コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ノート:ナルシエフ

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

改名提案

[編集]

英語の文献で "Narseh" と書かれることが多い、昔のペルシアの人名は、日本語の文献では「ナルセー」の読みが便宜的にあてられていることが多いと思われます(例えば、宮本亮一 バクトリア史研究)。「ナルセ1世」のように「ナルセ」も多いですが。他方で、この人のライフヒストリーの叙述はほとんどすべてを漢文史料に依拠していますので、百度百科事典のように、漢籍に見える表記を記事名にするのも一案です。そこで「泥涅師」はいかがでしょうか。例えば、Victor Cunrui Xiong 著, Historical Dictionary of Medieval China などを出典です。--ねをなふみそね会話2019年5月21日 (火) 02:55 (UTC)[返信]

  • 前嶋信次「タラス戦考」『民族・戦争: 東西文化交流の諸相』誠文堂新光社、東西文化交流の諸相刊行会、1982年9月30日発行、ISBN 4-416-88215-7、 56頁 (初出は『史学』第31巻1~4号 昭和33年11月、第32巻第1号 昭和34年4月)によると、「桑原博士の説の如くペルシャ人名Narses (中略) Narsī であり Narses はなまりである。」とありますが、ちょっと古いですかね?
  • 東大寺教学部編『新版 シルク・ロード往来人物辞典』昭和堂、2002年11月30日 初版第1刷発行、ISBN 4-8122-0219-1、46頁。では、「泥涅師 でいでつし」で立項されており、ナルセフ Narseh と補記されています。ただし、同じ頁に、「卑路斯 ひろす」という項目 (でいでつしさんのペダルです)もあり、「伊嗣侯 (ヤズドガルド)」という表記もあり、「それで本当にいいのかなぁ」と、かなり悩ましいところです。--Takabeg会話2019年5月24日 (金) 13:10 (UTC)[返信]
en:Narseh が出典としている Encyclopaedia IranicaNARSEH では、2016年時点での学界の研究成果が集められています。たぶん。それによると、古ペルシア語の *naryasa(n)ha- (ナルヤサンハー?でしょうか)に由来するそうです。中期ペルシア語、ラテン語、シリア語、アラム語、アルメニア語、コプト語のラテン・アルファベットへの転写が示されますが特に読みについては解説していません。Narses はギリシア語かラテン語なので、「ペルシャ人」としては Narsī が適切ではないか、というのが前嶋信次 (1969年) の見解ではないかと解されます。しかし、古典期新ペルシア語では、Narsē になるんでは?というのが、私の理解です。出典に挙げられているCHINESE-IRANIAN RELATIONS xv. THE LAST SASANIANS IN CHINA でも Narseh と古典期新ペルシア語風。enwp の Narsieh の表記には根拠があるのでしょうか。ペダルの卑路斯も「ペーローズ3世」と古典期新ペルシア語風で立っているので、「ナルセー (ペーローズ3世の息子)」がいいかなと。他方で、泥涅師にすれば、読み方がよくわかっていないという問題点をスキップすることができます。判明している情報のほとんどが漢籍に依拠するので、泥涅師がいいのではないかな、という感じです。確かに悩ましい。改名は急ぎませんので、情報提供をいただけるとありがたいです。--ねをなふみそね会話2019年5月26日 (日) 01:03 (UTC)[返信]

「ほとんど中国語文献に依拠している」で、Tzachasを思い出しました。本記事名を「泥涅師」にするのと少し似たアプローチだと思います。Tzachasってギリシャ語文献にしか出てこない人物なんです。改名後、トルコ人利用者の方から反論を受けましたが、トルコ語名はあくまでも推定に過ぎません。ただ、こちらのほうは各国語ソースでも「ナルセー」系で落ち着いている感じがします。ペルシャ語版は、「ナルスィー (ヤズゲルド3世の孫)」となっています。本記事名が泥涅師になったり、ペーローズ3世卑路斯になったりする可能性はゼロではありませんが、ヤズデギルド3世の記事名が伊嗣侯になることはなさそうなので、ベターな選択かもしれません。そうした場合、ナルセー (ヤズデギルド3世の孫)でしょうか?--Takabeg会話2019年6月2日 (日) 10:11 (UTC)[返信]