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ノート:フェルミ液体論

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拝読した感想です。専門的知識がないので、はずしているところがあるかもしれません。ご容赦下さい。

  1. Differences from Fermi gas節の"Still, these mean-field interactions ..."のStillですが、準粒子系にこのような平均場相互作用は存在するが、しかし、上の節にある(Golden ruleを使った)説明により散乱には寄与しない、というようなニュアンスではないでしょうか。訳さないままにするのも一つの考えだと思いますが、私でしたら補って、「フェルミ液体にはこのような平均場相互作用があるが、しかしこれは上の節で説明したように準粒子の散乱(異なる運動量状態間の遷移)を引き起こさない。」としてみたくなります。
  2. 原文の問題ですが「逆の極限では、・・・」の文はそのままだと一読したとき分りづらく感じました。補って、「寿命が非常に短かい場合には」としてみるのはいかがでしょうか。
  3. 「全重みの剰余は」と訳されている"The remainder"についてですが、剰余というのがこの分野、文脈で良く使うテクニカルタームでないのであれば、意味を補って、「全重みの準粒子からくるピーク部分以外の振舞いは」あるいは「全重みの準粒子からの寄与以外の振舞いは」のような感じにしてみてはいかがでしょうか。
  4. 「(直流抵抗のT^2依存)」の部分は翻訳抜けでしょうか。
  5. 非フェルミ液体節の「そのような振る舞いの別の例」は何を受けているかやや曖昧なので「非フェルミ液体の別の例」のような感じでどうでしょうか。
  6. 「ホログラフィックなゲージ/重力双対をもつ「創発的」ゲージ理論を用いた記述がある」はもし原文に忠実にするならば「「創発的」ゲージ理論による記述をホログラフィックなゲージ/重力双対を用いて解析する試み」でしょうか。

--働けよおっ会話2017年8月12日 (土) 06:00 (UTC)[返信]