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ノート:リグナムバイタ

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初版投稿者のメモ

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英語版によれば、リグナムバイタはノーチラス号の主軸ベアリングにも使われているということです。しかし、この記載には出典が付いていません。ネット検索するとそこそこ情報は見つかりますが、信頼性のありそうなサイトや論文は見当たりません。また((ドローリ 2019, pp. 198–199))の「ユソウボク」の項目には確かに「ノーチラス号の軸受けに使われた」という記述があるのですが、この書籍に関しては

  • 原著者は植物の専門家ではなく、科学番組などのプロデューサーのような人物であること。
  • 原著者は、参考文献として一般的な図鑑などと共に多数のウェブサイトを揚げている(Wikipediaは含まれていないが)こと。
  • 英語版Wikipediaにおける「ノーチラス号の後部主軸ベアリングに使われた」という記述は2008年6月以来のものだが、この本の原著が出版されたのは2018年前後と思われること。

などの状況から考え合せると、原著者が(他の資料等の確認をせず)英語版Wikipediaの記事を鵜呑みにして記述した可能性が高いと考えられるため、出典としての採用は見合わせます。ノーチラス号に関して追記される方は、もう少し信頼性のある出典を提示された上でお願いします。

*ジョナサン・ドローリ 著、三枝小夜子 訳『世界の樹木をめぐる80の物語』柏書房、2019年。ISBN 9784760151905 

--Loasa会話2020年8月23日 (日) 16:09 (UTC)[返信]

  • 現在もリグナムバイタの軸受を制作している、Lignum Vitae North Americaというアメリカのメーカーがあって、そのサイトにあるLignum Vitae Historyに、1954年にノーチラス号はリグナムバイタの軸受を使っていたと書かれているので、ノーチラス号に使われたという話は確実と考えられます。(このサイトを出典として利用できるかどうかは微妙ですが、まあ専業メーカーのようなので一応信用できるでしょう。いくら何でも宣伝のためにそんな虚偽情報を書くとは考えられないし)。ただし、後述するように、今更それを書くことに意味があるとは思えないので、せっかく信頼できそうな出典は見つけたのですが、ノーチラス号についての話はこれまでとし、本文には記載しないことにします。--Loasa会話2020年9月24日 (木) 11:40 (UTC) [返信]

あらためて船舶工学系の書籍を調べたところ、どの本にもリグナムバイタ軸受については一節を設けて解説されており(実際は1970年代以降の新造船にはほとんど使われていないらしいが)、今でも教科書に書いてあるほどの基本的な知識であり、少なくとも1950年代においては、ごく常識的な技術であったらしいことがわかりました。そうなると、ノーチラス号の主軸ベアリングにリグナムバイタが使用された、という話はおそらく事実であろうと思われますが、逆にわざわざ特筆する程のことではないように思えてきます。「ノーチラス号のベアリングにリグナムバイタを使用した」という記述は、現代的な感覚で考えれば、当時最先端のハイテク船に木製の機構部品なんて、と驚きのトリビアかもしれませんが、当時はごく一般的な造船技術だったとすれば、特筆することでもありません。「新幹線0系の車輪に鉄を使用した」という記述と同じくらいに、当り前すぎて無意味な記述であるように思えてきました。ましてや、パンパニトについてはなおさら。それを言うなら大和武蔵だっておそらくリグナムバイタ軸受を使っていたであろうし、そんなものをいちいち記載していたら単なる軍用艦のリストになってしまう。それよりリグナムバイタ軸受の歴史や一般的な構造について解説したほうが百科事典にふさわしい。というわけでパンパニトの記述は除去し、ノーチラス号についても出典が見付かっても特筆性の乏しい話題として記述しないことにしました。幸い、John Pennの業績記録などの資料が見付かったので、リグナムバイタ軸受の歴史や構造などの一般論としてまとめました。少し書きすぎかとも思いましたが、特殊な性質をもち、特殊な場所で特殊な目的に使われるマテリアルの記事と考えれば、これくらいの解説はあってもよいかと思います。--Loasa会話2020年9月24日 (木) 11:40 (UTC)[返信]