ノート:ヌアザ
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語源について
[編集]「幸運をもたらす者」という語源はなにか根拠があるのですか?ヌアザの語源はおそらくノーデンスで、ノーデンスの語源はゴート語におけるgetやcatchに相当する言葉とマイヤーの『ケルト辞典』には書いてあります(ちょくちょくミスのある本ですが…)--雲霞(会話) 2015年11月6日 (金) 13:04 (UTC)
- あー、これも『ケルトの神話 女神と英雄と妖精と』(p.81)なんですね…見落としていました これ以外の出典をご存じの方がいたら教えていただけないでしょうか--雲霞(会話) 2015年11月7日 (土) 17:23 (UTC)
ヌアザとゼウス
[編集]ヌアザをゼウスやユピテルに例える事の出典を求めます。なぜ要出典を貼らずにノートでお尋ねするかというと、実は出典を一つ知っているのです(『ケルトの神話 女神と英雄と妖精と(井村君江)』)。文庫版で言うとpp.72,82に書いてあります。作者の井村はキャリアは出典にするには十分だと思うのですが、この本の方はあくまでケルト神話をお話として語る本でwikipediaの出典とするには向かないと思います。それ以外の本で出典をご存じの方がいたら教えていただけると幸いです。--雲霞(会話) 2015年11月6日 (金) 13:04 (UTC)
- 自分で言うのも何ですが、JOHN RHYSの"LECTURES ON THE ORIGIN AND GROWTH OF RELIGION"[1]で言及されていました。--雲霞(会話) 2016年2月10日 (水) 14:35 (UTC)
ヌアザを殺したのは誰か
[編集]ヌアザを殺したのは「クロワ・クルワッハ」なのでしょうか?国内の本を読む限りヌアザの死因はぼかされていることが多いのですが。
- 『ケルト事典(マイヤー)』
- 戦いのうちにバロールはヌアザを倒す
- 『ケルトの神話・伝説(ディレイニー)』
- バロールは邪眼によってヌアザを倒す
- 『ケルト神話の世界(ブレキリアン)』
- ヌアザはバロールの一撃に倒れる
--雲霞(会話) 2015年11月6日 (金) 13:04 (UTC)
アイルランド来寇の書の英訳本がパブリックドメインになっていた[2](翻訳者の死後50年以上が経過しているので日本では著作権切れ、発行は1938年だが著作権の更新手続きを行っていないので合衆国でもパブリックドメイン化)ので読んでみたのですが、バロールに殺されたことになっていますね。--雲霞(会話) 2015年11月11日 (水) 16:06 (UTC)
- 雲霞さん、ヌアザがクロム・クルアハに殺されたと書かれているのは健部伸明と怪兵隊著、新紀元社刊の『虚空の神々』ですね。同書だとマッハとネヴァンもこの時同時に殺されたことになっていますけど上述の著書ではやはりバロールに殺されたことになっているのでしょうか?あと、クロム・クルアハの記事から「その姿は巨大な怒れる羊の角を生やした(または牡羊の頭をした)蛇(竜身)ともされ」の文章やCategory:神話・伝説の蛇やCategory:ヨーロッパの竜が消えてますがクロム・クルアハは蛇や竜の姿をした神ではないのですか?--Greif(会話) 2015年12月18日 (金) 08:39 (UTC)
- 気づくのに遅れました。申し訳ありません。
- クロム・クルアハその物に関するご質問についてはノート:クロム・クルアハにてお答えします。
- まず前提として、健部の『虚空の神々』やそれに影響を受けた日本人作者による書籍は基本的に信頼がおけません。と言うのも、健部はアイルランドの神話その物ではなくジム・フィッツパトリックによる神話をアレンジした小説を神話として捉えていると考えられるからです(これは私が自分の力で知り得たことではありません。Kiyoweapさんが執筆された記事で知ったことです)。私が既に挙げたマイヤーなどのケルトの専門家の著作における記述と健部らのそれが大きく異なるのはこれが原因です。
- そもそも神話や説話には専門の学者が存在し、彼らの著作が発行されているのですから、健部の書くようなゲームのソースブックを参考文献に使用するのは避けるべきだと考えていますが、アイルランドの神話に関してはこのような特殊な事情があるため、特に注意が必要となります。
- 「上述の著書ではやはりバロールに殺されたことになっているのでしょうか?」
- バロールに殺害されたのはヌアザとマッハの二名です。第一稿本¶312[3]、第二稿本¶331[4]に書かれています。--雲霞(会話) 2016年1月7日 (木) 20:43 (UTC)
- 成程、ジム・フィッツパトリックの小説が元だったんですね。ご指摘ありがとうございます。それではネヴァンの記事の「バロールに殺された」という部分は削除しておきます。--Greif(会話) 2016年1月11日 (月) 12:11 (UTC)
- 健部の『虚空の神々』には、私が知る限りアイルランドの古文学の原典にはない記述や解釈がある幾つかあると思います。そして建部の出典を突き止めるのもなかなか難しい。どうやらジム・フィッツパトリックという作家の創作物が元らしいというのは、やっと見つけた手がかりみたいなもので、せっかく得た手がかりがもったいないので記事本文に書いたかもしれませんが、しばらく経ってもいまだに誰にも出典文献にあたって裏を取ることができない現状のようですから、ノートに移転しておきましょう。
- 雲霞さんがすでにMacalister編訳の『アイルランド来寇の書』をあたっていますが、私がメモったところでもヌアザを殺したのはバロールであったと書かれてありました。『マグ・トゥレド(モイトゥラ)第二のの戦い』アイルランド語 英語にも”Then Núadu Silverhand and Macha the daughter of Ernmas fell at the hands of Balor grandson of Nét"とあり、ヌアザはバロールに斃されたことになっています。--Kiyoweap(会話) 2016年1月11日 (月) 23:04 (UTC)
- 機械的にクロウ・クルワッハに殺されたとする記述をバロールに殺されたと置き換えたのですが、それが原因でネヴァンの記事に虚偽の記述を作ってしまいました。それにGreifさんが気がついて、質問の形で確認して修正してくださったんですね。ご迷惑をおかけしました。Kiyoweapさんも出典を追加してくださってありがとうございます。--雲霞(会話) 2016年1月17日 (日) 02:12 (UTC)
- 成程、ジム・フィッツパトリックの小説が元だったんですね。ご指摘ありがとうございます。それではネヴァンの記事の「バロールに殺された」という部分は削除しておきます。--Greif(会話) 2016年1月11日 (月) 12:11 (UTC)