ノート:マイケル付加
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ウィキペディア上に「求核共役付加反応」と「マイケル付加」のページが別々に存在しますが、これら2つは同じものです。 ソロモン、マクマリー、ウォーレンなどの一般的な有機化学の教科書にも2つは同じものの言い換えであると書かれていますので、確かです。 これら2つのページをどちらかに統一すべきと考えますが、いかがでしょうか?by京都人2000
- 手元に資料が無いので引用していただけないと判断できかねます。--Liberia(会話) 2013年7月27日 (土) 03:29 (UTC)
- 改めて資料を読み直すと、お恥ずかしいことに一部、私の記憶違いがあったようです。まず、手元のウォーレン有機化学・上(和訳版)の23章P.584には確かに「共役付加はMichael付加ともいう」という記述があり、本全体でもMichael付加=共役付加というスタンスで書かれています。ただ、ソロモンとマクマリーではMichael付加と共役付加は区別されておりました。この点、お詫び申し上げます。ソロモン有機化学(英語版・8th.Ed)では、Chapter 17、P.800にMichael Additionsの項があり、'Conjugate addition of enolate anions to α,β-unsaturated carbonyl compounds are known generally as Michael additions'とありました。また、マクマリー有機化学(英語版・5th.Ed)では、Chapter 23、P.955にThe Michael Reactionの項があり、冒頭で共役付加について述べ、続いて'Exactly the same kind of conjugate addition can occur when a nucleophilic enolate ion reacts with an α,β-unsaturated carbonyl compound--a process known as the Michael reaction'とありました。ソロモン、マクマリーともにマイケル付加(マイケル反応)をエノラートイオンによる共役付加に限定しているようです。さらに、手元のペンギン化学辞典のマイケル付加の項を確認したところ、「元々はエノラートイオン求核剤による共役付加反応に限定して用いられてきた語であるが、現在では広く共役付加全体をマイケル付加と呼ぶようになっている」とありました。定義が変わりつつあるところと思われます。改めて調べてみると、統合すべきかどうか迷いが生じました。統合しなくても、両者の関係性、呼称の変遷に関する記述は必要な気がします。--京都人2000(会話) 2013年7月29日 (月) 10:27 (UTC)
- どのテキストも間違ったことは書いていないですね。共役付加全体にマイケル付加を拡大しているようですが、その他の名前がついている共役付加もありますし、統合しなくてもいいんじゃないでしょうか。呼称についてちゃちゃっと付け足してみました。--Liberia(会話) 2013年8月1日 (木) 14:18 (UTC)
- 納得いたしましたので、統合提案を取り下げました。--京都人2000(会話) 2013年8月2日 (金) 01:34 (UTC)