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ノート:塩素

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亜塩素酸は弱酸か、中程度の酸か

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塩素のオキソ酸の項目で「亜塩素酸は弱酸。」「亜塩素酸は中程度の酸」という二つの記述が存在してます。どちらが正しいのかはっきりさせてください。--pixan 2006年1月2日 (月) 08:09 (UTC)[返信]

酸の強弱については、酸の強度という考え方が相対的であることと、どのように強度をクラス分けするかという明確な決まりがないので表現が主観的になります。たとえば、水中で濃度に依存せず完全電離するものは強酸と呼びますが、それ以外(完全電離しない酸)を弱酸という分類をするかたもおられますし、電離度の指標であるpKaを使って強い酸、中程度の酸、弱い酸という言い方をする場合があります。
濃度に依存せずに完全電離するにはpKa<0~1である必要があります。また酢酸はたいてい弱酸と称されpKa=4.56です。水中ではリン酸は完全電離しないので中程度の酸とされることが多くpKa=2.15です。問題の亜塩素酸はpKa=2.31です。岩波書店の理化学辞典では電離定数Kが10-3より小さい程度の場合を弱酸であるといっています。決まりがないのでpKa=3.0できっちり割けるかどうかは主観にならざるを得ず、実際pka=2.31とはK=4.99×10-3で10-3のオーダーなので弱酸とも見成せるボーダーライン上の強度だと考えます。あら金 2006年1月2日 (月) 10:25 (UTC)[返信]

早速の加筆修正と、詳しい説明ありがとうございました。酸の強度という、素人にとってはすんなり定義できそうだと思われる指標も、とらえ方で変化するというのは興味深いものですね。一つ新しい知識が増えました。感謝します。 --pixan 2006年1月3日 (火) 03:17 (UTC)[返信]