ノート:バックホー
項目名
[編集]バックホーという言葉はアームの先にバケットを備えた建設機械の総称として不適当ではないですか? 英語版を見るとバックホーとはアタッチメントの名前でキャビン・エンジン・走行装置を備えた機械全体の名称ではありません。自分はバックホーとは機械全体の呼称と思っていましたし、英語版も一般的にいってあまり信用出来ませんが、ともかくパワーショベルの方が適当な総称だと思います(英語ではExcavatorでいいと思いますけど)。Ypacaraí 2005年1月15日 (土) 04:32 (UTC)
- 英語版を見て意味にズレがあるようだなと気にはなっていました。私はこの種の機械を運転できる資格(車両系建設機械運転技能講習修了証)を持っているのですが、そのときの教科書ではバックホーと呼んでいました。パワーショベルというのは厳密には別の機械です。(ショベルの向きが逆)。運転技能講習の教科書が絶対ではありませんが、少なくとも現場での呼び習わしやメーカー独自の用語よりは客観性があると思います。Mononohazumi 2005年1月15日 (土) 13:55 (UTC)
- むかしは信頼性のある油圧駆動装置が無かったので電動機で複数のウィンチを動かしワイヤーでアームやバケットを操作していたわけですよね。
- たぶんその方式ではバケットを正面向きに取り付けていないと力が加えにくかったのが、油圧式が登場して手前向けに取り付けて使えるようになったのだと思います。だから、今は「パワーショベル」という名称はバケットの向きに無関係なんじゃないかと思います。メーカー独自というと、コマツですか?
- http://d.hatena.ne.jp/junx/20040319 に「油圧ショベル」が業界で正式に統一された言葉だと書いてありますが、これじゃダメですか?
かなり考え込んでしまいましたが、
- 業界とは日本建設機械工業会を指すようだが、技能講習のテキストを編集した建設業労働災害防止協会のほうが公的性格が強いように思われる。工業会が製造業の一部を対象としているのに対し、建災防は建設業全体を対象としている。また、テキストの編集委員には建機メーカーの人間も含まれている。
- 広辞苑第5版と大辞林第2版はいずれもバックホーとパワーショベルをバケットの向きによって呼び分けるとの記載で、「油圧ショベル」は載っていない。
- グーグルでの該当数も、バックホウとの表記を合わせれば、油圧ショベルやパワーショベルと大差ない。
というわけで、(1)根拠のない名称ではない(2)国語辞典に載っている(3)ウェブ上での使用頻度も低くない、の3つの理由から、微妙な差ですが、「バックホー」のほうが適当だと考えます。(かと言って「油圧ショベル」が不適当だとも思いません)Mononohazumi 2005年1月16日 (日) 08:34 (UTC)
- 了解しました。というか見解が違うけどページを作っ人にお任せします。だけど、リンク先はどうします? 内容的にen:Backhoeでなくてen:Excavatorですよね(Backhoeの筆者は装置とキャビンが旋回軸に載っているのをエキスカベーターという、と書いてますが)。Ypacaraí 2005年1月16日 (日) 11:13 (UTC)
確かに英語版へのリンクをたどると変な感じがしますね。用語の混乱についても説明が必要でしょうね。Mononohazumi 2005年1月16日 (日) 14:12 (UTC)
お詫び
[編集]Ypacaraíさんへ
技能講習のテキストを探し出して(苦労しました)確認したところ、記憶違いがありました。確認してから書くべきでした。すみません。
具体的には
- バケット上向きは「パワー・ショベル」。
- バケット下向きは「ドラグ・ショベル」(「バックホウ」ともいうとの記載あり)。
- ショベルの代わりにUFOキャッチャーのようなのがついたのは「クラムシェル」。
- クレーンの先にバケットがついたようなのが「ドラグライン」
- 以上を合わせて「ショベル系建設機械」という。
という分類でした。1~4の名称は労働安全衛生法施行令に拠ったものです。Mononohazumi 2005年1月17日 (月) 15:44 (UTC)
名称に関するメモ
[編集]技能講習テキスト
[編集]- バケット上向きは「パワー・ショベル」。
- バケット下向きは「ドラグ・ショベル」または「バックホウ」。
コマツ
[編集]- 総称は「油圧ショベル」または「パワーショベル」
- バケット上向きは「ローディングショベル」
- バケット下向きは「バックホー」
コマツの子供向けサイトによる。
ヤンマー
[編集]- 小さいのは「ミニショベル」
- 大きいのは「バックホー」?
広辞苑第5版
[編集]- 地表面から上を掘削するのに向いたのは「パワーショベル」
- 地表面から下を掘削するのに向いたのは「バックホー」
大辞林第二版
[編集]- 地表面から上を掘削するのに向いたのは「パワーショベル」
- 地表面から下を掘削すべくパワーショベルの掘削具を替えたものがバックホー。
ウィキペディア英語版
[編集]- トラクター?の後ろにつけたアタッチメントがbackhoe
- ここで論じているような機械はexcavator
土木積算関係資料いろいろ
[編集]- 建設機械化協会の損料算定表「バックホウ」 小さいのは「小型バックホウ(ミニホウ)」
- 国土交通省・土木工事積算基準「バックホウ」 (赤本/黄本)
- 農林水産省・土地改良工事積算基準「バックホウ」
- NEXCO・土木工事積算基準「バックホウ」一部に「ドラグショベル」記載もあり
- 建設物価調査会の建設物価 「バックホウ」
- 経済調査会の積算資料 「バックホウ」
というわけで、土木積算界隈では総じて「バックホウ」です。
グーグルでbackhoeの定義を検索
[編集]日本語の「バックホー」と同じとも取れる。
グーグルでbackhoeでイメージ検索
[編集]ウィキペディア英語版でbackhoeとして説明されているような機械が中心だが、excavatorとして説明されている機械も混じる。
グーグルでexcavatorでイメージ検索
[編集]ウィキペディア英語版でexcavatorとして説明されている機械ばかり。
その他
[編集]- ショベルカー:マスコミ用語?警察が好んで使用する用語なので、その発表内容をニュースソースとするマスコミで使用される頻度が高かったようだが、現在ではマスコミも「油圧ショベル」を使用するのが一般的であるようだ。
- トラクタショベル:バケット上向き。アームの力で掘削するのでなく車両自体が前進しながら掘削する。
- ショベルローダー:トラクタショベルと似ているが、建設機械でなくバラ物荷役用の機械。
- ユンボ:商品名。現場では通称としてよく使われる。
考察
[編集]- 少しずつ用語にずれがあって頭が混乱してくる。
- 紛らわしくない(意味の揺れがない)ことを優先するなら、上向きローディングショベル、下向きバックホー、2つ合わせて油圧ショベルといったところか。
海外での名称
[編集]以前、タイ、インド、UAE (アラブ諸国にはここからバラまかれる) やトルコに輸出する仕事をしていましたが、 Excavator が、世界共通語では? US, UK, China や Korea のマーケットは、守りが硬くて、入り込めませんでしたが、どの国でも Excavator と呼ばれています。
Backhoe と言っても、通じません。
この名称が通じるのは、日本だけなのでは?
排土板に関する記述をどなたかお願いできますか
[編集]当方本職ではないのですが、大型のバックホーはともかく、小型のものは排土板(という表記でいいのでしょうか)を装着したものが多いです。操作系に含めていただけるとよいかと思います。なお、現場の運用では、排土板接地、バケット接地、エンジン停止の上でオペレーターが離れます。--Mobius1(会話) 2017年6月4日 (日) 13:47 (UTC)