ノート:ハーシーとチェイスの実験
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利用者‐会話:Ksがのびてしまったのでこちらへ移します。続きはこちらで。--Ks 2008年11月29日 (土) 11:42 (UTC)
ハーシーとチェイスの実験中の「解釈」について
[編集]初めまして。当該項目を翻訳しましたSilverFishと申します。 私は当該項目を単に翻訳したのみであり、内容について詳しくは無いのですが、幾つか興味を覚えましたので、質問させて下さい。
- この実験から、ファージの外殻が細菌細胞内に入ることが無い、と分かるのでしょうか
- この実験以前にはファージの構造は分かっていなかったのでしょうか?(現在では、のくだり) 翻訳しながら、電子顕微鏡で見れるようになり、予め構造が分かっていたので、実験に利用したのかな、と思っていたのですが。
- 前項含め、ファージの外殻が超音波等で回収できる、といった、ファージを主体に置いた記述はファージの項目が適切でしょうか
(多分、訳の中にあった、接続詞の乏しいファージ関連部分を整理、補填して残そうとして下さったのだと思うのですが……)
そして全然関係ありませんが、リナザウ良いですよね。私は古き760ユーザーですけれど=D--SilverFish 2008年11月26日 (水) 02:37 (UTC)
- ご質問の細部については、実は知りません。ただし、現行の文章では、実験前から内部に入っているのが遺伝子だ、と言うことになっているから、そこを変えることに主眼を置きました。改めて言われると、確かに確認が必要ですね。見直します。--Ks 2008年11月26日 (水) 02:40 (UTC)
- とりあえずですが、岩波新書の『生物と無生物の間』(1956初版)によると、やっと外形が見える様になったばかり、と言う様子。ファージについても頭部と尾部のことは書いてますが、しっぽの先の足のことは書いてません。それどころか、DNAが遺伝子だと言い切るのも嫌な様な書きっぷりでした。そのあたり、もう少し調べてから書き足してみたいと思います。もちろん、分野違いなのでもっとよく知ってる人がやってくれたらその方がいいですけど。--Ks 2008年11月26日 (水) 07:13 (UTC)
- なるほどなるほど。どうもありがとうございます、納得です。実験の内容としては、遠心分離しているので、ここからはファージの外殻が細菌細胞内に入っていたかどうか、確かめる術がないのではないか、と思うのですが、確たる証拠も無いので、調べてみることとします。またどうぞよろしくお願いします。--SilverFish 2008年11月26日 (水) 08:58 (UTC)
- 横から失礼します。もし答えになっていなかったら申し訳ありませんが、感染した細菌から硫黄35が検出されないことにより、ファージから細菌へのタンパク質 (外殻) の混入は否定できるのではないでしょうか。一方、感染した細菌からリン32が検出されることにより、ファージから細菌へと注入されたのは DNA であると結論することが出来るのだと思います。この実験により、遺伝情報を担っているのはタンパク質なのか DNA なのかという論争に決着がついたのだと高校生物で習った気がしました。一応参考URLを。--Choms 2008年11月28日 (金) 10:36 (UTC)
- Chomsさん、参考URLをどうもありがとうございます。感染した細菌から硫黄35が検出されなければ、勿論外殻の注入は否定出来るのですが、例えば提示していただいたURLのサイトですと、そもそも外殻が注入されていないことを前提としていますし(外殻が注入されていないので攪拌で「はず」し、除去分離が出来る)、ミキサーにかけてしまうと(遠心分離のために細胞膜をバラしてしまうと)外殻が細菌細胞内にあろうと細胞外に付着している状態だろうと、一緒に混ざってしまい、区別が付かなくなるのではないか、と疑問を覚えたわけです。ちなみに元英語記事だと私がミキサーと訳した部分はblenderなのですが、ひょっとしてこれ、攪拌機とでも訳す方が適切で、私が勝手に想像していた、細胞を破壊する為のミキシングではなく、外殻のみを振り落とし、分離する為の攪拌なのでしょうか。それだと納得出来ますが。(当該ノートでお尋ねした方がよかったかもしれません。Ksさん、すみません)--SilverFish 2008年11月28日 (金) 12:49 (UTC)
- 横から失礼します。もし答えになっていなかったら申し訳ありませんが、感染した細菌から硫黄35が検出されないことにより、ファージから細菌へのタンパク質 (外殻) の混入は否定できるのではないでしょうか。一方、感染した細菌からリン32が検出されることにより、ファージから細菌へと注入されたのは DNA であると結論することが出来るのだと思います。この実験により、遺伝情報を担っているのはタンパク質なのか DNA なのかという論争に決着がついたのだと高校生物で習った気がしました。一応参考URLを。--Choms 2008年11月28日 (金) 10:36 (UTC)
- なるほどなるほど。どうもありがとうございます、納得です。実験の内容としては、遠心分離しているので、ここからはファージの外殻が細菌細胞内に入っていたかどうか、確かめる術がないのではないか、と思うのですが、確たる証拠も無いので、調べてみることとします。またどうぞよろしくお願いします。--SilverFish 2008年11月26日 (水) 08:58 (UTC)
- とりあえずですが、岩波新書の『生物と無生物の間』(1956初版)によると、やっと外形が見える様になったばかり、と言う様子。ファージについても頭部と尾部のことは書いてますが、しっぽの先の足のことは書いてません。それどころか、DNAが遺伝子だと言い切るのも嫌な様な書きっぷりでした。そのあたり、もう少し調べてから書き足してみたいと思います。もちろん、分野違いなのでもっとよく知ってる人がやってくれたらその方がいいですけど。--Ks 2008年11月26日 (水) 07:13 (UTC)
(インデント戻し)立て続けの補足、大変失礼します。ミキサーの訳については同じ語を用いている書籍が確認出来たことからとりあえずそのままに、またそれに併せて遠心分離部分の記述も修正しました。同位体標識のカタカナ日本語訳としては、Goggle調べでマークよりラベルの方が多かった……と思っていたのですが、同位体ページの同位体標識化合物の項では「マークする」の例が挙げられていましたので、とりあえずそちらで用語を統一しました。会話ページで長々と申し訳ありません。--SilverFish 2008年11月28日 (金) 13:22 (UTC)
- おっしゃる通り、この実験でミキサーを用いたのは外殻を除去するためで、細胞を破砕したわけではないと思います。細胞を破砕しないからこそ、後の遠心分離による操作によって、ファージの外殻だけが浮き、感染した細胞だけが沈んでくるのではないでしょうか。おそらく細胞を破砕するためには、ホモジナイザーを使う方が多いのだと思います。私自身の分子生物学の知識は学生実験でやった程度なんですが、『遺伝子 第4版』(Benjamin Lewin著、榊佳之・向井常博・菊池韶彦訳) でこの項目を調べた所、ミキサーで処理した後の模式図では細胞は壊れていなかったので、おそらく大丈夫かと。ちなみにこの本では、『ミキサー』と『ブレンダー』の2種類の訳語が混ざって使われていました。放射性同位体に関しては『ラベルする』、『標識する』とかが一般的な気がしますが、分野によって違うのかも知れませんね。会話ページをお邪魔して申し訳ありません。--Choms 2008年11月29日 (土) 03:00 (UTC)
- 一部表現等修正と補足をいたしました。解釈は皆さんのお考えの通りで、ミキサーは大腸菌細胞膜外部に張り付いた外郭を振るい落とすための工程で、細胞の破砕は行なっていません。「マークする」については(少なくとも私の分野では)あまり使用しない表現なので「ラベルする」に変更させていただきました。元の表記が良ければ戻してください。--Reikoh 2008年12月22日 (月) 09:28 (UTC)