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ノート:ブラキラエナ・フイレンシス

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質問

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「果実には毛のある小さな種子が見られ」とありますが、種子は果実の中に入っているものですし、キク科では種子と果実が一体化しているのが普通です。また、毛があるのは冠毛のことなのか、表面に生えている毛のことなのか分かりません。ですからこの部分は多分に意味不明なのです。元の文はどうなっていますか?--Keisotyo会話2018年4月12日 (木) 21:20 (UTC)[返信]

Fruit: Tiny hairy seeds; look like white fluff once they have fallen on the ground.Dharani 2002: 61
です。まず、私はお恥ずかしい事に「キク科では種子と果実が一体化しているのが普通」ということを全く存じませんでした。典拠にある「果実」とされている画像が腑に落ちず「葉」の誤植ではないかとさえ判断した上、ここに示されていない本当の果実があって、それが割れた、もしくはそれを人為的に割った状態の事について説明しているのではないか、とさえ考えました。「痩果」(achene)という概念があるのですね。これを受けて調べ直しましたところ、
Achenes in female columnar or flattened, slightly narrowed towards the base, 2.8–4 mm long, 5–8-ribbed, densely pubescent and glandular;(Beentje, H.J. (ed.) (2000). Flora of Tropical East Africa: Compositae (Part 1), pp. 4–6. Rotterdam/Brookfield: A.A.Balkema. ISBN 90 6191 395 0 NCID BA50294982
という記述を見つけました。これは全体が毛に覆われているものと判断できるでしょうか。
 ところで丁度お訊ねしたいと考えていたのですが、学名のカナ表記につきましてはこれで問題無いでしょうか。
 また記事の主題からは話が逸れるのですが、今回の私の様におさえておくべき知識が無いのに無理をして杜撰な判断を行った結果劣悪な生物学的記述を含む記事を世に出すぐらいであれば、典拠として知見のある執筆者に参照して貰いたいものを添えて、執筆を検討中の植物記事について全て執筆依頼に回した方が良いでしょうか。和名どころか学名のカナ表記すらされた例があるのか怪しい植物に関して、日本語版に欲しい記事が相当な数あるのですが、今回の件を受けてこのままでは誤った素人考えに基づく低品質な記事を許容し難いレベルで量産する恐れがあるという意識を抱きました。--Eryk Kij会話2018年4月13日 (金) 10:32 (UTC)[返信]
 今後の執筆のあり方について再考致しましたが、主に私が関心を抱いているのは民族植物学的な観点ですので、あるいは生物学的記述を含めないものを私が執筆し、生物学的記述に関してはWikipedia:加筆依頼#自然科学で他の執筆者にお任せする、というやり方のほうが妥当でしょうか。他に特定の植物の学名やシノニムの扱いにつきましても相談しておきたい事があるのですが、話が長く込み入ったものとなる見通しである上に流石に脱線が過ぎますので、その件につきましては近々井戸端での議論提起を検討しております。--Eryk Kij会話2018年4月14日 (土) 05:06 (UTC)[返信]
訳してみますか。
雌にある種子は円柱状か扁平、基部に向かってある程度細くなっており、長さ2.8-4mm、5-8本の稜が走り、柔毛と顆粒を密生する。
ここからは表面に毛があることは読み取れますが、冠毛があるのかどうかは分からないですね。その前後に書いてあるのではないでしょうか。「小さな種子」はglandularだったのでしょうか。であれば、表面に細かな粒状の突起がることを意味するものと思い生ます。
それ以外にも、葉の記述などにも疑問がありますね。
  • 「執筆を検討中の植物記事について全て執筆依頼に回した方が良いでしょうか」という話ですが、ある程度はそうだと思います。あるいは生物関係のポータルなどに問い合わせしてもいいかも。ただ問題は、原典を見ることが出来るとは限らないことですね。元が英語版ウィキペディアであったり、ネット上で確認できる文献ならいいのですが、そうでない書籍なら、これを参照するのは難しいです。であれば、こんな風にひとまず訳してもpらったものを確かめながら見直しする、というのも一つの手だとは思います。
  • あと、議論の提起については、期待しています。出し先がどこがいいかは、私にはちょっと分からないですが。--Keisotyo会話2018年4月14日 (土) 08:09 (UTC)[返信]
  • 返信 (Keisotyoさん宛) ありがとうございます。ここまでの検討の内容を反映致しました(Special:Diff/68152439/next)。「小さな種子」は最初に提示致しました Dharani (2002: 61) の Tiny hairy seeds を持ってきたのですが、生物学的にあまり正確ではなくそのまま百科事典の出典として使うのは問題があるかもしれないと思えて参りましたので、果実に関する記述は丸ごと削り、Keisotyoさんが訳して下さった Beentje (2000) の内容を少し改変させて頂いたものを差し替えに用いさせて頂きました。
 冠毛pappus のことであるのでしたら、Beentje の B. huillensis の痩果についての記述の直後に、
pappus of pale tawny minutely barbellate setae, 4–6.5 mm long.p. 6
とあります。一ページ戻ってp. 5には痩果のスケッチ(図9)があり、これを見る限り両端を除く全体が毛に覆われている様には見えるのですが、そのことがはっきり文章になっていないと「全体が毛に覆われている」と書けないのが辛いです。
 また、葉については Dharani の以下の記述を持ってきたものとなっています。
 Leaves: Narrow; spear-shaped; up to 10 cm long; sharply tipped; base long and tapering; margin often wavy; in upright bunches; shoots with cream hairs; mature leaves white and hairy below but shiny above.
Beentje も Dharani もGoogle Booksで見つけたもので、いずれも私が昨日以前に確認した時点では確かにプレビューで読む事が可能であったのですが、Dharani の方は現在プレビュー不可となっています。今回提示したものは私が手書きで控えておいたものなのですが、Dharani はCiNiiや国立国会図書館サイトで検索をかけてもヒットなし、つまり日本国内から内容を知るにはGoogle Booksを利用する以外の手段がほぼ存在せず、これが遮断されたとなると他の方による検証が難しくなりますね……。これを典拠として挙げて執筆・加筆依頼を出そうという算段であったのですが、別の方法を検討せねばならなくなりました。--Eryk Kij会話2018年4月14日 (土) 16:37 (UTC)[返信]