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ノート:堺市学童集団下痢症

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発生以前の状況について

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発生以前の節に加筆をしようと思ったのですが、現在記載されている情報と乖離があったので、中断しました。比較して読み進めるうちにわりと内容が違っており、この資料は使わない方が良いのだろうかと不安になってきたので、いったん当方の加筆分をリバートし、ノートにて相談させて頂きます。加筆内容はこの版で、使用した資料は食品安全委員会の調査報告書(pdf直リンク)です。

  • 1990年浦和市の有症者268名の出典は(高谷 1997)でしょうか。別資料(現在脚注としているもの)では319名になっていたのですが、書き換えるとまずいですかね。
  • 「毎年100例程度の感染事例が発生」とありますが、この100例というのは患者数のことでしょうか?食品安全委員会の資料に「1990~94年までの腸管出血性大腸菌による集団下痢症の発生状況」という表があるのですが、集団下痢症に限っても患者数が大きく異なっていたので気になりました。--Gurenge会話2022年8月9日 (火) 10:19 (UTC)[返信]
  • 返信 (Gurengeさん宛) 加筆へのご協力をありがとうございます。仰る通り、当該の記述は(高谷 1997)が出典ですので、再度確認してみました。やはり浦和市の幼稚園での事例は「有症者268名, 死者2名」とあり、また「1995年までに食中毒として扱われなかった下痢症感染事例も含めると, 毎年100例程度の本下痢感染症の感染事例があるとされている」とあります。御提示頂いた資料とは、やはり齟齬があるように思えます。浦和市の事例について検索したところ、国立感染症研究所感染症情報センターのサイト[1]に、患者は「計319人」とありますので、やはりこの数字のほうが正しいようですね。「毎年100例程度」というのは、食中毒として扱われなかった下痢症感染事例云々というのが数字の齟齬に関係あるのかもしれないと思いますが、浦和市の数字が他の複数の資料と食い違うことを考慮すると、ここは別の資料の数字に書き換えてしまってよいのではないかと思います。--灰色の海会話2022年8月9日 (火) 10:52 (UTC)[返信]
    返信 (利用者:灰色の海さん宛) ありがとうございます。加筆部分を復帰させました。変なところがあれば遠慮なく手を入れて頂いて問題ありません。あとは当方では影響節を加筆(コンビニ脅迫、PL保険の急増、堺市民オリンピックの中止など)をしようと思っています。食品衛生法改正まわりも触れた方が良いような気がしますが、内容が難しいですね・・・--Gurenge会話2022年8月9日 (火) 12:36 (UTC)[返信]
    返信 ありがとうございます、承知致しました。影響は余りに広すぎて記述できなかった部分も多かったと思いますので、非常に有難く存じます(挙げて頂いたものは皆初めて知りました!)。仰る通り法改正の部分は難しく、すぐに資料を見つけることもできませんでした……。この辺りを含めまだ粗削りな部分が多く残っておりますので、私のほうでも手を入れて質を上げていきたいと思います。よろしくお願い致します。--灰色の海会話2022年8月9日 (火) 13:05 (UTC)[返信]

良質な記事の選考での指摘事項

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現在、本記事の良質な記事の選考を行っており、記事内容について検討すべき点を指摘されています。

  1. 藤原一枝著『堺O157 カイワレはこうして「犯人」にされた!』については自費出版書籍(自己公表された情報源)であり、Wikipedia:信頼できる情報源とみなすことはできないため、典拠から除去した方が良い
  2. 科学的内容、法的内容について新聞を典拠としているものについて見直しが必要
  3. 原因究明節の内容がカイワレダイコン業者側の見解に偏っており、中立的な観点について疑義がある

詳細は選考ページをご確認頂きたいと思いますが、比較的重たいと思われる指摘は上記3点かと思われます。

1点目の疑問・批判節については現状、藤原の書籍に大きく依拠していますが、先に挙げている食品安全委員会の報告書pp.13-15にある『第3章 本事件から明らかになった問題点、課題と効果的だった点』を整理することで、信頼できる情報源を元にした内容の書き換えが可能かと思われますが、この点の編集について行っても良いか合意を採りたいです。

2点目、3点目については当方でどのように進めるかが見えていないため、まずはその部分をご相談させて頂きたいです。--Gurenge会話2022年8月16日 (火) 15:40 (UTC)[返信]

  • 返信 (Gurengeさん宛) 良質な記事への推薦、加筆への御協力と、誠にありがとうございます。申し訳ありません、こちらの内容をよく読まぬまま選考ページへの書き込みを行ってしまったのですが、1点目につきまして、「疑問・批判」節は除去しようかと考えております。挙げて頂いた食品安全委員会の報告書の部分も、カイワレ説への疑問・批判には当たらないため、「対応への反省」辺りへの記述が適当であるように思いました。2点目につきましては、すぐにとは確約できないのですが、他の論文も当たって置き換えられるところは置き換えていきたいと思います。3点目につきましては、選考ページにも記した通り、カイワレ説への反駁について資料が乏しいため、厚生省の発表とカイワレ業者側の被害、裁判での国の敗訴という事実だけを記す形に留めたいと思います。今度は反対に厚生省寄りになってしまわないかという懸念も抱きましたが、裁判で国が敗訴したこと・現在も原因はわかっていない、という事実は記述できるため、そこまで不均衡にはならないかな、と考えたのですが、いかがでしょうか?--灰色の海会話2022年8月16日 (火) 16:56 (UTC)[返信]
    返信 (利用者:灰色の海さん宛) コメントありがとうございます。修正方針について異論はありません。当方でも手をつけられる箇所については進めていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。--Gurenge会話2022年8月17日 (水) 12:17 (UTC)[返信]

治療節の文献の置き換えについて

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良質な記事の選考にて指摘のあった治療節における新聞を典拠としているものについて見直しについてですが、櫻井忠義「腸管出血性大腸菌(O157病原大腸菌感染症)の流行と予防について」『安全教育学研究』 2巻、日本安全教育学会、2002年、13-18頁https://www.jstage.jst.go.jp/article/jase2001/2/1/2_13/_pdf/-char/ja のp.17は使用可能でしょうか?--Gurenge会話2022年8月23日 (火) 12:18 (UTC)[返信]

  • 返信 (Gurengeさん宛) ありがとうございます、使用できる資料であると思います。ついでにご報告させて頂きますと、抗生物質の記述につきましては、新聞を出典として記述した平松らの発表内容について、インターネット公開されている論文があり(伊藤 輝代、秋野 恵美、平松 啓一「腸管出血性大腸菌O157に用いる抗生物質の検討」『感染症学雑誌』71号2巻、日本感染症学会、1997年2月、130-135頁)、これを典拠に加筆したいと読んでいたのですが、専門外の自分には中々に難解で、典拠とできるだけの充分な理解ができずにいます。--灰色の海会話2022年8月23日 (火) 14:53 (UTC)[返信]
    返信 (利用者:灰色の海さん宛宛) 当方も全くわかっていませんが、置き換えても問題なさそうな一部新聞典拠の箇所において置き換えを行いました。上記(櫻井2002)の中に当時の厚生省が勧める治療法について記述があり、これを入れようと思ったのですが、前段の「厚生省も継続的な研究を指導してこなかったため、堺市での発生の際にも、抗生物質が効くのか、毒素にどう対処すべきか、といった対応手段が、殆ど何も示せなかった」と文意が通らなくなるため、やめました。下記は論文と本文を比較して読んでいて気になった箇所です。
    1. 「抗菌剤(ニューキノロン系)は小児用がなく」とありますが、(櫻井2002)では「5歳未満の幼少児に対してはニューキノロン系のホスホマイシン、カナマイシンを、5歳以上の幼少児に対してはホスホマイシン、ミノサイクリン、ドキシサイクリン、カナマイシン、ノルフロサキシンを常用量で速やかに投与」とあるため、小児用が無いというところに違和感を覚えました。
    2. 「菌に含まれるベロ毒素を患者の体内に放散」という文章も新聞側が意訳しすぎているように思いました。(櫻井2002)では「ペニシリン等のβラクタム系は腸管で吸収され、腎排泄型の経路を採るため不適切」とありました。
    かなり手広く記述がなされているように思いますが、あくまで「堺市学童集団下痢症」の記事であることを鑑みれば、本件でどのように対処・治療したかという点に絞ってしまっても良いかもしれませんね。--Gurenge会話2022年8月24日 (水) 14:04 (UTC)[返信]
    「ニューキノロン系のホスホマイシン、カナマイシン」というのはシンプルに誤植・誤解です。ホスホマイシンとカナマイシンはいずれもニューキノロンに該当しません。--Karasunoko会話2022年8月24日 (水) 14:54 (UTC)[返信]
    返信 (利用者:Karasunokoさん宛) なるほど。そうなのですね。ご教示頂きありがとうございます。--Gurenge会話2022年8月25日 (木) 11:34 (UTC)[返信]
  • 返信 (Gurengeさん宛) ありがとうございます。しかしどうもよくわかりませんね、Karasunokoさんの御指摘もありますし、これ以上は私の手に余るという感じを抱き始めています。「腎排泄性の経路をとるため不適切」というのは、腎臓を経由して排泄されるようになってしまうため、腎臓に悪影響を与えてしまう虞がある、という意味なんでしょうか……専門の方ならすぐにわかるのでしょうけれども。また、あくまでも「堺市学童集団下痢症」の記事である、という点は私も考えていました。腸管出血性大腸菌O157:H7も新たに立項されましたし、治療全般の話はそちらへ譲り、本件の場合のみに限定するのがいいかなと思います。--灰色の海会話2022年8月27日 (土) 13:53 (UTC)[返信]