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ノート:原シナイ文字から派生した文字体系

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年代や系統関係について

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英語版からの翻訳にあたって『世界文字辞典』を参照しましたが、年代や系統関係について、記事内容はほぼ正しいようです。しかし、すこし疑問な点もあります。おわかりのかたは情報提供などお願いします。

  • 地図に「Nepali」というのが見えますが、なんなのかわかりません。ネワール文字のことでしょうか。とりあえず地図画像はコメントアウトしました。
  • 原シナイ文字原カナン文字のどちらが古いかについてはまだ議論もあるようですが、20世紀末にワディ・エル・ホル文字が発見されたことによって「最古の独立したアブジャド」でもなくなったので、大勢に影響ないでしょう。
  • マジャルのルーン文字 (突厥文字の影響でできたもの。ゲルマンのルーン文字ではない)ですが、おそらくロヴァーシュ文字のことを言っているのだとおもわれますので、そのように訳しました。ただ、『世界文字辞典』では「突厥文字」の項で「突厥文字」とそれに影響を受けて成立した「東ヨーロッパのルーン文字 (チュルク・ルーン文字とも)」に分けて解説しており、しかもロヴァーシュ文字は突厥文字とは別項が立っています。ロヴァーシュ文字は、字母の約半数が突厥文字からの借用と見られるものの、のこりはギリシア文字などからも借用している混成的なもので、単純に突厥文字の系統とみなすのは難があります。系統のこの箇所は「東ヨーロッパのルーン文字」などが適切なのかもしれません。
  • クリー文字デーヴァナーガリーの系統に入れてよいものかどうか。定説ではピットマン速記を参考にして創出されたとされます。字母の形状はデーヴァナーガリーを参考にしたとされていますが、それだけで継承関係を言うのは難があります。なお、特定の個人が創出したというのが定説ですが、最近、使用当事者たちから、もともとキリスト教ミッション到来以前から使われていたものだという反論がだされているようで、そうだとするとなおさら系統は不明です。
  • いっぽうで、ターナ文字アラビア文字の系統に入りそうなものですが、現在ありません。

--Hatukanezumi 2007年3月25日 (日) 13:22 (UTC)[返信]

ハンガリーのロヴァーシュ文字についてですが、ハンガリー語版には、歴史的な移動経路を踏まえて、チュルク・ルーン文字からの派生とする説が掲載されていました。アラブ・ヘブライ・ギリシア文字の影響についての直接の言及はありませんでしたが……母体とされるチュルク・ルーン文字は、それらの文字と同時期にハザール国で用いられていたという記述があり(信憑性があるかどうかはわからないのですが)、その時期に、他系統の文字も参考にしつつ、マジャル人が独自の文字を作成したということなのかもしれません。--Hegyi János 2007年4月8日 (日) 07:03 (UTC)[返信]
さすが、ご当地版は内容が充実していますね (読めないけど)。ハザール王国での使用については『世界文字辞典』のチュルク・ルーン文字の解説にも記載されていましたが、記載があっさりしすぎていて、ロヴァーシュ文字とどういう関係なのかわかりませんでした。なにかわかったらまた教えてください。--Hatukanezumi 2007年4月9日 (月) 10:03 (UTC)[返信]
ロヴァーシュ文字などについて、記事が作成されましたので、英語版へのリンクを除去しました。 --Hatukanezumi 2007年8月3日 (金) 18:02 (UTC)[返信]
  • タルテソス文字については『世界文字辞典』では「イベリア文字」の項で南イベリア文字の別称として解説されており、「リビア文字」(ベルベル文字、ティフ(ィ)ナグ文字) とは別項です。英語版で後者の系統に入っている理由がちょっとわからなかったので{{要出典}}を貼っときました。なお、「イベリア文字」ではより古い文字体系として「音節的」な文字体系があるとし、そうでないものを南イベリア文字と東イベリア文字に分けています。--Hatukanezumi 2007年5月5日 (土) 05:51 (UTC) / 地図画像コメントアウト --Hatukanezumi 2007年5月26日 (土) 14:41 (UTC)[返信]
  • 悉曇文字は、シッダマートリカー文字 (時期によって字形や様式に変遷がある) の一種が仏教とともに中国経由で伝来したものが保存されているもののようで、当然インドでは現在使われていません。英語版では日本語版を参照したのか、両者が混同されているようにおもいます。したがって Siddham script はシッダマートリカー文字に訂正しました。 --Hatukanezumi 2007年7月28日 (土) 15:56 (UTC)[返信]
    • 世界文字辞典では、項目が分かれていますがサンスクリット表記はどちらもSiddhamātṛkāになっているので、梵字が現代まで残っている日本以外ではそもそも区別がないのではありませんか。悉曇文字をシッダマートリカー文字に書き換えて間違いになることはなさそうなので変更には反対しません。--emk 2007年8月3日 (金) 19:09 (UTC)[返信]
      • たしかにどちらも見出しの直後にも「サンスクリット Siddhamātṛkā」と記してありますが、悉曇文字の項のほうでは「英 Siddamatrika script」とは記してありません。また、解説本文は「悉曇はsiddhaṃの漢字音写で」云々とあり、あえて原語を求めるのならSiddhamātṛkāになる、というだけのことでしょう。悉曇文字はシッダマートリカー文字の一変種であるとはいえても、シッダマートリカー文字のすべての変種が悉曇文字なわけではありません。また、伝来後に独自の特殊化を遂げている (書記媒体、書体、綴字等) ので、別の文字体系として解説してさしつかえないとおもいます。少なくとも、同一のものだとはいわないほうがいいとおもいます。 --Hatukanezumi 2007年8月4日 (土) 00:16 (UTC)[返信]