ノート:チチュウカイマダコ
改名提案
[編集]本項目名 Octopus vulgaris から、チチュウカイマダコへの改名を提案します。
本種 Octopus vulgaris はこれまで日本近海のマダコと同一種とされ、この学名を持つ種に「マダコ」の和名が当てられてきました(本文参照)。長い間、種の実体は異なるのではないかという指摘もあったものの便宜的に Octopus vulgaris = マダコ とされてきました。近年、分子系統解析により全世界の Octopus vulgaris を細分化しようという研究が進展しました。日本のマダコは Gleadall (2016) によって、分類学的な取扱いと形態学的な特徴の再記載が行われてドルビニが記載した Octopus sinensis に該当するとされ、現在ではこの学名が用いられます。しかし、池田 (2020) ではこの研究に触れつつも、それぞれの和名の関係は解消されず、Octopus vulgaris にマダコの和名が与えられていました。学名の仮名書きの例がいくつか見られるものの、オクトプス・ウルガリス (カレッジ 2014)、オクトプス・ブルガリス (奥谷 1991)、オクトパス・ブルガリス (奥谷 1994) などと表記には揺れがありました。そのため、本項では PJ:BIO#項目名 に従い、学名を項目名として記事を立項しました。
新田・松本・浦部 (2023) はアオリイカの条虫に関する論文ではありますが、私の知る限りここで初めて Octopus vulgaris に「チチュウカイマダコ」という和名が与えられました。また、サイ・モンゴメリー (2024)『神秘なるオクトパスの世界』(定木大介訳・池田譲日本語版監修)および、それを引用したナショナル・ジオグラフィック日本版 2024年5月号すが、本種の和名に関しては分布の中心を示す「地中海」を冠し、日本のマダコに近縁で、その土地で普通かつ経済的に重要な種であるため「真蛸」を意味する和名は適切といえます。これらから、用例・妥当性の両面において、項目名として「チチュウカイマダコ」は適切であり、改名を提案します。--Kingfiser(会話) 2024年9月6日 (金) 07:27 (UTC)
- 済 改名しました。--Kingfiser(会話) 2024年9月13日 (金) 08:23 (UTC)