ノート:坂上氏
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阿智王と漢王朝との関係について
[編集]阿智王と漢王朝との関係は以下の諸資料に見えるように錯綜していますが、本項目の「坂上氏の系譜」は霊帝の曾孫と断定している点で問題があるように思われます。また、「坂上氏の系譜」は石秋王を延王の子とする一方で、本文は「献帝の子といわれる」としており、齟齬を来たしています。
本文・系譜ともにより適切な書き方を検討する必要があるのではないでしょうか。なお、拙文は坂上氏と漢王朝との関係を積極的に肯定する趣旨ではない事を付言しておきます。
- 『続日本紀』巻38・延暦4年(785年)6月10日条
- 「後漢霊帝之曾孫阿智王・・・」
- 『日本後紀』巻21・弘仁2年(811年)5月23日条
- 「阿智使主後漢霊帝之曾孫・・・」
- 『続日本後紀』巻2・天長10年(833年)12月26日条
- 「後漢霊帝曾孫阿智王・・・」
- 『続日本後紀』巻17・承和14年(847年)閏3月15日条
- 「後漢霊帝曾孫阿知王・・・」
- 『三代実録』巻6・貞観4年(862年)3月1日条
- 「後漢孝霊皇帝四代孫阿智使主・・・」
- 『三代実録』巻6・貞観4年(862年)7月28日条
- 「後漢孝霊皇帝四代孫阿智使主・・・」
- 『田邑麻呂伝記』
- 「大納言坂上大宿禰田邑麻呂者、出自前漢高祖皇帝、廿八代至後漢光武皇帝、十九代孫考霊皇帝、十三代阿智王・・・」
- 『坂上系図』
- 漢高祖皇帝―石秋王―康王―阿智王
- 『坂上系図別本』
- 後漢光武皇帝―明帝―章帝―清河王―安帝―順帝―冲帝―質―桓帝―霊帝―献帝延王―考徳王―石秋王―阿智王
- 『新撰姓氏録』右京諸蕃上・漢条
- 「坂上大宿禰、出自後漢霊帝男延王也」