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ノート:化学品の分類および表示に関する世界調和システム

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以下の記述は不十分

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該当する分類項目があり、その有害・危険性の測定値がしきい値以下のものは「区分外(not classified)」である。「区分内」と「区分外」の他に、GHSの「分類」定義に該当するものがないものは「分類対象外」、情報・データ不足のため分類出来ないものは「分類出来ない」と表現される」

この段落自体の記述は間違いでないのだろうが、有害・危険の程度で分類されていないハザードクラスもある。たとえば、発がん性、変異原性などは有害・危険の程度で分類するのではなく、試験結果の信頼性の程度で分類している。そもそも発がん性にはしきい値を持たないとされているものもあり、この説明は、有害・危険の程度で分類されているハザードクラスにのみ適用されるものである。

情報源を調査し改訂してもらいたい。 --Kanehiro 2012年9月25日 (火) 05:02 (UTC)

GHS 第3版によれば、

3.6.2.1 発がん性の分類では、物質は証拠の強さおよび追加検討事項(証拠の重み)をもとに2 種類の区分のいずれかに指定される。特殊な例では、経路に特化した分類を要すると判断される場合もある。

区分1:ヒトに対する発がん性が知られているあるいはおそらく発がん性がある

区分2:ヒトに対する発がん性が疑われる

であり、「物質は証拠の強さおよび追加検討事項(証拠の重み)」によって分類されるとしている。

一方、急性毒性では、

3.1.2.1 物質は、経口、経皮および吸入経路による急性毒性に基づいて表に示されるようなカットオフ値の判定基準によって5 つの毒性区分の1つに割当てることができる。急性毒性の値はLD50(経口、経皮)またはLC50(吸入)値または、急性毒性推定値(ATE)で表わされる。

経口の場合区分1は ATEが5 mg/kg 体重、区分2は、ATEが50 mg/kg 体重以下等々とされており、発がん性の区分の決定方法と明らかな違いが見られる。

指摘した箇所は、物質について(混合物についてではなく)急性毒性のクラスのような区分のためのカットオフ値が定められているものについての説明であって、発がん性のようなものの説明ではない。 --Kanehiro 2012年9月25日 (火) 05:33 (UTC)