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ノート:ランフラットタイヤ

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また、スペアタイヤの搭載が不要になり、トランクスペースの拡大、デザイン自由度の向上、車両の軽量化による燃費の向上、それによるCO2削減などといったメリットがある。 (中略) また、タイヤ自身が重くなる傾向があり、省燃費走行に向かない。

どちらなのでしょうか? --122.133.224.193 2010年9月16日 (木) 16:16 (UTC)[返信]

ランフラットタイヤはサイドウォール部を大量のゴムで補強するため、通常のラジアルタイヤより重たくなります、このためスペアタイヤ1ケを積まないことによる軽量化はランフラットタイヤ4ケの質量増加分で差し引かれることになります。 また、このことによりランフラットタイヤの回転マス(慣性モーメント)は増加するため、加速減速に際してその分余分なエネルギーが必要となり燃費の悪化とブレーキパッドの摩耗増加をもたらします。 トータルのライフサイクルコストとしてはスペアタイヤを製造廃棄するのに必要なエネルギーまたはCO2排出量と燃費悪化やブレーキライニング摩耗増加に伴う消費エネルギー増加またはCO2排出量増加を比較せねばなりません。定量的な検討はまだしていませんが走行距離が長い車ほど燃費悪化とブレーキライニング摩耗増加による消費エネルギー増加、CO2増加のほうがスペアタイヤを積まないことによる消費エネルギー減少効果を上回ってくると思います。それに走行距離の長い車の場合タイヤ摩耗に伴いタイヤローテーションをするためスペアタイヤは全く使わない無駄なタイヤではなくなってきます。タヤメーカーさん、あるいは自動車メーカーからきちんとした定量的な検討結果を出してもらいたいものです。 また、あちこちのネット情報でもランフラットタイヤが連休前に釘を踏んだがディーラーも休み、タイヤショップも面倒を見てくれず見放されて釘を立てたまま恐る恐る乗らざるを得なかったなどという書き込みがあります。結局パンクしても(少しは)走れるというメリットを強調するばかりでタイヤメーカー、自動車メーカーはユーザーに対する万一の時のバックアップを怠っているとしか思えません。この点についてもタイヤメーカー、自動車メーカーのきちんとした回答を伺いたいものです。  浮穴三郎

ランフラットタイヤと通常のタイヤのエネルギー消費比較計算

ここではエネルギー消費=金銭価格(必要な商品の価格)と仮定して計算を行う

1、ランフラットタイヤを採用することによる新車時のメリット 軽量化分=スペアタイヤ1本無くなる分15kg-(タイヤ+リム)の重量増@2kgX4=7kg→10kgとする 10kgの軽量化による燃費削減量は大きく見積もって0.5km/l (JAMAのデーターなどから)

スペアタイヤが無くなることによるイニシャルコスト減少=10万円

ランフラットにすることによるコスト増=@1万円X4=4万円

2、ランフラットで無い時 ランフラット→通常タイヤへ交換した時の燃費改善は小生の実験で約1割(11km/l→12km/l) →1km/lの改善(この場合スペアタイヤも搭載したのでその分車両重量も増加しておりNetの改善)

3、とするとランフラット→非ランフラットによる燃費改善は1.0km/l ガソリン単価を@150円とするとイニシャルコスト削減分10万円ー4万円=6万円に達するには、平均燃費を10km/lとすると

走行距離X(1/10.0km/l-1/11.0km/l)X150円=10万円ー4万円=6万円

であり、走行距離は43956km丸めて約5万キロを超えると非ランフラットタイヤの方が価格=消費エネルギーが少なくなるという結果になります。 かなりのどんぶり計算ですが、正しい数値はメーカーさんがお持ちでしょうからその辺は各メーカーさんにお願い致します。省エネルギーになるという証明をしっかりお願いします。 ところで、このページはこういう議論をする場所なのでしょうか?少々疑問もありますがまずは提議致します。 浮穴三郎 2012年1月24日 一部誤記訂正しました。2012年1月25日 浮穴三郎 再度訂正 2012年1月25日 浮穴三郎

計算してみて改めて思うこと。「5万キロくらいで廃車にする?」「廃車にする時一度も使わないまま廃棄するスペアタイヤはもったいない?」なんだか変だと思いませんか?「5万キロ位で廃車にする」こと自体が非常にもったいないと思うのですが?その是非をさておいてスペアタイヤだけをもったいないと強調するのは本末転倒だと思いますが。タイヤ業界、自動車業界が自家用車というものについてこの程度の認識とは思いたくもありませんが、実はそう思っているとしたらユーザーに対する欺瞞ではないでしょうか? ランフラットタイヤにはそれなりのメリットがあることは認めますが、それにしても売りようがあるはずです。 口当たりの良い「もったいない」を使って高価でパンクしてしまえば100キロそこそこで使えなくなり、そんじょそこらでは簡単には交換できない(また売っていない)ランフラットタイヤを売りつけるのはやめていただきたいと思います。「もったいない」の言葉が泣きます。  2012年1月28日 浮穴三郎

BMW2012年米国向けカタログを見ると従来の全車ランフラットタイヤライン装着というポリシーは崩れていますのでその旨追記しました。全車ランフラットライン装着時代にはトランクにスペアタイヤのスペースがなかったのですが、スペアタイヤのスペースも復活したのでしょうか?この点はまだ未確認です。 ポリシーを変えたなら変えたでその理由の説明もきちんとするのがメーカーの責任だと思いますが、今のところ何の説明もないようです。また、過去にランフラットタイヤオンリーで売った車のユーザーが被る不便さへの救済もないようです。 2012年3月17日 浮穴三郎