ノート:下等生物
下等生物という語がどのように用いられているか
[編集]現在の「知性を有さない生物を指す」という定義に疑問を感じました。例えば、鈴木 啓司, 児玉 靖司, 渡邉 正己, “低線量放射線と細胞内シグナリング”, 薬学雑誌, Vol. 126, 859-867 (2006) を見ると、「下等生物では,DNAが環状であることが多く…」とあり、「下等生物」という単語が論文などで用いられていることは確認できます。しかしながら、「下等生物から高等生物に至るまでのすべての生物がDNA二重鎖切断を修復する…」のように知性の有無とは無関係に用いられていました。---Redattore 2007年10月6日 (土) 17:48 (UTC)
加筆修正減筆&調査ご苦労様です。で、私も現状の定義には大いに疑問を感じています(と言いますか、そこを第一に何とかして貰いたくて修正依頼を出したのでした)。この語は知性の有無とは(直接的には)無関係に用いられていると私も思います。私は生物学には素人ですが、「体構造が原始的(単純)な生物」とか「系統的に人間から遠い生物」とでもした方が現状よりはマシかなあと思っています。Redattoreさんは(イタリア語に明るい方とお見受けしますが)生物学にもお詳しいのですね? そうなら、こんな駄目スタブ、あなたのご裁量で「大胆に編集」して下さっても、誰も文句は言わないと思いますよ。--Five-toed-sloth 2007年10月7日 (日) 02:10 (UTC)
- 高等植物という言葉もあるので、一概に「差別的な表現」とはいえないのでは?
辞書で調べると「進化の程度が高い生物」と書いてありますが、これは生物学的にはヘンな記述だと思いますね。進歩=進化ではなく・・・というより進化≒適応と捉える方が正確なので。
体組織の分化の度合いで「高等動物」「高等植物」と言い分けることは、今でもあります。 明確な定義があるわけではなく、文脈や比較対象によって、用法が相対的に変化するようですが。 「維管束系の有無」「中枢神経系の有無」で高等か下等か分けることが多いと思います。S.Tanaka 2007年10月14日 (日) 08:40 (UTC)
- 書き込みどうも。今さらですみません。私も「差別的」云々はナンセンスだと思ってました(「ヒトデを下等生物呼ばわりすることは、棘皮動物に対する差別だ」とかそういう意味でしょうか?)。
- そうですね、明確な定義はないでしょう……その点からすれば、修正依頼より寧ろ削除依頼を出すべきだったか、とも後悔していましたが、昨日なされたYatobi氏の全面改稿は(このような主題に関するウィキペディアの項目としては)ほぼ完璧なものだと思います(Yatobiさん、ご苦労様です)。ついては{{修正}}ももう剥がして良いと思うのですがどうでしょうか?--Five-toed-sloth 2007年10月21日 (日) 22:33 (UTC)
- Five-toed-slothさん、認めていただいて恐縮です。すいません、てれっと全面的に(一部前文やノートを参考に)置き換えてしまいました。ただ…この下等生物という項は(生物学門外漢の小生がいうのは口幅ったくもありますが)、学術的用語としては曖昧性が強く、斯様な比較論的なコラム状記事にしかなり得ない性質なんじゃないかと思います。種差別なんかは絡められなくも無いとは思いますが、そうすると種差別に問題意識を持つ視点に絡む非NPOV化するおそれもあり、難しい面もありそうですし。学術的には書きようが無いという面もあり、また出典も出しようが無い(科学史なんかに詳しい方に譲りたい所)小生としては、現状でもコラム的という指摘があればそのとおりだと思います。--夜飛(話/歴) 2007年10月22日 (月) 13:49 (UTC)
- どうもどうも。グッドジョブですよ(私も生物学には素人なので、「評価」する資格なぞ無いのですが)。コラム的になるのは主題の性質上やむを得ないので、気にする必要はないと思いますが……けど確かに、生物学史に明るい人の加筆があればより良いでしょう。その意を込めて、「修正テンプレート」は残しておきましょうか。--Five-toed-sloth 2007年10月22日 (月) 18:15 (UTC)
- そうですね、修正テンプレートは期間一杯(3ヶ月?)まで出しておいてもいいかも。人間主観に拠らない記事になるのが一番なんだけど…(無理?)。--夜飛(話/歴) 2007年10月23日 (火) 09:56 (UTC)
各々の言葉の定義。
[編集]まず、言葉の定義を明らかにしておきたいのですが。
【知性】 「知性」という言葉より「知能」という言葉を生物学では使います。よって、生物学的な書き物として項目を作るなら、言い換えが推奨されます。そして、「知能」は動物にも存在すると見なされているので、ここでいう「知性」が「知能」と同じ解釈で書かれているとすれば、それは誤りです。
【高等か下等かの基準】 いくつかの文献を読んで、用法・・・というか使う基準を確認したのですが。 生物学では、頭の良し悪しではなく、分化の複雑さによってのみ、相対的に下等か高等かを分けるようです。 単純な神経系ゆえにより下等という場合はあっても、単純な神経系で頭が悪いから下等という表現は見られません。構造から出力される動作なり思考の質は問わないようです。
また、知能とは関係のない、代謝に関わる系の違いで高低を分ける場合もあります。
定義について独断をしかねます。S.Tanaka 2007年10月14日 (日) 15:08 (UTC)