ノート:ルテチウム
希土類元素でもっとも原子番号の大きい、重い元素がルテチウムである。単体の性質としては銀白色の金属結晶で、六方最密構造を取る。水とは徐々に酸とは速やかに反応し三価のイオンとして溶ける。密度9.84g/cm3はランタノイド中では最大である。
この元素は、1907年にフランス人のG.Urbainによって、イッテルビウム単体と思われていた物質から分離発見された。これは、希土類元素としては、安定同位体を持たないプロメチウムを除くと、一番遅い発見である。ルテチウムの名称は、パリのラテン語名Lutetiaにちなんで付けられた。 他の希土類元素と同様に、主な産出源はモナズ石、バストネス石などの希土類鉱石である。
ルテチウムには天然に存在する同位体としては二種類存在するのだが、このうち176Luの方は放射性同位体であり、半減期が36億年と非常に長いため、地質や化石などの出来た年代を測定するのに利用できる。方法としては、この176Luと、その崩壊して出来る176Hfとの存在比率を計ることで測定が出来る。ただし、1980年に初めて報告された、わりと新しい方法なのでまだあまり普及していない。
ルテチウムは、希土類元素の中で最も価格が高いせいもあり、工業的な利用はほとんどなされていない。
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