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ノート:ヤン・フス

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翻訳作業中の報告_20040311

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目下翻訳中。--K.M. 14:47 2004年3月11日 (UTC)

「チャールズ大学」は奇妙です。

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英語表記Charles Universityは ふつう日本では「カレル大学」と言っています。 チェコ語のカレルKarelは英語のCharlesに 対応するので、英語ではそう呼びますが、 日本語版としてはカレルがいいと思います。

--以上の署名のないコメントは、203.165.12.53会話/Whois)さんが 2004-03-31 03:52:56 (UTC) に投稿したものです。

出典について

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出典が、「Schaff-Herzog: Encyclopedia of Religion 」とありますが、これでは著作権違反になります。--Mishika 03:55 2004年3月31日 (UTC)

出典が、明確であれば、著作権違反にはなりません。どこにどのように引用したか明記すればもっといいのでしょうが...「涙をのんで引用をしないでいる」といった書き込みを見かけるのですが、外国版には出典があるようですね。権威ある専門事典(辞典)には、各項目の末尾に引用、参考文献が明記されています。これは、学問には基本、基準になる業績というもの(これをトーマス・クーンは『科学革命の構造』でパラダイムと呼んだ。現在では、この語は、クーンが燃素説から近代科学への移行について説明した意味でのみ用いられている。)があり、それに基づいて各項目が記述されるというルールがあるからです。そうでないと、各項目の信頼性、客観性、共通認識が担保されず、書かれた項目が本当に正しいのか検証できなくなるからです。出典、引用元が明記されていれば、著作権からは自由なソースになります。もしかしたら「悪魔のささやき」かもしれませんが(苦笑)...寄って立つ基準がないために、ときどき、自由なソースの名の下に、書き直された記事が以前のほうがよかったり、特定な考え方に依拠して思い込みをしているような記事がみられるので、それに対抗するためには、何も読まないでいると自分の書くことの正確さや中立性を保つのがたいへん難しい、ほぼ不可能に近いと感じます。--siyajkak 13:11 2004年7月4日 (UTC)
これはちょっと違うと思います。
日本の著作権法で言えば、出典が明記されているだけでなく、引用されている部分とそれ以外の文とが明瞭に区別できること、引用部分がそれ以外の部分に対して従属的な関係にあること、引用の範囲に必然性があること、引用の目的が報道・研究・批評などであること、といったことが裁判で引用の是非が争われる場合に問題になり、全ての条件を満たしていないと著作権侵害になるようなので、出典だけ明確にしてあっても問題がある場合はあるだろうと思います。--Tomos 2004年7月7日 (水) 22:52 (UTC)[返信]
オンライン化されているのは知っていたのですが、これはパブリックドメインでしょうか? それがちょっとわからなかったのですが。
あと、アメリカではパブリックドメインになっていても、戦時加算の都合上日本国内では著作権保護が切れていない場合というのもあるので、それも一応気になりますね。。この件にはあてはまらなさそうですが。
あと、パブリックドメインであればそもそも出典を明記するなどの公正な引用の慣行の要件を満たす満たさないに関わらず利用可能なわけですが、上のsiyajkakさんの意見はそういうものではないようだったので。
--Tomos 2004年7月11日 (日) 09:41 (UTC)[返信]
ここの下に巻毎のライセンスなどについての説明があります。見た目はそのままに近いかたちで複製しようというふうに此処ではやっているようです。--johncapistrano 2004年7月11日 (日) 15:49 (UTC)[返信]
この件、とりあえず外部サイトでは元の百科事典の方はパブリックドメインだとしていますね。ご指摘ありがとうございました。サイト自体がPDなのかはよくわからなかったのですが、日本語版に入ってきているのは文面のみで、サイトのページをコピーしたわけではないので(英語版の過去の版にはその形跡がある)ので、関係ないかと思いました。
あれこれ調査してみたところ、どうやらオーストリア人が20世紀初頭か19世紀末に執筆したもののようで、著作権が切れている可能性が高いように思いましたが、これまでのところ確証は得られませんでした。何をどう調べたらいいのか模索しながらやったので、記録のためにいずれこちらにでも書き留めておこうと思います。--Tomos 2004年7月14日 (水) 11:12 (UTC)[返信]
サイト全体がということではなくこの事典の部分のみ(他にもあるかもしれないが未確認)のようです。事典名自体が編者に由来し、編者はスイス生まれのドイツ系アメリカ人ということのようです。--johncapistrano 2004年7月14日 (水) 14:00 (UTC)[返信]

詳細調査:「Schaff-Herzog: Encyclopedia of Religion Knowledge」

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調べたことをあれこれ書いておきます。

この記事の元になったのは英語版で、その英語版は外部サイトからの転載を含んでいるわけですが、その外部サイトのこちら

などにオンライン版はパブリックドメインにあるとあります。

ヤン・フスの収録されているのは第5巻ですが、何故か2巻と5巻には上記の対応ページが存在しないようでした。

百科事典が出版されたのは1953年[2]だとありますが、それが著作権保護の始まる年であれば、米国での著作権が切れるのは著者の死後70年ということになるのではないかというのが最初に考えたことでした。

そこで、本当にこの本がパブリックドメインなのかどうか、という点について少し裏づけを探しました。

著作権の保護期間

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当時の米国の著作権法(The Copyright Act of 1909)は保護期間についての規定がだいぶ違っていたようです。

現在では米国法による保護期間は、著者の生存期間中+70年間の保護です。共著の場合には一番長く生存した人の期間+70年間になるようです。このような扱いを受けるのは1978年以降の出版物で、これはThe Copyright Act of 1976によるものだということです。

1977年以前に出版されたものについては、著作権表示があれば、出版から28年間著作権保護を受けるということになっていました(1909年法による)。また、同法には、保護の切れる28年目に保護期間を延長する手続きについての規定があり、手続きをとると更に28年間延長されます。

更に、上述の1976年法は、77年以前に出版された著作物については保護期間を自動的に39年間延長しました。

また、著作権保護の延長手続きは1992年のCopyright Renewal Actから実質不要になったそうで、1964年以降出版されたものについては、自動的に95年間(28+39+28=95)の保護を受けるそうです。ヤン・フスの出典はこれ以前の出版なので関係ないようですが。

別の形で以上を整理してみます。

1908年以降に出版されたものについては、当初は28年間(または延長により56年間)の保護を受けます。その後、78年の改訂により、保護期間は28年間、延長により95年間という風に変わりました。改訂が影響するのは79年からなので、以下のようになります。

1922年以前に出版されたものについては、最長1978年まで保護されます。
1923年以降に出版されたものについては、最長95年間保護されます。

ここで、延長手続きが必要なくなったのが1992年からなので、1964年に出版されたものは、28年目の1992年に延長手続きなしで自動的に2058年までの保護を受けることになりました。つまり、以下のようになります。

1923年以降、1963年以前のものは、延長手続きをしなかった場合には28年で保護が切れるので、1991年の時点で保護が切れています。
1964年以降1977年以前に出版されたものは、延長手続きは不要で、自動的に95年間保護されます。
1908-1922:延長手続きをしたとしても78年時点で保護は切れている。
1923-1963:延長手続きがされていなければ、1992年時点で保護は切れている。手続きがされていれば95年間の保護。
1963-1977:自動的に95年間の保護。
1978-:著者の生存期間中+70年

以上から、出版年度である1953年が実際にこの百科事典の著作権保護が始まる年だとしたら、1953+28=1981年の時点で延長手続きをしなかったために保護が切れたか、1981+28+39=2048年までは保護されることになるようです。

他に、著作権表示がきちんとされていなかったために保護を受けないとか、初版の発行がもっと前なので著作権の保護開始時点が1953年以前に遡る、という可能性も考えられます。

著作権者は誰か、出版はいつか

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著作権者についてはいろいろな可能性が考えられるように思います。

  • 記事を書いた人が著作権を保持している。
  • 記事の執筆者と編集者が共に著作権を保持している。
  • 編集者だけが著作権を保持している

これを考える決め手は著作権表示だろうと思ったのですが、何とオンライン版には見当たりません。^^;)

また、元になった記事がいったいいつから出版されたのかも気になります。オンライン版は1953年に出版されたものに基づいているようですが、もともとの百科事典の出版は1908‐1914年のようです。

この百科事典のタイトルは、正式には「The new Schaff-Herzog encyclopedia of religious knowledge, embracing Biblical, historical, doctrinal, and practical theology and Biblical, theological, and ecclesiastical biography from the earliest times to the present day」というようです。

このタイトルにNewの語が入っていることからわかる通り、Newのついていなものもあります。Schaff-Herzog Encyclopediaというタイトルで、1884年に出版されています。[3]

そこで、これらのいずれかの時点で収録されていた記事が元になっているのであれば、アメリカ法で著作権保護が切れていると考えてよいように思います。

逆に1953年に出版されたものから新しく追加された記事だったり、あるいはその時点で誰かによって改訂を受けていたものだったりすると問題がある可能性があるかと思います。

そこでもうひとつの手がかりである執筆者名を見てみました。Jan Husの最後[4]と、執筆・編纂者名リスト[5] から、記事の執筆者はJohann Loserth という人物らしいとわかります。University of Graz.[6]と所属があり、また記事の文献リストに挙げられている彼自身の文献のタイトルからも、どうやらオーストリアにいて、ドイツ語で主に活動しているようだということもわかります。こちらのページ[7]などから、どうやら1936年に死亡したらしいということになります。(これは他のソースでも確認しました。)

そこで、可能性としては、1907年から刊行が始まったものに既に掲載されていた記事であった可能性が高そうです。そうであれば、アメリカ法ではパブリックドメイン入りしていると考えてよいと思います。1923年以前の出版物は76年の法改正の恩恵を受けず、全てパブリックドメイン入りしているということのようなので。

逆に1952年の時点で何かの編集・改訂を受けていて、その編集者もこの記事の著作権を所有している、ということだと、問題があるかも知れません。その場合には、著作権保護の延長手続きを1982年に行ったかどうかが問題になり、行っていなければその時点でパブリックドメイン入り、行っていれば2049年まで保護される、ということになります。

(もしかすると単に著作権表示がない、もともと著作権保護を受けない作品だったという可能性もあるのかも。。)

延長手続きがとられたかどうかは、基本的に政府の記録を調査しなければわかりません。以下のサイトにあるデータベースに記録の一部が収録されているのですが、そもそも外部サイトの百科事典には著作権表示が見当たらないこと、通常の出版物のように「著者」が確定しやすくないことなどから、出版社と主幹編集者の名前で調べてみたものの、結局は該当するような記録は出てきませんでした。

http://www.copyright.gov/records/

あとは、1時間1万円程度の料金を支払って政府か業者にやってもらうことになるようです。(あるいはワシントンDCに行って自分で調べるか。)

日本法

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では日本法ではどうか、と考えてみると、著者の死後50年+戦時加算10年で考えると、1940年代半ばまで著作者のいずれかが生存していたのでなければ保護が切れていると見てよさそうです。

ここで問題になるのは著作権者が誰なのか、ということになるわけですが、それについては特に証拠らしい証拠はありません。

記事の著作権が執筆者のみに帰属しているなら、問題がないと思いますが、そうではなく、編集者の一部との共同著作物という扱いになっていたのだとしたら、その内の一番最近まで生きていた人がだれか、というのが気になるところです。

主要な編集者の死亡年月日については、書誌データベースなどで見ると、著者扱いになっている人の内Gilmore, George Williamが1933に死去で最も遅く、他にJohann Jakobの生没年が不明でした。ただ、巻毎に異なる編集者もいますし、この部分は調査不足の感が否めません。

また、もうひとつ気になるのが、著作人格権についての規定です。

日本には著作者人格権を著作者の死後も保護するような条文があります。(116条)本人が嫌がるであろう改変はしてはいけない、と。著者の孫に当たる人までが訴えを起こせるそうです。オーストリアはベルヌ条約加盟国ですから、日本法が適用される文脈では日本人と同じ扱いを受け、この権利も認められることになるかと思います。(例えばこちらの判例でもそのような考え方が示されています。[8]

当然ながら、孫にあたる人がどなたか生きているかどうかは知りません。長めに見積もって子供は親に35年遅れて死ぬと考えると、もしかすると生きているかも知れません。

それから、オーストリアの著作権法をこの場合考慮する必要があるか、ということも考えてみたのですが、よくわかりませんでした。これは基本的にはオーストラリアの法律がどうなっているかによると思います。

主な不明点

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  • この記事の元になった外部サイトの記事は、1914年の時点で既に同百科事典に収録されていたものかどうか。(そうであれば米国法上は問題ない。)
  • もしも1952年版で新たに改変などが行われたとしたら、その著作権は誰が有しているのか。また、著作権保護の延長手続きはとられたのか?
  • 百科事典の記事は、執筆者のみの著作物か。(そうであれば、日本法の著作財産権上の問題はない)もしそうでないとしたら、最後まで生存していた著作者は誰で、いつ亡くなっているか。
  • 百科事典の記事の著作権者の子、孫に当たる人などがベルヌ条約加盟国中のどこかに生存しているか?(そうであれば著作人格権上の問題が考えられる)

とりあえずわかったのは以上です。まだもう少し調べられることはありそうなので、何か見つけたらまたこちらに報告します。

参考資料

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  • Library of Congress Copyright Office (2002) How to Investigate the Copyright Status of a Work. (online, URL:http://www.copyright.gov/circs/circ22.html )
  • Stephen, Fishman (2002) The copyright handbook: how to protect & use written works (6th ed.). Nolo, Berkeley, CA.
  • Lee, Robert E. (1995) A copyright guide for authors. Kent Press, Stamoford, CT.

--Tomos 2004年7月15日 (木) 15:40 (UTC)[返信]

追加報告

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20世紀初頭に出版された分について、簡単に確認する機会がありました。

  • 著作権者は出版社である Funk & Wagnalls Company 名義になっており、1909年付けになっている。
  • 著作権登録はロンドンで行われたという旨が記されている。
  • ヤン・フスの記事は、上記の執筆者によるものが収録されている。
  • 記事の構成は同一で、ところどころ読み比べてみたところでは、文章も同一。

とりあえずわかったのはここまでです。

--Tomos 2004年7月21日 (水) 20:23 (UTC)[返信]

此処に第5巻分の上記と同内容のものがあります。どういう計画で整備してるんでしょうね。--johncapistrano 2004年7月21日 (水) 21:01 (UTC)[返信]

記述「フス自身が1939年ごろから使いはじめた」の年代の誤記

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チェコ語 Jan Hus は、フス自身が1939年ごろから使いはじめた生誕地の略語で、 当初彼は「フシネツのヤン」(Jan Husinecký)、ラテン語で Johannes de Hussinetz として知られていた。

年代が間違っているのでは? --Adph7会話2017年8月19日 (土) 04:04 (UTC) Adph7 2017年8月19日 (土) 13:07 (UTC) 以上のコメントは、Adph7会話投稿記録)さんが[2017-08-19 04:05:29 (UTC)]に投稿したものです。[返信]