ノート:ライム病
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Under our skinについて
[編集]なんでこんなマイナー(?)な映画があがってるのか不思議に思っていたのですが、松嶋×町山 未公開映画を観るTVで紹介されてたんですね。本題に入ります。
- 一つ目。Wikipedia:信頼できる情報源にもあるようにWikipediaの記事は原則出典になりません。従って英語版であっても出典とはならないはずです。英語版は翻訳の対象であっても出典の対象ではないのでないかと思います。
- 二つ目。上記のen:Under our Skinやen:Lyme diseaseをざっと読みましたが、そもそもALSやアルツハイマーの原因になるという記述が見当たりません。英語版にALSやパーキンソン病の治療にライム病の治療で使われる抗生物質が提案されるという記述がありますが、ライム病が原因であるということは言っていないものと考えられます。
- 三つ目。仮に学説としてALSや「アルツハイマー(パーキンソン病の間違い?)」の原因がライム病であるという説があったとして、最近の研究では「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)やアルツハイマーもライム病が原因とされていると書いてしまうのは考えてもこれは中立的観点とは言いがたいです。そもそも映画のあらすじも慢性ライム病という病気があるかないか「議論がある」というものです。
という以上の理由から、上記範囲の編集、ないし削除が妥当であると考えます。反論なき場合は削除します。--Karasunoko(会話) 2013年2月27日 (水) 08:21 (UTC)
- はじめまして。ライム病とア ルツハイマー(AD)、ALS、パーキンソン病(PD)の関係についての記述をどうするか、私なりの意見を述べさせていただきます。まず私は包摂主義者と して「害のある記述以外は残しておけ」という立場であることを言っておきます。で本題ですが、
- まずWPが出典にならないのは大前提でしょう。
- さらに、信頼のおける情報源とは、学術分野の記事(ここでは医学)ではこのように一般向けの「出版物」は避け (映画は出版物だろうか、という問題をおくとしても)、査読された学術誌の論文を引用し、さらに学会のコンセンサスをチェックする、となっています。この点からまず「一般向けの映画」を根拠にするのは限りなくアウトに近いです。
- そこで、学術的にどうかと思って(私は専門家ではないので)Pubmed[1]でチェックしてみました。
- "Alzheimer disease"と"Lyme disease", "Borrelia", "Spirochete"をそれぞれ検索すると、ヒット件数はそれぞれ10、15、27件。これだけでも「少ないなあ」という感想ですが、内容をを見てみると、ライム病(またはBorrelia Burgdorferi)がADの原因(の少なくとも1つ)になっているという文献は、ほとんど同じ著者のもの(たとえばこれ)、あとはほぼ否定的なものでした。この点でよくいってcontroversial、この論文などは「争点にすらなっていない」と切り捨てています。ですので、ADについていえば、せいぜい出典をつけて「原因の一つだとする説もある」くらいが関の山かと。
- あと"amyotrophic lateral sclerosis"と"Lyme disease"、"Spirochete"ではそれぞれ10件と9件。いろいろ読んでみると、1987年のLancetのLetterで初めて関係が取りざたされたが、その後は賛否入り乱れ結局は「ALSと神経ライム病は鑑別が難しいので気を付けるよう に。ALS=ライム病ではない」という文脈のようです。
- "Parkinson's disease"と"Lyme disease"の5件に至っては、鑑別診断に上がったり、たまたま論文中にでてきただけで、因果関係を説明するような論文はありませんでした。
- 以上から、私としては「今のままの内容では除去されてもしかたない」という印象です。少なくとも現在の出典はダメですね。--春秋君(会話) 2013年2月27日 (水) 14:05 (UTC)
- 反論が無さそうなので削除しました。晴秋さんコメントありがとうございます。--Karasunoko(会話) 2013年3月5日 (火) 11:20 (UTC)