ノート:ルドルフ・シュレヒター
改名提案
[編集]記事名を現行の「ルドルフ・シュレクター」から「ルドルフ・シュレヒター」に改名する事を提案致します。一つは原音主義に基づき、もう一つはWikipedia:信頼できる情報源に基づくWikipedia:検証可能性やWikipedia:記事名の付け方といったガイドラインの存在を考慮した為です。
まずこの人物はドイツ出身ですが、そうなりますと極力ドイツ語発音に近いカナ表記を目指すのが妥当なのではという発想となります。手許の『クラウン独和辞典』第4版 (三省堂、2009年) には Schlechter という語そのものは見られませんが、代わりに schlecht〈悪い〉や schlechterdings〈全く、金輪際〉という語の掲載はあります。そしてこれらの発音はそれぞれ [ʃlɛçt]「シュレひト」、[ʃlɛçtɐˈdɪŋs] となっています。/ç/ は無声硬口蓋摩擦音(現状ではまるまる無出典記事なのでこれもどうにかしたいです)ですが、ともかくこれならば Schlechter のカナ表記は本当は「シュレヒター」とするのが妥当であろう、となります。
ただこれだけではウィキペディアの規範に掠らないままですので、ここからは上に挙げた方針文書やガイドラインに則った検証結果をお送り致します。「シュレクター」と「シュレヒター」の使用例を調査し、どちらの表記がWikipedia:記事名の付け方#記事名の付け方の目安にある基準の一つ「認知度が高い」を満たしているか考慮する事と致しました。その結果は以下の通りです(今は取り敢えず言及例の有無を最大の関心としておりますので一部資料の書誌情報は不完全なものとなりますがご了承下さい)。
「シュレクター」表記:
- 松香, 宏隆 (2001). トリバネチョウ生態図鑑. 松香出版. p. 311. ISBN 9784990069704、ISBN 4990069706 - 備考: パプアニューギニアのマダン州で採取された「シュレクターウマノスズクサ」Aristolochia sclechteri Lauterb.(シノニム: Pararistolochia schlechteri (Lauterb.) Mich.J.Parsons)の発見者名として言及。なおウマノスズクサ類はトリバネチョウの食草となる。
「シュレヒター」表記
- Hayata, B. (1920). “新刊紹介 シュレヒター氏『支那日本産蘭科植物提要』”. 植物学雑誌 34 (408): 326. doi:10.15281/jplantres1887.34.408_326.
- 石井, 勇義 (1935). 原色東洋蘭圖譜. 誠文堂. p. 1
- 臺灣農家便覽. 臺灣農友會. (1944). p. 783 - 備考:「これは植物學的にはシュレヒター氏により新しく Euanthe として分けられたものであるが、」とあるが、実際にEuanthe属はこの記事の主題の人物が新設したラン科の一属である(International Plant Names Index)。
- アサヒグラフ 2829-2841: 47. (1977). https://www.google.co.jp/books/edition/%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%92%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95/CrwJAQAAMAAJ?hl=ja&gbpv=1&bsq=%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%92%E3%82%BF%E3%83%BC&dq=%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%92%E3%82%BF%E3%83%BC. NCID AN10087115 - 備考:「ドイツのラン学者ルドルフ・シュレヒター博士」
この様に「シュレクター」表記がたったの1例しか確認できなかったのに対し、「シュレヒター」は大正時代から複数回用いられてきている息の長い表記であるという事が分かります。
以上の様に、原音も本サイトの各種方針文書も両方重視しようと努めたところ、この記事は「ルドルフ・シュレヒター」に改名するのが妥当という結論に辿り着きました。1週間待機し、その間に有効な反論が行われない限りそのまま改名処理を実行する所存です。--Eryk Kij(会話) 2022年9月18日 (日) 06:48 (UTC)
- 報告 提案より1週間が経過しましたが、その間に意見が寄せられなかった為消極的な合意が成立したと見做し、改名処理を行いました。--Eryk Kij(会話) 2022年9月25日 (日) 08:34 (UTC)