ノート:但馬弁
ちゃ
[編集]音便というのは「するな」→「すんな」のようにもともとあった音節が別のものに変化することですので、「っちゃ」などには当てはまりません。また、「行かれんちゃ」は「行かれん」(いけない、だめだ)+「ちゃ」ですので撥音便ではありません。--Henlly2010年4月21日 (水) 14:46 (UTC)
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- おっしゃるとおりですね。私の間違いでした。大学時代が遙か昔だったもので、いい加減な加筆になっていました。訂正ありがとうございます。--言葉好き人間 2010年4月22日 (木) 14:23 (UTC)言葉好き人間
アウ→アーについて
[編集]「~の変化があるのも「だ」を用いる地域とおおむね重なり」の次に(豊岡市但東町を除く)を入れさせていただきました。岡田荘之輔氏の調査された地図を見ても、但東町はアウがオーとなっています。但東町は160平方キロメートルもあり、この記述を入れるべきだと判断しました。実際、但東町の方々は、年配の方々(70歳代以上)でも、「だらあ」、「行かあ」などを耳にすると違和感があるらしく、「豊岡の人」、「久美浜の人」という印象を持っておられます。--言葉好き人間 2010年6月1日 (火) 15:45 (UTC)言葉好き人間
補足です。岡田氏の調査では但東町久畑は断定の助動詞が「じゃ」です。また、私の独自研究にあたりますが、久畑に隣接する薬王寺も年配の方々は「じゃ」を使用される傾向があります。これらの地域は断定の助動詞が「だ」ではありませんが、面積でいえば但東町全体から見て、それほど広い割合を占めてはいません。--言葉好き人間 2010年6月1日 (火) 16:06 (UTC)
朝来市生野町の方言区画
[編集]朝来市生野町の方言区画は、中国方言とされています。しかし他の但馬とは著しく異なり、以前から、中国方言に属する但馬弁とは言い難く感じられます。つい先日、久しぶりに生野町の方々と営業活動で接して感じたことです。岡田荘之輔氏が調査、発表されていますように、アクセントは完全に甲種です。垂井式B型です。2拍名詞4類は頭高になろうとし、垂井式A型に移ろうとしています。2拍名詞2類3類は頭高型です。動詞の終止形は「とる」を除いて平板型です。「もらった」を「もろた」など、また母音融合などは目立ちません。ナル敬語もほとんど聞かれず、テヤ敬語が聞かれます。営業でまわっていて感じるのは、同じ甲種アクセントの朝来市朝来地区とは響きが完全に違います。朝来地区は但馬的です。語彙が但馬的です。音韻も但馬的です。この言い方は客観的ではないですね。岡田氏の調査時期とくらべ、現在はかなり変わってきていることも考えられますが、現状は近畿方言に区画した方が適切であると思います。宮津市南東部を丹波方言に区画されているようですが、丹後と宮津市南東部の差異より、但馬と朝来市生野町の差異の方が大きいです。以前、図書館で朝来市・養父市西部を西播磨と同じ方言区分にされているものも見たこともありますが、朝来市生野町(岩津を含む)は独立した方言区画、または播磨方言の1つと区画した方がよいように感じられます。生野町の一部は播磨(旧神埼郡大河内町)から編入された地域であること、生野町の中心部は市川が走っていることなどを考慮すると、なおさらそう考えさせられます。南隣の旧神埼郡神崎町は垂井式Cですので、これも別の区画にしてもよいのかとも感じられます。--言葉好き人間 2010年8月19日 (木) 16:02 (UTC)
- 生野だけを播州弁の方に入れると、「生野は但馬なのになぜ?」と感じる方が出てくるのではないでしょうか。記事としては、但馬内の方言は但馬弁の記事におさめ、但馬内でどういう地域差があるのかや、播州弁に近い地域がある、ということを書いたほうがしっくりすると感じます。--Henlly2010年8月20日 (金) 02:58 (UTC)
それで結構かと思います。しかし「生野は但馬」とは一概には言えないようです。10数年前、驚きました。生野の住民の中には播磨と意識している住民もいるようです。現在の行政面では但馬ですが、現に播磨に属している地域も存在しています。このような話をしているときりがありませんが。研究実績があるため、宮津市南東部は独立できますが、生野町も同じような現象に思えます。ただし、伝統方言という立場で詳しく見てみると、そうではない可能性もあります。--言葉好き人間 2010年8月20日 (金) 10:02 (UTC)