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ノート:協和語

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協和語と役割語の関係など、編集合戦の兆しがある点について

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2010年7月12日 (月) 19:03の版から2010年7月12日 (月) 23:11の版にかけて、Kyowwさんと110.165.217.177さんの両者によってされた4回の編集が、「編集合戦」になりそうな兆しを感じたのでコメントさせていただきます。私自身これを専門とするものではない上、手元に問題となっている金水の文献が無いのでわからないのですが、論点は「金水の役割語に関する記述が本項の文献として妥当か」といったところでしょうか?

「漫画の白髭の老博士は「○○するのじゃ」と、巻き髪のお嬢様は「良くってよ」と、中国人は「○○アルヨ」と言う。実際

にそんな言葉を使っている人なんていないのに、なぜか一定

役割語は作られた言葉で実際に使われた言語ではない

という110.165.217.177さんの要約は、「役割語」はこの項目「協和語」とは関係ないということなのでしょうか。この真意がはっきりとわからないのですが、金水の記述がどのようなものなのかどなたかお教えいただけると助かります。要出典とするのであれば、そもそもこうした「協和語」と「役割語」の関係の推測が成されている出典こそ知りたいのですが…。--拙者 2010年7月12日 (月) 17:07 (UTC)[返信]

役割語というのは、金水が提唱した概念で、IP氏が仰るように、「……するのじゃ」「良くってよ」ような「フィクション上でのステレオタイプな日本語」のことを指します(詳しくは役割語を参照してください)。『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』で金水は複数の役割語の事例を挙げていて、その一つに中国人口調の<アルヨことば>があり、これが協和語に似ているのです。ただし、金水自身は、協和語とアルヨことばの関連を指摘していませんし(そもそも「協和語」に触れていない)、むしろ明治の横浜居留地でのピジン語「横浜方言」にその端があると指摘しています。私は『ヴァーチャル日本語』に沿ってそのことを記述しただけなのに、IP氏が何故か差し戻しをなさったというわけです。
なお、IP氏は「役割語は作られた言葉で実際に使われた言語ではない」と指摘されていますが、例えばIP氏が挙げておられた「……するのじゃ」は18-19世紀の江戸における上方語(『ヴァーチャル日本語』1章)、「良くってよ」は明治時代の女学生言葉(『ヴァーチャル日本語』5章)に由来するなど、モチーフになったのは実際に使われていた言語です。アルヨことばも、近代に実際に一部の外国人が使っていた言葉が誇張されたものであって(『ヴァーチャル日本語』6章)、全くの「作られた言葉」ではありません。--Kyoww 2010年7月13日 (火) 06:58 (UTC)[返信]