率50%で定義したものがFATT、上部・下部棚エネルギーの中間値で定義したものがETTです。 塑性変形は熱活性過程ですので、上部棚エネルギー(Upper shelf energy, USE)は温度の影響を受けますが、 遷移温度域では延性波面率と上部・下部棚エネルギーの間に近似的に混合則が成り立つため、FATT≒ETTです。

一方、NDTTは完全に延性破面が出なくなる(延性破面率≦5%)温度のことであり、 吸収エネルギーで定義するなら下部棚エネルギー(Lower shelf energy, LSE)です。 LSEの大きさは材料が脆性破壊するために必要なエネルギーであり、材料に固有のものです。 吸収エネルギーは概していくらであるなどとは言えません。

最後の15 ft-lb遷移温度については物理的な意味はありません。 第二次世界大戦の直後の調査結果で、たまたまこの吸収エネルギーになる温度で破壊したから用いられてきたものです。 --弥三郎会話2014年8月31日 (日) 01:08 (UTC)[返信]